「ケアマネの正しい歩き方」 ~ケアマネタマゴに贈るケアマネ道!~ -110ページ目
身体的に健康でいるためには
「循環すること」に注意を払う、
ということでしたね。
それには心臓と腎臓の働きが
大事だよ、というのが
前回のお話でした。
「循環すること」の視点でみれば、
とっても大事なものがあります。
それは、「血管」です。
血管は血の流れるトンネル、
みたいなものですね。
これは小さい子でも知っている。
では、血液は何をしているかというと
それはちょっと勉強しないと分かりません。
このブログを読んでくださっている人は
当然知ってるでしょうけど。
ひとつめは「栄養と酸素を送り届けること」
ふたつめは「細胞から出たゴミを集めること」
みっつめは「壊れた血管を治すこと」
よっつめは「病原菌をやっつける兵隊を
パトロールさせていること」
う~ん、あと何があるかな。
ホルモンを流すこと、なんかもありますよね。
まあ、ほかにもあるかもしれませんが
これが【ケアマネ職人】の実力です(苦笑)
とまあ、血液が流れているってことは
生きていく為にはとても大事なことですが、
うまく流れるためには血の管、
「血管」がと~~っても大事なんですね。
血管は土管のようなただの管、ではなく、
とっても伸縮自在、柔軟性のある筋肉です。
「血管年齢」とか言いますが、
血管が若いというのは健康である印、
でもあります。
しかし、残念なことにこの大事な血管を
痛めてしまう病気があります。
「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」
などですね。
どの病気も血管を痛めてしまいます。
血管を痛めると「動脈硬化」といって
血管が老けてしまう状態になるのです。
見た目は若くても、「動脈硬化」が
進んでしまうと、将来は危険です。
心筋梗塞、狭心症、脳梗塞など
血管によるトラブルが起きる危険性が
高まります。
こうならないために元になる病気、
「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」たちを
上手にコントロールしていかなければいけません。
そのためには、食事、運動が大切ですし、
場合によっては、「内服薬の確認」、
もっといえば「受診しているか」みたいなことも
アセスメントしておく必要があるんですね。
さて、食事や水分、
排尿や排便を見たところで
今度は体の中に目を向けて
みましょう。
消化器の中では
栄養は小腸で、
水分は大腸で、
おもに吸収されていきます。
そのうち、栄養は
肝臓を経由して血液に乗って
体じゅうに運ばれます。
栄養素はそのままでは
体に取り込めないので
肝臓で加工されるわけですね。
さて、体じゅうに栄養を運ぶのに
血液に乗っていくわけですが、
ここで大きな働きをするのが
心臓です。
心臓は血液ポンプですから
適度な強さでテンポよく
動いてくれないと大変なのです。
そして、もうひとつ大事な臓器が。
それは腎臓です。
腎臓は栄養が燃えてできたごみを
おしっこと一緒に捨ててくれます。
そのとき、体の中の水分量に応じて
出すおしっこの量を決めています。
それと同時に電解質のバランスを
整えるために、必要な量だけ
体に戻してくれたりもします。
心臓と腎臓。
この働きが悪くなっている場合、
つまり心不全と腎不全の場合、
いろんな制限が必要です。
ひとつは水分。腎臓の働きが悪く、
飲み過ぎると排泄が追いつかなくなります。
体に水が溜まるということは
血液もふえるということで、
心臓に負担がかかります。
車は今はオートマばかりなので
例えが悪いかもしれませんが、
1速(ロー)のまま走ってみなさい、
エンジンがぶっ壊れてしまうでしょう、
やったことないですけど、きっとそうだ(笑)
心臓に負担をかけ続けるとは
きっとそういうことなのです。
だから水分制限が必要です。
あとは栄養。とくにタンパク質。
タンパク質は完全燃焼ができず、
燃えかすが残ってしまいます。
それを処理するのは腎臓。
だからタンパク質を摂りすぎると
燃えかすがふえて腎臓に負担が
かかるわけですね。
健康のために、栄養と水分は
しっかり摂ることが大切なんですが、
心臓と腎臓に疾患がある場合は、
摂ればいいってもんじゃない。
気をつけないといけないんですね。
食べるほうを見たら、
今度は出すほうも
見ていきましょう。
「食べる」「出す」をセットに
アセスメントをします。
まず、大便。
胃に物が入ると腸が動くので、
ふつうは食べるたびに出る、
ということになります。
新生児なんかはおっぱいを
飲むたびに気ばりますよね。
ただ、大きくなると
そこまで大便は出ません。
習慣的には朝、それも朝食後、
といったところでしょうか。
しかし、なかには
2~3日出ないって人もいます。
それでもお腹は張らない、と。
個人差が大きいんですよね。
あまりに出てなさ過ぎると
それは心配ですが、
ケアマネジャーとしては
便の回数よりは
便の性状でしょうか。
性状というのは、
普通便、下痢便、コロコロ便
といった便の様子のことです。
数日に1回しか出なくても
普通便なら問題なし、です。
下痢便だったら、感染症や
消化器系統に異常があるかもしれませんし、
下剤をたくさん飲んじゃっているとか、
別の見方をすれば、
しくじって介護者の負担が大きかったり
しているかもしれません。
またコロコロ便の場合、
十分な水分量が摂れていない
ことも考えられます。
「出す」もういっぽうは尿です。
尿のほうはまずは
回数や量は聞きますね。
個人差や飲水量などにも
左右されますが、
一般的には1日4~8回
くらいだと言われています。
あまりに少なすぎると
それはまずいです。
病気をうたがいます。
脱水になっているかもしれませんし。
「水分?飲んでるよ」って
たいていの人は言うんです。
でも、8割方、思い込みとか(笑)
おしっこの色やニオイや
そういうところを見るのも
大切かもしれませんが
私はそこまではしないな。
「気になるようだったら病院へ」
って言えばいいんです^^

