かたくるしい雰囲気ではなく、
アットホームな披露宴を希望する
新郎・新婦さんが、
乾杯の発声をお願いするゲスト。
それが「お子様ゲスト」
ということがあります。
もちろん「かんぱ~い」
だけでも全く問題ないのですが、
最近は事前にしっかりとあいさつを
覚えて準備してきてくれるお子さんが
いるんです。
先日司会を担当した披露宴で、
新婦さんの友人の3歳の男の子が
乾杯の発声をしてくれることに
なっていました。
事前に私の元にも、
スピーチの練習をしている様子を
動画で共有してもらいました。
「まことにせんえつではありますが・・・」
と一生懸命話している姿もさることながら、
大人であっても覚えきれないような
スピーチの内容をしっかりと暗記していて
思わず「お~すごい!」と、
感嘆の声を上げちゃいました。
そして迎えた披露宴当日。
披露宴前に、その男の子の元へ
確認をしに行ったところ、
動画で観た様子とは違って
ガチガチに緊張していて、
私の問いかけにも全然答えられない
そんな状態に・・・。
その子のお母さんも
「いっぱい練習してきたので、
本番は大丈夫だと思うんですが、
上手くスピーチできなかったら
フォローしてもらえると助かります」
と言われていました。
いざ迎えた出番。
大勢の大人の視線の中で、
言葉を発しようとしようにも
上手く出てこない様子の男の子。
結局、司会者の私とその男の子の
お母さんとで「かんぱ~い」と、
発声をすることに。
その後の歓談中も、
目にいっぱいの涙をためて
悔しそうにしている男の子。
「緊張しすぎちゃって、
ご迷惑をおかけしました。
多分今なら話せると思うので
リベンジさせていただけないですか?」
とお母さんから声を掛けられました。
乾杯の発声をお願いをしていた
新郎・新婦さんも「ぜひ!」
ということで、男の子のリベンジです。
先ほどのガチガチな様子とは
打って変わって、
「〇〇くん・〇〇ちゃん
けっこんおめでとうございます。
〇〇ちゃん、とってもきれいだよ。
〇〇くん、○○ちゃんを幸せにしてあげてね」
と順調な滑り出し。
とにかくその一生懸命な姿に、
会場中が応援の気持ちで祈りながら
男の子のスピーチに耳を傾けました。
「せんえつではございますが、
かんぱいのおんどをとらせていただきます。
グラスをおてもとにごよういください。
かんぱ~い!」
この可愛い乾杯の発声に、
新郎・新婦さん、そして全員のゲストが
祝杯をあげたのは言うまでもありません。
大人顔負けのスピーチに、
会場中が和やかな雰囲気になり
皆さんが笑顔になりましたよ!
ということで今日は、
お子様ゲストの可愛いスピーチを
ご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。