結婚式当日。
挙式が結ぶと次は披露宴。
ゲストは披露宴会場に入っていきます。
この時に新郎・新婦さんが
会場に入るゲストをお出迎えすることを
【迎賓】と言います。
先日司会を担当した新郎・新婦さん。
結婚式は自分たちが主役ではなく、
とにかく来てくれたゲストに
「おもてなし」をする時間にしたい
というのがおふたりの強い希望でした。
その気持ちを行動に表したいということで、
会場の入口でゲストに声を掛けながら
お出迎えをしていました。
かつてはほとんどの披露宴で
【迎賓】が行われていました。
ちょっとここで、何故に披露宴前に
【迎賓】あったのかの話を少しご紹介。
かつての結婚式は、
今のように挙式のスタイルが
多様化されておらず、
ほとんどが神社での挙式「神前式」
だったんです。
神前式では、新婦さんが白無垢で
挙式をして、披露宴前に色打掛に
衣装を替えることがほとんどでした。
神前式の出席は親族が中心のため、
友人や職場のゲスト等は披露宴から
列席してもらうことになるため、
挙式での白無垢姿を見てもらえません。
そこで披露宴前に、
ゲストを会場入り口でお出迎えして
新婦さんの白無垢姿を披露したことが
【迎賓】の始まりと言われているんです。
最近は、すべてが神前式ではなく、
キリスト教式、人前式、
挙式は別にすでに済ませている・・・
などなど色々な挙式のスタイルがあります。
さらには、披露宴入場シーンに
サプライズ感を出したいとか、
挙式から披露宴の開宴まで時間が
タイトだったりと、
迎賓自体を取り入れないことが
自然になっているのも事実です。
今回迎賓をすることを決めた
新郎・新婦さん。
あくまでも「お出迎え」
ということを一番に考えていたんです。
だからこそ一人一人と話し込んだりせず、
笑顔で「今日はありがとう」という
言葉を交わしてスムーズにゲストを
会場に促していましたよ~。
披露宴前に直接ゲストに言葉を掛けられる
【迎賓】
ゲストの会場入りの時間を早めたり、
時間に余裕を持ったスケジューリングなど、
事前準備も必要になります。
【迎賓】をしてみたいと思ったら、
ぜひプランナーさんに相談してみてくださいね。
ゲストに感謝の想いを伝えてから
披露宴を開宴できるのって
「やっぱりいいなぁ・・・」
とあらためて【迎賓】の素晴らしさを
再確認しました。
ということで今日は、
【迎賓】についてご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。