結婚式当日。
ゲストが披露宴会場へ入って、
席に用意されている席札。
ここに新郎・新婦さんが、
あらかじめ手書きのメッセージを書く。
そんな準備をされている方
結構いらっしゃいます。
準備をする新郎・新婦さんにとっては
ちょっと大変な作業ですが、
ひとりひとりに宛てたメッセージは
ゲストにとっては嬉しいもの。
私は自分が司会を担当する際には、
準備が整ってゲストを迎え入れる前の
シーンと静まり返った会場内で、
新郎・新婦さんのしたためたメッセージを
さり気なく見せていただいています。
短いながらも、結構グッとくる
一言が添えられていたりするんですよ。
ということで、前置きが長くなりましたが、
結婚式でのスピーチのみならず、
たくさんの席札メッセージを見てきた私が
お届けする、
【メッセージを書く際のポイント】
について今日は綴っていきますね。
ポイント・1
メッセージの基本構成
手紙と異なり、スペースの限られた席札に
メッセージ書く場合は、
この構成を意識されることをおススメします。
①感謝
②エピソード
③これからの抱負
ポイント・2
メッセージを書く前に知っているといいこと
①文章量を統一する
ゲストによっては、
「エピソードが少ない」
なんて場合もありますよね。
意外と他の人のメッセージに目が入る
可能性もあります。
そこで、ゲストによって書かれている文章の
ボリュームに大きく差があると・・・
「私には書くことはなかったんだ」と、
ちょっぴり寂しい気持ちになるものです。
少なくとも、同じテーブルの方には、
メッセージを書く文章量を統一すると
良いかもしれません。
②お祝いの場にふさわしくない言葉は避ける
「別れる」「終わる」といった【忌み言葉】、
「たびたび」「しばしば」といった【重ね言葉】、
これらは席札へ添えるメッセージにも
入れないことをおススメします。
③句読点は使わない
「終止符を打つ」
という意味になってしまうので、
「、」「。」は使わずにメッセージを
書くことが、さり気ないマナーです。
文の区切りには、スペース(空白)を入れたり
改行することで読みやすくなりますよ~。
ポイント・3
ゲスト別メッセージ例
色々ご紹介してみましたが、
具体例があった方が
イメージしやすいと思います。
こんな感じで書いてみるのはどうでしょう。
【友人】
『今日は来てくれてありがとう
〇〇にはたくさん相談に乗ってもらって
本当に感謝してもしきれないよ
お互い結婚しても変わらずに
友達でいてくれたら嬉しいです
これからもよろしくね!』
【先輩】
『本日はご多用のところご出席いただき
ありがとうございます
仕事だけじゃなくプライベートの話も
気兼ねなくできる〇〇さんは
私にとってお姉さんのような存在です
また一緒にランチに行きましょう』
【親族のおじさん】
『本日はご出席いただきありがとうございます
おじさんとはお正月しか会えないけど
いつも趣味の話や仕事の話が聞けるのを
密かに楽しみにしていました
これからもお身体に気を付けて
また楽しいお話を聞かせてくださいね』
いかがでしょうか。
これはほんの一例ですが、
①感謝
②エピソード
③これからの抱負
を意識してみるとこんな感じで
いい具合にまとまりますよ。
結婚式当日は、ゲストひとりひとりと
じっくり言葉を交わす時間が
意外と少ないんです。
そこで、席札にゲストひとりひとりへの
メッセージを書き添えることで、
ダイレクトに想いを伝えることが可能です。
準備は大変ではあるものの、
手書きメッセージは伝わり方が
段違いですよ~。
ということで今日は、
かなり具体的な話満載で
【メッセージを書く際のポイント】
をご紹介してみました。
これから結婚式を迎える方に、
少しでも拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。