対話型人工知能(AI)サービスの
「チャットGPT」
何かと話題に上がる機会も増えてきましたね。
先日司会を担当した披露宴。
友人代表スピーチをされた、
新郎さんの友人がまさにこの
「チャットGPT」を活用して
スピーチを用意されました。
といっても、スピーチのすべてではなく、
冒頭と結びの部分だけとおっしゃっていました。
新郎さんとのエピソード部分を
「チャットGPT」で作成したものの、
「何だかピンとこなくて却下した」
と話していました。
どんどん「チャットGPT」の精度が
あがっていけば、
「結婚式のスピーチも自分で考える
なんていう人が少なくなるのかも?」
という近い未来の様子を想像しちゃいました。
スピーチ後、新郎さんの友人に
「チャットGPT」を活用しての
スピーチ準備の感想を聞きたくて
思わず話しかけちゃいました。
その際、
すごくいいことをおっしゃったんです。
「正直期待値を超えるくらい、
『よくできている』と思った反面、
『俺らしくないな、この言い回し』
と思えるものもあって、
完全に「チャットGPT」に頼り切るまでには
至らなかったです。
「チャットGPT」を使って準備したと言ったら
場もあったまるかもしれないという
軽い気持ちで使ってみましたが、
あくまでも
『自分らしい言葉を準備するための
インスピレーションを生み出してくれた』
そんな感じです」
なんだかこの話を聞いて、
ちょっとホッとしたような感じもあり
同時に自分で考えなくても完璧なスピーチ準備が
できてしまう未来もそう遠くないことも感じました。
どんなに「チャットGPT」がスピーチ原稿を
まとめたとしても、それを実際に言葉として
発するのは人なんですよね。
”言葉から気持ちが伝わり、
声から感情が伝わる”
私が多くのスピーチを見聞きして思うことが、
まさにこれなんです。
どんなに便利になっても
人でしか伝えられないこと、
届けられない想い。
そういうものはなくならないし、
むしろもっと価値を生み出すものに
なるかもしれませんね。
ということで今日は、
「チャットGPT」で
スピーチを準備した人と話をして
私が感じたことを綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。