「結婚式で友人スピーチをする」
となった場合。
「これってどうすればいいの?」
と、意外と些細なことが
疑問に浮かぶことありますよね。
だからこそ私は
「そんな方たちのお役に立ちたい!」
と、結婚式に特化した
スピーチレッスンをしています。
今日ご紹介する話は、
受講者さまからもよく質問されることの一つ。
【スピーチ中の新郎・新婦さんの呼び方】
普段呼びなれない言い方だと、
かえって緊張したり、肝心な名前そのものを
言い間違ってしまうリスクもあります。
新郎・新婦さんの名前の呼び方については
いくつかパターンがあるので、
それぞれご紹介していきますね。
普段は「タロウ」「アキ」といった具合に
呼び捨てにしている場合、
スピーチで「タロウ君」「アキさん」
と呼ぶと、ちょっとよそよそしくなりますよね。
この場合。
スピーチ冒頭は名前に敬称の「君」や「さん」
などをつけて「タロウ君」「アキさん」
などと呼びかけることをおススメします。
そしてスピーチの本題に入る前に、
『ここからは普段通り親しみをこめて
「タロウ」と呼ばせていただきます」
と一言添えればOKです!
このケースはちょっとした配慮が必要です。
列席しているゲストに
新郎・新婦さんの親族がいれば、
おのずと同じ苗字の方はたくさんいます。
そんな方々を前に「普段通り」と付け加えても、
苗字で呼ぶのは避けることをおススメします。
違和感はあるかもしれませんが、
「しおぬま君」や「やまださん」と
敬称をつけた形で呼ぶことで、
親族にとっても悪い印象は受けることには
なりませんよ。
この場合は、①同様スピーチ冒頭は
名前に敬称をつけて呼び、
スピーチの本題に入る前にいつも通りに
呼ぶことへの一言を添えれば大丈夫です。
でね、この「あだ名」なんですが、
呼び方によっては配慮が必要です。
以前司会を担当した新郎さん。
学生時代のあだ名で、
こんなケースがありました。
小学生の時から背が高く
横にも大きく成長されていたそうで、
あだ名は「デブ」。
今ではすっかりその面影はなく、
身体も鍛えていてシュッとした方でした。
新郎さん本人も学生時代は、
「あだ名をむしろ自分でイジッていた」
と、教えてくれました。
とはいえ、親しみを込めてと言っても、
人によっては「ちょっとそのあだ名はね~」と
いぶかしがる方もいそうですよね。
実際に友人はスピーチ本題に入る前に
『〇〇君のことは小学生時代から変わらずに
呼び続けているあだ名の「デブ」と
呼ばせていただきます』
と添えてはいました。
私はそのスピーチを聞きながら、
幾度ともなく発せられる
「デブ」というワードに反応してしまい、
内容が入ってこなかった記憶しかありません。
仲が良くて勝手知ったる間柄だからこそ、
呼ばれても不快感がない
親しみを込めて呼ばれている「あだ名」。
とはいえ結婚式のようなかしこまった場では、
呼び方の工夫がある方がいいかもしれませんね。
いかがでしたか?
普段は気に留めていなくても、
いざ大勢の前で話すとなった時に
ふと疑問に浮かぶ話の一つ
【新郎・新婦さんの呼び方】について
結婚式の現場で常々感じていることを交えて
綴ってみました。
必要な方に拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。