披露宴中盤。
新郎・新婦さんがお色直しのために
中座をされます。
多くは、エスコートをお願いしたい方を指名して
その方に登場いただいています。
私は打合せの際に、
エスコートをお願いする方に
「ひとことお祝いのメッセージをもらいますか?」
と新郎・新婦さんに聞くようにしています。
「いいですね!ひとこともらいましょう!」
と快諾される新郎・新婦さんも、
結構多いんですよ。
エスコートをしてもらう方は、
親御さんや兄弟、親族、友人などなど、
新郎・新婦さんにとって大切な方ばかり。
先日司会を担当した際、
エスコートをお願いした
新郎さんのお祖母様からのひとことに、
思わず胸が熱くなっちゃいました。
ゆっくり言葉をかみしめるように
こんなことを話してくれました。
「〇〇、結婚本当におめでとう。
幸せな姿、目に焼き付けました。
あなたのおばあちゃんでいられてよかったです」
新郎さんは、
お祖母様にエスコートをお願いするのは
内緒にしていたんです。
新婦さんは、
「サプライズでエスコートをお願いして、
そのうえみんなの前で話せる?
ちょっとハードル高いんじゃない?」
と心配をされていました。
でも新郎さんは、
「大丈夫。
おばあちゃん普段口数は少ないけど、
大事な時に締まるひとことを
言ってくれる人だから」
と、何の心配もしていなかったんです。
そして迎えた披露宴での新郎さんの中座。
お祖母様は、突然のご指名に驚きつつも、
ひとことメッセージをいただきたいことを
お願いすると、ためらう様子も戸惑う様子もなく、
↑でご紹介したことを話してくれました。
とっさに振られたからこそ、
お祖母様の本心が思いとして乗った
ひとことを話してくれたんじゃないかと
思えるような素敵なメッセージでした。
もちろん、エスコートをお願いする方の
キャラにもよるでしょうし、
誰しもが突然ひとことを振られて
スムーズに話せる方ばかりでは
ないかもしれません。
でも、普段とは違う特別な日だからこそ、
こんな感じでお祝いのメッセージをもらうのって
すごくいいなぁと思える幸せに満ちた光景でした。
ということで今日は、
新郎さんの中座のエスコートをしてくれた
お祖母様からのメッセージをご紹介しました。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。