日本では、女性が男性の方に
お嫁に行くという形が多いですよね。
来月私が司会を担当する新郎・新婦さん。
新郎さんをお婿さんとして、
新婦さんの家に迎え入れる
「婿入り」をされます。
ということで今日は、
「新郎さんが婿入りする結婚式」
と題して綴っていきますね。
男性が「婿入り」するという
結婚式は少数ではありますが、
関わらせてもらったことのある私。
「婿入り」と「嫁入り」
の結婚式は、少し異なる点があります。
例えば・・・
・会場の案内表示は新婦側が上
・親族紹介は新婦側から
・高砂は、正面を向いて新婦が左
新郎が右
・配席も新婦側が左、新郎側が右
・司会が両家名を言う時は
新婦側が必ず先
・主賓挨拶は新婦側から
・謝辞は新婦父
などなどです。
今回担当させていただく
新郎・新婦さんは、
新郎さんが「婿養子」として、
新婦さんの親御さんと
養子縁組をした上で、
新婦さんと結婚をされます。
そのためか、結構厳密に
上記の内容を結婚式に
取り入れることになりました。
※あくまでもこれは、
私の担当する司会で依頼を受けた一例です。
「婿入り」の結婚式すべてが、
このように徹底しなくてはならない
ということではありません。
とはいえ、一番新婦さんが
「どうしよう?」と、
悩んでいたのは「花嫁の手紙」
を読むか否かということ。
私が司会として関わらせてもらった
「婿入り」の結婚式の場合、
日頃からの感謝を込めて
手紙を読むという新婦さんが
ほとんどでした。
ある新婦さんはお手紙の中で、
「婿入り」という結婚を
認めてくださった新郎さんの
親御さんへ感謝の思いを
伝えていました。
素直な思いで綴った新婦さんの
お手紙で、両家の親御さんが
涙する姿が印象的な結婚式
だったことを今でもハッキリと
思い出せるほどです。
今回司会を担当する新婦さんにも、
私のこれまで携わった
「婿入り」の結婚式で、
新婦さんが手紙を読んでいたことを
お伝えしてみました。
「日頃からの感謝を伝えるという趣旨なら、
彼の親御さんへも伝えたい思いはあるので
手紙は読みます!」
と、すんなり悩みが解消されたようでした。
「婿入り」の結婚式であっても、
新郎・新婦さんが親御さんをはじめ
お招きしたゲストへ感謝の思いを
伝えいたいという気持ちに
変わりはありません。
新郎・新婦さんの想いに
しっかりと寄り添える
そんな司会をいつも以上にしよう!
と、気合の入っている私です。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。