以前司会をした披露宴で、
新郎さんのお父様の謝辞が
とても素敵だったんです。
まさに、
【結婚式をする意義】
があらためてわかる内容でした。
今日はその話をご紹介しますね。
『入籍は二人だけで済ませられます。
しかし挙式・披露宴となると二人だけで
済ますことはできません。
親・兄弟だけでなく、親族、友人、
職場の皆様等、これまでの二人の人生で
お世話になった方をお招きするために、
様々な準備・段取りが必要になります。
今日の結婚式当日を迎えるまで、
二人は親の私たちが知り得ないくらい
数々の価値観をすり合わせてきたことと
思います。
その時間こそが、結婚式をする意義
なのかもしれません。
遠方に暮らす私達両家の両親は
ただただ見守ることしかできませんでした。
準備の時間が何一つ無駄ではなかったことを、
誰よりも二人が感じているはずです』
こんな内容を謝辞の中に盛り込んで
話をされていました。
このお父様の謝辞に
『結婚式をする意義』が
あまりにわかりやすく盛り込まれていて
聞きながら納得してしまいました。
この話、私自身が打合せの場で
新郎・新婦さんによくすることなんです。
入籍だけではわからなかった
夫婦の価値観のすり合わせ時間が、
結婚式の準備を通じてできると
お伝えすると、
皆さん深く頷いて納得されています。
結婚式に携わる人間として、
結婚式をする意義をあらためて
再認識する素敵な謝辞でしたよ~。
こんな感じで、時間が経過しても
ずっと心に残り続ける謝辞。
同じ空間にいた私だけではなく、
この新郎・新婦さんにとっても
結婚生活を支える言葉に
なっているんじゃないかなぁ・・・
ってしみじみ思っています。
時代の過渡期である今。
あらためて【結婚式をする意義】
を考えてみるのもいいかもしれませんね。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございました。