ここ数年は、コロナの影響もあって、
一番のベストシーズンである秋に
結婚式が少なくなっていました。
今年はかなり秋の結婚式も多くなってきて、
どの会場も週末は結構な盛況ぶりです。
おかげさまで私も、
数多くの新郎・新婦さんのお手伝いを
することができています。
そんな中、
先日打合せをした新郎・新婦さんが
話をしてくれた
「結婚式をしたいと思った理由」
が、すごく今のご時世を反映しているなぁ・・・
と思ったんです。
それが今日のタイトル、
【集まれる場を作りたかった】
という言葉に集約されていたんです。
新郎さんがこんな話をしてくれました。
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僕たちは、両家が北海道と島根なので、
コロナが完全終息していないこの秋に
東京で結婚式をして、果たしてみんなが
来てくれるのかすごく心配だったんです。
恐る恐るふたりで来てほしい方に
結婚式招待の連絡をしたら、
思っていたよりも好意的な反応をもらえて
逆にびっくりしちゃいました。
友人には
「集まれる場を作ってもらえて嬉しい」
と言ってもらえて。
その一言で、僕たちが結婚式をするのは
「集まれる場を作りたかったからなんだ!」
って気付けたんですよ。
結婚式ってなんかすごいですね。
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ここ最近は、外食や旅行も少しずつ
しやすくなってきましたよね。
ご多分に漏れず結婚式も同様に、
ひところに比べるとかなり大手を振って
することができるようになってきました。
とはいえ、
結婚式を主催する新郎・新婦さんは、
この方達のように悩み迷いながらも
結婚式をすることを決めています。
コロナ禍と言われるようになって、
世の中のありとあらゆることの価値観が
変わっていく様を誰しもが当事者となって
感じていますよね。
結婚式に関しても同様です。
・別にみんなを招いてしなくてもいい
・写真だけ撮れれば一応けじめになる
・招待する人数を少なくして、
ひとりひとりに手厚いおもてなしをしよう
これまで以上に、
結婚式に対する多種多様な考え方や
それを叶える形も増えてきました。
私ね、自分自身がコロナ禍に結婚式に
携わらせてもらっている現場を知る一員として、
こういう多種多様な結婚式の在り方が
見えてきたことが本当に素晴らしいわぁ・・・
と思えてならないんですよ。
そんな中で、
自分たちにとって大切な人達を
一堂に会することの意味や役割を
準備の中でたくさん感じながら、
結婚式当日を迎える新郎・新婦さんの
お手伝いができることを
心から幸せに感じています。
やっぱり人と人が直に顔を合わせて、
同じ空間で喜びをわかちあうことって
すごく大切なことなんですよね。
【集まれる場を作りたかった】
結婚式をしたいと思った理由にあげてくれた
その気持ちを私もしっかり感じ取って、
司会者としてお手伝いをしたいと
気持ちが新たになった話でした。
時間を経ていけばいくほど、
コロナも悪いことばかりじゃなく
大切なこと・大切にしたいことに気付ける
いい機会を得られたのかもしれない・・・
そんなことを感じちゃいました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。