以前当ブログで、
についてご紹介しました。
今日はその逆の、
スピーチが苦手な人の特徴について、
あくまでも私個人の見解を綴ってみますね。
ズバリ!
自分がどう見られているかに
意識が集中している
結婚式という、ある種独特の空間で、
たくさんの方のスピーチに耳を傾けてきて、
これはすごく実感することなんです。
まぁ、誰しも人前に立って話をするからには、
・印象よく見られたい
・興味を持って聞いてもらいたい
という欲求は当たり前に存在する、
ごくごく自然なことですよね。
スピーチで伝えるメッセージを
届く向きを矢印で例えると、
こんな感じです。
・スピーチが上手な人→聴き手
・スピーチが苦手な人→自分
そうなんです。
「スピーチが苦手」と認識している人ほど、
メッセージを届ける向きが「自分」なんです。
「いやいや、そんなわけないでしょ」
という声が聞こえてきそうですね・・・。
・自分がどう見られているか不安
↓
・その不安に意識が集中する
↓
・不安になっていると思われないようにする
スピーチが苦手な人には、
こんな感じの心の機微が生じている気がします。
残念ながら、メッセージを届ける向きが、
話し手である「自分」のうちは、
どんなにいいスピーチ内容を準備していても
それは聴き手に届きません。
一方、メッセージが伝わるスピーチは、
常に向けるべき意識が聴き手なんです。
聴き手の立場に立って、
自分のできること・伝えられることは何か。
実はここにしっかりと集中すると、
「自分がどう見えるか」という意識が
自然と消えていくんですよね。
その姿勢。
時には素敵な姿・かっこいい姿とは
真逆かもしれません。
でも、必死にその人の中に湧き上がっている
言葉を目の前の聴き手に伝えようとする姿は、
それだけで十分に感動しちゃうし、
言葉を超えた想いまでも届くんですよね。
結婚式に特化したスピーチレッスンを
している私の元には、
「スピーチが苦手」という受講者さまが
本当にたくさん来てくださいます。
場合によっては、
その「苦手」と思うことを一つ一つ
紐解いていくことがあります。
そうすると、行き当たることが
「自分がどう見られているか不安」
だったりすることも多いんですよね。
もちろん、それは悪いことではなく、
人間が抱く素直な感情だと私は思うんです。
だからこそ、
「スピーチで伝えたいこと」
「聴き手に抱いてもらいたい感情」
これらに焦点にあててもらいます。
それらを大前提にして、
実際にスピーチ原稿を準備して
それを言葉に発していくうちに、
伝えたいメッセージの向きが明確に
聴き手に変化していきます。
すると、当初意識していた
「自分がどう見られているか不安」
という意識が小さくなっていくんです。
ここに至るまでのプロセスには、
【準備・練習】が必要不可欠です!
それを体感していただくと、
「スピーチが苦手」という意識が
徐々に和らいでいくんですよ~。
ということで長々と綴ってしまいましたが、
今日のまとめです。
スピーチが苦手という人ほど、
【聴き手の立場に立って、
自分のできること・伝えられることは何か】
を一番に準備と練習をしてみてください。
これこそが、スピーチには一番大切な
肝心要なことだと私は個人的に
痛感しています。
「スピーチがあまり得意ではない」
そんな風に感じるあなたに、
何か拾える点があれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。