司会者として結婚式に携わる私が、
ひとり勝手に愛してやまない
【花嫁の手紙】
打合せの際に、
手紙を読む予定の新婦さんから
ポロッと不安や本音が
垣間見えることがあります。
今日は、先日打合せをした新婦さんから
さり気なく言われた一言、
【ゲストが退屈しないか心配です】
というご不安について、
私がお伝えしたことを綴っていきますね。
この新婦さんはこんな思いを話してくれました。
『新婦が読む手紙って
結婚式では定番だと思うんですけど、
あくまでも両親や家族への感謝を伝える
個人的な話ですよね。
とにかく楽しんでもらえるような結婚式に
したいと思っているので、
手紙を聴いているゲストの皆さんが
退屈しちゃうんじゃないか心配なんです。』
聞けばこの新婦さん。
20代前半ということもあり、
友人の結婚式への列席経験が
あまりない方でした。
ちなみに・・・ゲストの方にとって
【花嫁の手紙】は退屈するものではなく、
むしろ新婦さんの人柄が伝わってきたり
幸せな気持ちをわけてもらったような
気持ちになると感じる方がほとんどです。
そこで私はこの新婦さんに、
こんなことをお伝えしました。
『ご両親やご家族そして、
新郎さんの人柄が伝わるような
エピソードを盛り込んでみるのは
いかがですか?
意外にゲストの皆さんは、
おふたりのご友人や年齢の近い方であれば
自分ごと。
年齢の上の方やすでにご結婚されてお子さんが
いらっしゃる方であれば親目線。
それぞれ自分に重ねて新婦さんの手紙に
耳を傾けてくれますよ。
けっして退屈はされないので、
安心してください!
そして会場にいる皆さんは、
おふたりを大切に思ってくれている
方たちなので、
不安になる気持ちよりも
普段は照れくさくて伝えにくい
「ありがとう」の想いを届ける場だと思って
手紙を読んでみるといいと思いますよ。』
これを聞いて新婦さんは・・・
『当日の様子がいまいち想像できなかったので、
ゲストが退屈する時間にならないってわかって
安心しました!』
こんな風に話してくれて、
私も一安心でした。
言われてみれば
この新婦さんが感じた気持ちは、
ゲストをおもてなしする立場だからこそ
考えることかもしれませんよね。
実際に多くの結婚式の現場で花嫁の手紙を
聴いている私からすると、
好意的にとってくださる方の方が
大半じゃないかと毎回実感しています。
もし、今日取り上げた新婦さんのような
気持ちにかられる方がいたら、
「手紙を読むことで
ゲストを退屈させることには
ならないですよ!」
と声を大にしてお伝えしたいです。
これから結婚式で手紙を読む予定の新婦さんに、
何かお役に立てる内容であれば嬉しいです。
本日も結びまでお読みいただき
ありがとうございます。