ウェディング司会者の私が、
結婚式の中でも勝手に思い入れのあるシーンが
【花嫁の手紙】です。
これまでも色々な視点から【花嫁の手紙】
についてはこのブログでも綴ってきました。
【花嫁の手紙】は新婦さんの力もさることながら、
新郎さんのサポートも超重要なんです!
というのも、花嫁の手紙のシーンでは、
新郎さんも新婦さんと同じ立ち位置に
立つことから、意外とエスコートぶりが
注目されるんです。
ということで今日は【花嫁の手紙】のシーンで、
ぜひぜひ新郎さんにしてもらいたいサポートとして
【マイク】に特化した話を綴っていきますね。
新婦さんがスムーズに手紙を読む際に、
とっても重要なアイテムであるマイク。
一番自然な立ち居振る舞いとしては、
新郎さんが右手でマイクを持ち、
左手はそっと新婦さんの腰にまわす、
というスタイルが定番です。
ゲスト目線から見ても、
「頼りになる・支えてくれている」
という雰囲気も垣間見えるし、
新婦さんにとっても、新郎さんが自分の腰に
手をあててくれていることで緊張がほぐれて
安心感にも繋がるんです。
そこですごく大事になってくるのが、
《新郎さんの持つマイクの位置》
なんです!!!
ズバリ!
【新婦さんの顎のラインにマイクを添える】
この位置をできるだけ固定してあげて
ほしいんですっっっ!
これがなかなか簡単そうで難しくてね。
「新郎の持っているマイクの位置が近くなったり、
遠くなったりして集中できなかった」
という新婦さんが結構多いんですよ~。
中には、新郎さん自身が新婦さんの読む手紙に感動。
マイクアシストをしながら号泣してしまい、
気付いたらマイクが新婦さんのおでこ付近にあった、
な~んてこともありました(笑)
※音響さんが頑張ってくれましたが、
「さすがにおでこからは音は上手く拾えなかった~」
と悔しがってました。
そして、手紙を読んでいると自然と感極まって
涙を流す新婦さんも多くいます。
そんな時は、新婦さんの顎のラインで固定していた
マイクの位置を一度遠ざけてあげてほしいんです!
これ、なんでなのかというと・・・
泣いてしまった新婦さんの顎のラインで
マイクを持っていると・・・
思いのほか鼻をすする音がマイクを通して
会場内に響きまくっちゃうんです。
そうならないためにも、
新婦さんが泣いてしまったら
一度マイクを遠ざけてあげて、
読めそうになったタイミングでマイクの位置を
顎のラインに戻してあげてほしいんです。
結構細かいことながら
新郎さんのこういう気遣い一つで、
新婦さんの手紙の読みやすさが
断然変わってきますよ。
ちなみに・・・
「マイクは必ず新郎さんが持たなきゃいけない」
わけではないのでご安心を!
もし、新郎さんも緊張しやすくって、
ゲストの前でスマートな身のこなしが
難しいかもしれないと思う場合には、
スタンドマイク
を使うという方法もありですよ~。
スタンドマイクであれば、
マイクの位置が固定されて安定しているので、
新郎さんのマイクアシストの心配をせずに
手紙を読むことができます。
手紙を読む新婦さん自身が、
新郎さんにマイクを持ってもらう
OR
スタンドマイクを使う
どちらが手紙を読みやすいのか
事前に新郎さんと相談しておくのも
おススメですよ~。
そしてその相談した結果は、
当日アテンドしてくれる会場スタッフに
伝えておくと、希望に沿った形で
マイクの準備をしてくれます。
ちょっとしたことかもしれないんですが、
常々司会者として気になっていることを
熱量たっぷりに綴ってみました。
結婚式でも特に大切なシーンだけに、
手紙を読む新婦さんにとっても、
エスコートをする新郎さんにとっても、
悔いなくいい状態で手紙を
読んでほしいと思っちゃうんですよ
ワタクシ・・・。
これまで関わらせてもらった新郎・新婦さんを
見ていて常々感じることが多々あるものの、
なかなかすべてお伝えできていなくって
歯がゆくなることも多いんですよね~。
【花嫁の手紙】については、
まだまだお伝えしたいことがあるので、
またの機会にお届けしますね。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。