結婚式での定番演出。
ケーキカット後、新郎・新婦さんが
ケーキを食べさせあう演出、
ファーストバイト。
ゲストの皆さんも新郎・新婦さんの
仲睦まじい様子が見れて、
会場も盛り上がる演出の一つです。
今日はそんな、ファーストバイトの
誓いににまつわるお話を
綴っていきますね。
ちなみにファーストバイトとは、
英語の「First Bite」から
きている言葉です。
「Bite」は、
「一口」や「かじる」
といった意味があります。
結婚式における
ファーストバイトは、
「最初の一口」が正しい
意味となる演出です。
新郎・新婦さんがケーキを
食べさせあう時には・・・
新郎さん→新婦さん
「一生食べるものに困らせない」
新婦さん→新郎さん
「一生美味しいご飯を作ります」
司会者がこういったコメントを
入れながら、食べさせあって
もらいます。
結婚式に関わる私のような
立場の人間は、このコメントに
違和感を持たずにいるものです。
そんな私が、以前ある新婦さんから
こんなことを打合せの際に
言われました。
「私たち、この先も共働きを
していくつもりだし、
彼が私を一生食べるものに
困らせないっていう言い方に
違和感を感じるんです。
むしろ料理は彼の方が
得意だし、私がそれを喜んで
食べるくらいですし・・・」
新婦さんからその想いを聞いて、
コメントを新郎・新婦さんと
共に考えました。
結婚式当日のファーストバイト
の際には、
新郎さん→新婦さん
「一生美味しい料理を作ります」
新婦さん→新郎さん
「一生笑顔で作ってくれた料理を
食べ続けます」
というコメントを入れて
進行しました。
この新婦さんからさり気ない
違和感を伝えてもらったお陰で、
その後の打合せの際には、
新郎さん→新婦さん
「一生食べるものに困らせない」
新婦さん→新郎さん
「一生美味しいご飯を作ります」
このコメントでよいか
確認をするようになりました。
そういえば、以前見かけた
マッチングアプリ・ペアーズ
のキャッチコピーに
こんなものがありました。
「ふたりのじつは!が、
ふたりをつなげる」
男性:
じつは食べるより、作るのが好き。
女性:
じつは作るより、食べるのが好き。
《料理を作る=女性》
はこれまでの日本の家庭では
当たり前と言われていたもの。
でも今は、このキャッチコピーに
あるように、多様性に溢れる
時代です。
ということで、これから結婚式で
ファーストバイトをしよう!
という新郎・新婦さん。
司会者が何気なく言うであろう
コメントを、ご自分達にあてはめて
違和感がないかを確認しておくのも
大切ですよ。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。