日々何気なく発している言葉。
あなたは、その言葉をどれくらい
意識していますか?
特に言い慣れている言葉ほど、
無意識に発することも
多いかもしれませんよね。
ということで今日は、
【何気なく発する言葉だからこそ
意識したいこと】
と題して綴っていきますね。
以前、私がコールセンターで
オペレーターの仕事をしていた頃、
お客様から言われた一言が
今でも忘れられないんです。
そのお客様は、
あることでご意見(クレーム)を
伝えたくて、電話をしてきました。
ひとしきり話を聴いてから、
『申し訳ありませんでした』と、
お詫びの言葉を発した私。
そのお客様から、ため息まじりに
こんなことを言われました。
『あなた・・・私の話を聴いて、
「とりあえず謝っておこう」
そう思って
「申し訳ありませんでした」
って、言ったのよね?』
それまで特に疑問を抱かず、
そして特段言葉に心を込める
思いをのせるなんて意識を
していなかった私に、
この一言はかなり衝撃的でした。
『あなたの発する言葉に、
「申し訳ありません」
なんて気持ち、
まったく伝わらなかったわ。
言い慣れすぎて無意識に
言っているのね、きっと…』
そこから、私の電話応対についても
ひたすら意見を話してくれました。
結果、真摯にお客様のお話に
耳を傾けた結果、
最終的には伺った意見を会社として
しっかり共有して再発防止に努めることで
お許しをもらって電話は終わりました。
言い慣れている言葉だからこそ、
無意識に言える言葉だからこそ、
発する言葉に心を込めたり、
思いをのせることが大切。
そう痛感したやり取りだったんです。
今でも時々、この時のことを
思い出します。
特に、家族や友人同僚など近しい人ほど、
『ありがとう』『ごめんなさい』
のような言い慣れている言葉にこそ、
心をこめる
思いをのせる
ちょっとしたことだけど、
意識していきたいですね。
言葉は時として、
人を癒すこともあれば、
人を傷つけることもある。
そんな話を最近身近な大切な人と
する機会が多かったんです。
あらためて、
何気なく発する言葉だからこそ
意識しなきゃ!と、
自分への戒めのためにも
今日はこの話を綴りました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。