ウェディング司会者の私が、
時折依頼されるのが
「メッセージの代読」です。
これは、当日出席が叶わなかった方から
新郎新婦さんへ寄せられた祝電をはじめ、
場合によっては、
・新郎さんから新婦さんへ
・親御様から新郎・新婦さんへ
などなど、多様なパターンがあります。
そんな代読機会の多い私が、
大切にしていることがあるんです。
それは・・・
【過度に感情をこめすぎない】
ということ。
一見冷たく感じられるかもしれませんが、
ワタシ、これに関してはすごく意識して
大切にしているんです。
本当に、中には代読している私が
思わずウルッときてしまうような、
心の琴線に触れるような素敵なメッセージが
数多くあります。
その情景がすぐさまイメージできるような文面は、
本当に泣けてくることも多いんですよ~。
そんな時に、
読み手の私が思いっきり感情移入しすぎると・・・
それを聴いている人は興ざめしちゃうと思うんです。
もちろんこらえきれずに自然に頬を涙が
つたってしまう・・・なんて時もあります。
人間だもの。
感情は熱くなっても伝え方は冷静に。
そんなことを心掛けると、
私は声のトーンがしっかり落ち着くんです。
先日も、新郎さんが新婦さん宛てに託した
メッセージを代読する依頼を受けたんです。
もちろんご本人がご自身の口から
伝えることができれば、
それに越したことはありません。
でもあえて
「塩沼さんからぜひ紹介してほしいです」
と、信頼してただいてお願いされると、
本当に責任重大です。
しかも、新郎さんが心から新婦さんを
大切に思う気持ちに溢れた文面は、
何度下読みしてもウルッときちゃってました。
私の役目はあくまでも”代読”。
同じ空間にいる方に率直に新郎さんの
想いが届けられるように、
そして私自身が感情的になりすぎないように、
音響さんにお願いしてこの曲をBGMに
うっすら流してもらいました。
♪Thinking Out Loud / Ed Sheeran
結婚式で使う楽曲として、
私が個人的にお気に入りのこちらの曲。
『歳を重ねておじいちゃんになっても、
今と変わらず君を愛し続けるよ』
っていう想いが綴られた歌詞なんですよ~。
と、話がBGMに脱線しましたが(笑)、
今日は私がメッセージを代読する際に
大切にしていることについて、
綴ってみました。
本日も結びまでお読みいただいて
ありがとうございます。