石川・勇気づけ親子心理学講師
山本 真弓です。
昨日は、ADHD長男の発達支援担当の
相談員さんとの面談に行ってきました。
長男は高校生なので、
小松市福祉課の「くらし安心センター」で
発達支援をお願いしています。
その結果でちょっとびっくりな
衝撃の事実が分かったので
今日はそのお話をシェアしますね。
こちらのお話の続きです。
長男は病院での発達検査の他に
こちらでも別の発達検査を勧められ、
先月、何回か通って検査を受けていました。
その結果が出たそうなので
今回は、両親と本人で
結果を聞きに行ってきました。
(ダウン症の三女も連れて)
病院での発達検査の結果は
あまり詳しく書いてなかったので、
もっと細かく苦手と得意を知りたいとのことで
相談員さん自ら検査をしてくださいました。
今回、長男が受けたのは
「DNCAS」という発達検査で
18才以下の子どもが受けられるものだそうです。
結果を見て、一番はっきりと
長男の凸凹具合が分かったのが
いくつかの項目の中の
「継次処理」と「同次処理」の
点数の開き具合でした。
「継次処理」というのは
複数の情報を
系列順序として統合する力のことで、
簡単に言うと
順番に物事を処理していく力のこと。
長男はこの力が
めちゃくちゃ弱かった!!
特に、耳で聞いたことを覚えて
適切に対応することが
極端に苦手らしく
特に、自分にとって意味を持たないものは
ほとんど記憶に残らなくて
すぐに忘れてしまうみたいで。
(人の名前も全っ然覚えられない!)
もう、これは、これまでの
長男の数々のエピソードを思い出して
「わーーーかーーーるーーー!!」
「だからかーーーー!!」
の連続でした(笑)
例えば、日常生活で言うと
部活でマネージャーに
「明日、○○体育館に○○時に集合です!」
と言われても覚えていられなくて
家で明日の予定を聞いても
「何時だっけ?どこだっけ?」
と分からなくなってしまうことが多々あったの。
あと、プリントを渡されても
集合時間と集合場所を見落として
間違った場所に行く、なんてことも
多々あったのはこれか!!!
なので、対策としては
「スケジューリングすること」
「メモを取る習慣をつけること」
「大事な連絡は必ず復唱すること」
だそうです。
これがね、簡単なようでいて
長男はとっても苦手。
そして、もう一つの「同次処理」というのは
複数の情報をまとまりとして
統合する力のことで、
簡単に言うと、
文章を読んで全体像をつかみ、
何を言わんとしてるのかを
的確に読み取る力、みたいな感じ。
(合ってるかな…?w)
相談員さんに例題を
見せてもらったのだけど、
文章を読んで、その説明に当てはまる
画像をいくつかの選択肢から選ぶというもので
初めは簡単なんだけど、
途中から説明が抽象的になってきて、
ちょっと頭を使わないと解けない、
みたいな問題になってきて。
大人でも20~30秒くらい
考え込んで答える人が多いそうで、
決して簡単な問題ではないのだけど
それを長男は
たった5秒くらいでパッと答えて
しかも全問正解!!!
これには相談員さんも驚いたようで
「ずば抜けてこの能力が高いですね!」
とおっしゃっていました。
確かに、長男と話していても
すぐに全体像をつかんでしまうから
私の話をさえぎって
「はいはい、もう分かった!」
みたいに言われてしまうこともしばしば(笑)
これも、「わかるーー!」と超納得でした
でも、この「継次処理」と「同次処理」の
得点に、めちゃくちゃ開きがあったの。
ここまで差が開いている人は
わずか4%しかいないそうで!!
かなりの凸凹っぷりが
あったことが発覚!!
ちなみにこの「継次処理」が苦手だと
国語の文章が読みとれない子が多くて
理系の子に多いらしいのだけど
長男はなぜか理系なのに国語が得意で。
それはなぜかというと、
「同次処理」の能力が
ずば抜けて高かったから、
その才能で苦手を補っていたんだそう。
長男はそういえば小さい頃から
本を読むのが大好きで
知識欲もあったから
興味のあることはパッと頭に入って
覚えられる。
歴史が好きなんだけど、
本人曰く、年号をただ暗記するのは嫌いだけど、
時代背景とか、人の動きとか
ストーリーがあればスッと頭に入るらしく、
それで覚えていたんだとか!!
(テスト前日に教科書をサラッと読んだだけで
90点以上取ってきたことも!w)
元素記号とか年号も
語呂合わせで意味づけをした方が
より頭に入る、っていうアレです(笑)
これもすごーく納得!
本来、もっと生きづらいはずなのに
突出した才能のおかげで
マイナスをプラスで補って
色々カバーしてきたとのことで!
いやー、長男には悪いけど、
頭の中がどうなってたのか分かって
面白いわ(笑)
「なんでこの子はこうなんだろう?」
って長年思ってた謎が解けた!!
「特性を正しく知る」って
本当に大事だよね!!
一緒に来た夫もこのデータで
すんごく腑に落ちたらしくて、
しかも夫も自分が長男と似ているな、と
自覚したらしくて、
「自分の経験も踏まえて、
対策を一緒に考えてサポートしていきます!」
「今日、来てよかったです!」
と、スッキリしたようでした!!
(やっと温度差なくなったーーww)
そうそう、私だけ出席しても
よかったんだけど、
夫が直接聞いた方が質問もできるし
長男の特性や対策について
より納得できるんじゃないかと思って!
夫にも聞いてもらってよかったよ!
そんなわけで、データでハッキリわかった
長男の凸凹な特性。
なんか、ADHDとか関係なく
小学校くらいから
みんな自分の脳の傾向が分かってたら
勉強とかで苦手なことを無理してやろうとして
苦しまなくていいのに、と思ったよ。
特性はただのデータで
そこに「良い」も「悪い」もないのにね。
長男は大学受験まであと半年ですが
今からできることを考えて
サポートしていきたいと思います!
ということで
色々分かってスッキリした
長男の発達検査でした!
ADHD発覚からのお話に
興味がある方はぜひ読んでみてね。
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・長男の発達障害の診断に行ってきました①問診
・長男の発達障害の診断に行ってきました②ADHDと強迫症
・高校の教育相談の先生に絶賛されたこと
・市の相談支援員の方と面談してきました!
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