前回の続きです!
前回も書きましたが
ADHDの人には
「強迫神経症」を合併することも多いようで
長男にもその症状が現れていたことが分かりました。
強迫神経症の症状としては
・何度も同じ行動をとらないと気が済まない
・良くないことが起きるのではと不安なことを妄想してしまう
・自分を傷つけるのではないかという不安が常にある
・特定の数字や色などに不吉な意味を感じ取って気にしすぎる
などなど、
本人の意志とは無関係に
こういう症状が出る精神疾患。
長男は実は小学生のときに一度
強迫症の症状が強く出たことがあって
メンタルの調子を崩し
小児科を受診し
お薬を飲んでたこともあったんだけど
それ以来、収まってたので
あまり気にならなかったの。
長男は小2で妹(次女)を亡くしてるから
そのショックが引き起こしたのかも、と
思ってたのだけど
それ以来、落ち着いていて。
でも、中3くらいの時に
「教室で、窓の近くにいると
落ちるかも、って考えてしまって怖い
」
と言うようになって。
そういえば、振り返れば
あのときの発言がそうだったんだ!
って気づいたけど
その時は「考えすぎ」くらいに思ってたから
「強迫症」と結びついてなくてね…
もっとちゃんと調べとけばよかった、って
思ったんだけど、
「今分かってよかった」と思うことにする!
最近はその当時ほどではないにしろ
「刃物(ナイフとか)が怖い」とか
「線路に落ちたらどうなるんだろう」とか
実際に行動に移すわけじゃないのに
怖い妄想がよぎることもあるみたいで
気になってたから
それも今回の診断で相談しようと思ってたのです。
思春期外来で
強迫症のチェックリストをもらって
改めて見直してみると
当てはまることがたくさんあって!
それと同時にこれまでの長男の
気になる言動を思い出してみると、
「あれも、これももしやそうだったの??」
って思い当たるフシがありすぎてびっくり。
例えば
★お風呂でおぼれると嫌だから
シャワーにする、とか
お風呂のドアを半分空けてて!とか
(めっちゃ泳げるのに!)
★寝るときに一人だと怖いから
誰か必ず起きてて、とか
★「おやすみ」としつこいくらい
何度も言わないとやめてくれない、
とか
他にもいろんな不可解な言動が
あったのを思い出して
これはこの症状からきてたのかも…
と合点がいった。
長男も自分のこの妄想と言動について
なんでそう思っちゃうのか?が
自分でもわからなかったみたいで
チェックリストを読んで
「あー、これほとんど俺!わかる!!
」と
逆にめっちゃ喜んでました。
「自分の人格がおかしいんじゃないかと思って、
俺、変な人間なのかもと思ってたんだけど
なーんだ、これ(病気)のせいだったのか!!
って分かったら嬉しくなった」
とのことで![]()
他の友達にそんな人はいないから
これは自分の性格の問題で、
「直さなきゃいけないのに直せない」
「自分は人としておかしいんじゃないか?」
と思ってたらしい。
でも、このリストを見て
「自分が悪いんじゃなかったんだ」って
ホッとしたみたい。
「強迫症のリストもらって
喜ぶ人って珍しいよね?(笑)」
と笑いながら言ってたw
障害だと分かったことで
逆に安心できたパターンだね![]()
昨日も、
「分かったことでなんか前より
気持ちが楽になったよ」と
言ってました。
今まではADHDゆえの衝動とか
強迫症ゆえの症状とか
そういう心の中で起きるいろんな異変を
理性で抑え込んでいたようで
うまくやり過ごすために
変だと思われないようにするために
外ではけっこうストレスも感じてたんだよね。
そう思うと、今まで相当
しんどかったよね![]()
![]()
![]()
(今まで健診とかでも
何もひっかからず過ごしてきたので
発覚しなかったのよね・・・
)
でも、頭の中をそのままを出せる場所で
「おかしいことじゃないよ」と
肯定してもらえて
やっと重荷が降りたような長男。
自分の生きづらさが
特性からきてるものだと分かったことで
「今日来てよかったー!!」
と、満足して帰途につきました。
そう言ってもらえたら私も嬉しい。
本人が楽になるなら何よりだね。
やっぱり連れて行ってよかったな。
長男の困り具合を
少しでも早く軽減できたらいいなと
思っています。
春休み中にもう一回、
チェックリストを持参して
検査を受けてきます!
▼続きはこちら



