ハローミャンマー -6ページ目

ハローミャンマー

ミャンマーヤンゴン在住、正田信子がヤンゴンから発信します。

「赤から」ヤンゴンカバエ店、昨日9月1日、オープンしました。



ミャンマー企業が日本の「赤から」にフランチャイズ加盟しての展開です。
昨年から準備をはじめ、開業までのお手伝いをさせて頂きました。

ミャンマーと日本との文化、習慣の違い、両企業の体質の違いなどなど、
紆余曲折の末のオープンです。
日本で当たり前のこと、常識が必ずしも全てではなく、またミャンマーで普通なことが決して他国では普通としては通用しないということをしみじみと痛感した日々でした。

日本人のために日本料理店ではなく、まだまだミャンマーでは馴染みの薄い日本食を多くのミャンマー人に広めたいという、ミャンマー企業オーナーの強い希望によって始まったこのプロジェクト。

オープン当日の昨晩はミャンマー人スタッフ達とみんなでディナー。。
お味は大好評です。
ミャンマーの方々も気楽に美味しく日本食を食べて頂ける店を目指しています。

Kaba Aye Ga Mone Pwint Grand Floor

今年度、MESOで支援をしている内の8名の子供達はヤンゴン市内の僧院で生活をしながら、学校に通っています。
マンダレー、サガイン、シャン州の出身で、親元では経済的に生活をするのが厳しいため、5、6歳頃から親元を離れ、ヤンゴンの僧院で共同生活をしながら学業を続けてきた子供達です。



彼等が現在、生活している僧院は、200名以上の子供達がなんと床と天井のみで壁のない建物で生活をしています。

以前は木造2階建ての、かなり老朽化したボロボロの、それでもちゃんと壁のある建物でした。昨年、僧院の僧侶から建替えの為の寄付が入ったので、新築することになったとのことを聞き、私達もとてもよろこんでいました。

ところが工事を開始して、鉄筋5階建ての建物の骨組みを作った時点で資金が尽きてしまったとのこと。壁のない5階建ての建物が出来てしまい、子供達はそこで生活をすることになってしまいました。

これならたとえボロボロであっても、ちゃんと床も屋根も壁のあった以前の木造の僧院の方がずっとましというのが正直なところです。

今は雨季のヤンゴン。ネットやシートで覆われているだけで、雨が降り込んできます。雨季が終わると乾季になり、朝晩は冷え込みます。

鉄筋5階建ての建物の骨組みを作る資金で、もっと簡易な2階建ての建物を十分に建設することができたのです。
担当の僧侶は自らも子供達と一緒に壁のない建物で生活をし、子供達の支援に情熱を持って取り組んでいらっしゃるのはよく分かります。

でも子供達は雨にに濡れ、寒い思いをし、それで病気になったり・・・。

次世代を担う子供達、それも200名以上の生活の面倒を見るということは、大きな責任があります。
ここを訪れるたびに、計画性のある支援の必要性をしみじみと感じます。

私の旅行会社、Myanmar Parkview Tours Ltdは以前よりミャンマー日本商工会議所のメンバーになっています。

2010年までは会員企業は約60社ほど。長い間ほとんど増減することのな状態でした。

ところが、2011年の新政権発足後、毎月のように新規入会企業が増え、8月末時点でな何と260社になりました。

業種ごとに下記の6部会に分かれています。
*貿易部会 25社
*金融・保険部会 12社
*工業部会 56社
*建設部会 74社
*流通サービス部会 65社
*運輸部会 28社

今後もますます入会企業が増えそうです。

MESO(ミャンマー教育支援機構)からの「MESOブログ」が、
2015年9月1日より、装いを新たに、「ハローミャンマー」として再スタートします。

私、正田信子がヤンゴンから発信します。

1996年にミャンマーで旅行会社を設立してから既に19年。
2007年からは教育支援の活動も行っています。

「ハローミャンマー」では、私の周辺のミャンマー情報やミャンマーで感じたこと、
考えたことなど、気ままに綴っていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。

尚、今までの「MESOだより」の記事はそのままご覧いただけます。

福島からお手紙付きの筆記用具等のプレゼントが届いたので、
それぞれに、英語でお礼の手紙を書くことになっていました。

英語で手紙を書くのは、はじめての子供達。ちゃんと書けるか、
不安でしたが、全く想定外の展開になってしまいました。

MESOは、成績優秀、学業意欲はあるものの、経済的理由で高校進学を諦めなくてはならない子供達の就学支援をしています。

各子供達の生活環境は決して豊かなものではなく、学用品にも不足している現状です。そのような状況の子供達のサポートにご協力下さるお気持ちから、福島の
桜の聖母学院中学校・高等学校のインターアクトクラブのみなさんがお手紙付きで筆記用具を送って下さったのです。

1か月の間にそれぞれにきちんとお礼の手紙を英語で書くように言って、先週に子供達に会いに行きました。
数人の子供達を除いて、みんながきちんと日本の生徒さんへの手紙を用意して待っていました。
そして手紙と一緒にほとんど全員の子供達が筆記用具等のプレゼントを買って用意していたのです。


自分の学用品すら、満足に持つことが出来ない子供達ですが、MESOからの毎月の支援金を使ったり、アルバイトをして日本に出来た友達のためにプレゼントを買ったということでした。

「日本の友達に喜んでもらいたいから」
「日本に友達が出来てとても嬉しい」
「私の気持ちだから」等々。

とても嬉しそうにしている子供達を前に私は何も言う言葉がありませんでした。


ただ物を頂いたということではなく、日本から届いたお手紙がそれほどまでに彼らにとって嬉しい出来事だったのです。

ミャンマーは経済的には日本よりはるかに貧しい国ですが、人と人との助け合いの気持ち、他人のために何かすることを、自分の喜びとしている国民性、
今回もミャンマーのMESOの子供達から多くのことを教えられました。

今後も日本とミャンマーの同世代の子供達の友情の橋渡しが出来ればと思います。

12月に届いた、福島にある、桜の聖母学院中学校・高等学校のインターアクトクラブのみなさんからのお手紙と筆記用具などのプレゼント。
やっとMESOの子供達に渡すことができました。

全員が日本からの手紙を受け取るのははじめてで大喜びです。




ちょうど同世代の日本の皆さんからの英語で書かれたお手紙は、内容もそれぞれ。可愛い絵が描かれているものや、写真が同封されているものなど様々です。

普段勉強している英語が実際に役立ち、日本からの手紙が直接読めたことは大きな感動だったようです。



来月までに、今度はMESOの子供達がお手紙を下さった皆さんに英語でお返事を書くことになりました。

福島のみなさん、楽しみに待っていて下さいね。

遠く離れて、全く違う環境の日本とミャンマーの同世代の子供達。
お互いの国に興味を持ち、交流するお手伝いができ嬉しく思っています。

ご協力くださった、桜の聖母学院中学校・高等学校の久保先生はじめ生徒の皆さん、ありがとうございます。


あけましておめでとうございます

昨年後半は「MESOだより」を更新することなく、新年を迎えてしまいました。

今年は、MESOの活動や子供達の様子をお伝えするように努めますので、
引き続き、よろしくお願いいたします。




ミャンマーでは高校2年の課程を修了すると同時に国家試験があります。
この試験に合格しないと大学に進学することは出来ず、またこの試験の成績によって、進学できる大学の学部が決まってしまいます。

従って、この国家試験に合格するかしないかが、ひとつの登竜門になっています。

毎年3月に行われる国家試験。

例年より少し早く、今日は2014年度、国家試験の発表。

今年は、MESOからは9名が受験し、なんと7名が合格しました。
非常に良い合格率でした。

特にMyo Min Paing (ミョーミンパイン)君は4科目で優秀な成績での合格でした。
Myo Min Paingくんそして合格したみなさん、おめでとうございます。



新学年がはじまり、今年も新9年生の子供達がMESOの仲間に加わりました。

今年度から新たに、ヤンゴン市内の僧院で生活しながら、学校に通っている5名を支援することにしました。 
彼らは、シャン州やサガイン管区の出身で、少数民族の子供達です。

5名とも10歳前後から親元を離れヤンゴンに来て、僧院で生活をしながら学業を続けてきました。 
交通やインフラの整っていないミャンマー。 ヤンゴンに来てからの7、8年。 ほとんど家族とも連絡を取ることが出来ない生活です。

厳しい環境にも負けず、将来の夢を持って、頑張っています。





6月はじめの月曜日。 今日からミャンマーの新学年の始まりです。

新学年開始を前に、先週5月29日にMESOが2008年より支援をしているユワティジ村に、日本青年会議所近畿地区の方々、111名、それにミャンマー人ボランティア等27名、約140名近くのメンバーで訪問。 

雨が降っても、校舎に行くのが便利なように、日本からの方々、村の方々との協力で通路を舗装。


また折り紙、剣玉、などの日本の遊びを紹介したり、日本から持参した焼きそばを配ったりなどなど。



最後は村の子供達が踊りを披露してくれました。



子供も大人もその場に集まった全員が楽しい時間を過ごすことができました。

子供達にもお休み最後の忘れられない思い出が出来たことと思います。
皆様ありがとうございました。