丸大ホール(食堂)
川崎駅徒歩4分
総合評価3.5(味3.4 サービス3.2 雰囲気3.3 CP3.6 酒3.2 )
川崎駅を京急川崎側の東口を出る。
昔は雑多な雰囲気というか大衆的な街だったが、すっかり洗練されたお洒落なビルが建ち並ぶ。
少し街をぶらついた後、駅に戻る途中にこの店をみつけた。
店名は聞き覚えがある。
ネットで調べるとやはり人気店のようだ。
いかにも昔風の大衆酒場の店構え。
懐かしい感じに魅かれて店に入った。
店に入ると平日の昼にもかかわらず満席。
あきらめかけたが奥に一席空いているのを見つけた。
店の人に聞くと大丈夫だというので、奥のテーブル席に座った。
狭い店内にお客さんがごった返しているかのような喧騒。
店の方が来たので生ビールを注文した。
まずは冷えたビールで落ち着く。
肴は何にしようかと迷ったが、お腹が空いている訳でもないので、漬物と鯖の塩焼きを注文した。
こういった店の漬物は美味しいはずだ。
漬物は盛り合わせと白菜があるので、白菜をセレクトした。
少し待つと漬物が登場。
きれいに円形に巻いてある白菜漬け。
昔懐かしい感じの白菜漬けを久しぶりに見た。
食べてみるとやや味が薄い気もするので醤油を少し垂らした。
こうすると漬物の美味しさが増すしビールにも良く合う。
もちろん漬けが浅いわけではなく、白菜の柔らかさ、食感は適度だ。
白菜漬けを食べながらビールを飲んでいると鯖の塩焼きが出てきた。
少し時間がかかったが、逆に言えばしっかり注文後に焼いたということだろう。
ここでビールをお代わりする。
鯖の塩焼きは見た目のこんがり焼けているし、食べてみると期待通りの旨さ。
鯖らしい食感と味。
鯖塩焼きは焼魚の中で最も好きで、居酒屋でも定食屋でも良く注文するが、これはかなり美味しい鯖塩焼きだ。
ビールを飲みながらゆっくりと鯖塩焼きと白菜漬けを食べる。
最高の昼飲みだ。
雑多な喧騒もご馳走だ。
アルコール類は昔の大衆酒場の値段だが、料理はどれもリーズナブル。
混みあっているが店の方はてきぱきしておりきめ細やかに対応してくれる。
美味しい料理と楽しい喧騒。
川崎に来たら、またちょい飲みに寄りたい店だ。