えー、海外遠方よりご報告デス。


一日目


ちりちり燃え盛るような、っつうかハゲそうな太陽光に照らされて目覚める。


気付けば、砂浜に打ち上げられていた。


喉の渇きがひどい。


重たい身体を無理やり引き起こして、近くの小川で水をのむ。ごきゅごきゅ、、ごっくん。うまい!


ぐううううう――腹も減った。 お腹と背中がくっ付いちゃう!


ってことで、近くを探索してみる。



砂浜に転がっていた肉厚な木の実を拾ってみた。 ん! これは……ヤシの実だ!


さっそく、かち割って口に運ぶ。



――水分 10%回復!

――腹 5%回復!


ぴぴぴ、とステータスが上昇。



はい。ゲームのお話でした。



サバイバル・キッズ~Lost in Blue~(コナミザベスト)/コナミデジタルエンタテインメント
¥2,940
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久しぶりに、ニンテンドーDSのゲームにハマりました。


一度は、リアルに遭難体験してみたいと思うほど、無人島ものは大好きです。


15歳くらいの少年少女が、生きぬくために、自然に抗います。


とにかく腹が減る。 初めのうちはたいした食料を確保できないので、常時はらへり状態です。


ゲーム中、飽食大国日本が恋しくなったものです。



 さらに、扶養家族の重荷を知ることとなるのです。


と言うのも、ヒロインのあおいちゃん、まったく役に立たないどころか


僕こと主人公・だいちくんが、食料や水を棲家まで運んであげないと、簡単に餓死しちゃうっつう状態。



でもね、そんな彼女だから愛おしくなるのですよ。


一緒に入った温泉。良い思い出です。


んで、最後は・・・ 、これ言っちゃっていいんすかね。



※↓ ネタばれしたくない人はみないこと。



 最終的には、脱出したあと、彼女は17歳の天才小説家としてデビューします。


そう、それは人生観を覆すほどの出来事だった 無人島生活を題材にした物語――Lost in Blueにて。











どもども。 二日連続で驚き広告をハッケンしたので、ついついまた書いてしまいました。

昨日、電撃文庫の全面広告に関する記事を書きましたが、

今朝、またもや某ファミレスで原稿かきかき、無料配布中の読売新聞をぺらぺら捲っていると――



どーん、と美少女絵の全面広告が。


しかも、『Angel Berts』と言う今期話題のアニメ

(一応、知らない方向けに補足:有名ゲームブランドKeyの人気シナリオライターさんが原作・脚本を手がけるオリジナルアニメーションとして今期注目のアニメなのです)



活字新聞には似つかわしくない美少女絵(モノクロですが)を全面にどーんとだした広告に、一瞬引いてしまう。とともになぜか嬉しくなる。


が、読売新聞に何がおこってるんだ、とまたもや要らぬ憶測が脳裏を過ぎる・・・。

二日にもわたって、読売新聞さんの主要読者層とは異なる、
こういったサブカルチャー系の広告をどどん、とだしてくるのは何かしらの意図を感じずにはいられません。


もしかしたら、バーター的な戦略があるのかも?

読売新聞さん → 若年層の読者を取り込みたい
サブカルチャー系企業(ラノベ・アニメ・漫画) → 顧客年齢層を広げたい


ふむふむ。興味ぶかいっすね。

これで、明日の朝刊にもサブカル系の全面広告が出てたら、憶測が確信に変わりますねー。


ってな、ことを考えていたら、また原稿進まなかったじゃんかよーーー。ぶーぶー。
(←人のせいにしてごまかしているだけ)


おはこんばんちわー。(←日曜の昼下がり、人によって起床時間も多様だろうと思い、アラレちゃん風の挨拶にしてみました)


んで、朝、某ファミレスで原稿かきかき、無料配布中の読売新聞に目を通していたら・・・・・・


でーん。 とフルカラーで電撃文庫&MW文庫 の新聞全面広告があるじゃ、あーりませんか。



まさか、読売新聞さんで出くわすとは思わず、思わずコーヒーをずびびびびび。状態。



メッセージとしては、電撃小説大賞の締め切り迫る! とか言う内容なんですが、


なぜ読売新聞に??? とメディアワークスさんの思惑を探ってみたくなってしまう事態に。


おかげで、原稿すすまなかったじゃねーかよー。と八つ当たり。



中高生はおろか、20代を超える、油の乗ったオジサマ方が主要読者層と思われる新聞に全面広告とは。

なにか裏がある。 ってか、メディアワークスさんの本気を感じる。


MW文庫の創刊にしてもそうだけれど、本気で一般文芸の読者さんを獲得するべき全力投球してるのですなー。



広告の訴求点としても興味深いっすね。


単に「電撃文庫&MW文庫」と銘打っても、なんじゃそりゃ。でおわるところですが、


5000作を超える、国内最大規模の文芸新人賞! と銘打った上で、その脇に、有名作品をずらーーー、ですから。


場合によってはオッチャンにも興味持ってもらえるようになっちょる。


うーむ、今後のMW文庫さまにも注目ですねぇ。



参考までに、こちらのブログで、さらに詳細が載っていました →こちら



最近読んだ本のご紹介~♪パート2



クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)/西尾 維新

¥820
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 なにかと話題の西尾維新さん。
昨年の化物語、愉しませていただきました。「戦場ヶ原、惚れ~♪」 はい、公のブログ上で、判る人しか判らないネタは厳禁です。また先生に怒られちゃいます。


 ――と話を戻しまして、こちらが西尾さんのデビュー作。


やたら長いなぁと思いつつも気付いたら読み終わっていました。んー、この人の描く人間ってぶっ壊れてるなぁ。本作にしても化物語にしても。


 まあ、それが魅力なのでしょうか。



太陽のあくび (メディアワークス文庫)/有間 カオル

¥620
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 昨年の電撃大賞で新設されたメディアワークス文庫賞の第一号受賞者様です。


清々しさ第一級で、お奨めなのはもちろんのこと。もう、めちゃんこご迷惑かけてしまったが故、口上せずにはいられません。


 出だしのくだりが良い味出していますよね――田園ファンタジーを髣髴させるような穏やかな読み心地。私め大好きです。


 ぎっとぎっとのオヤクソクが集まる電撃小説大賞では、きっと爽やかフルティーな出だしで下読みの方々も癒されたに違いありません。


 かと思いきや、通販番組のリアルな現場が緊張感を演出しています。


あーくそー、先生には勝てやしない。 うん、そもそもチミは無力なのだよ。 はい出目金でした。 いや、出不精でした。 あれ、出過ぎた真似でした。 いろいろ、すみません。


探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)/入間 人間
¥557
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 入間人間さん、デビュー作が衝撃的で、書店で見つけては手にとってしまう作家さんです。いやー、この文体、好み別れるやろなー、と思いつつも、ミーは大好きなのですよ。


 ただ、本格的推理、ストーリーを求める読者様はご注意をば。たぶん、一蹴したくなるかもしれません。


 探偵とか言いつつも、一切推理しませんからね。 トウキ――と言う小学生の幼女に執拗に迫るただのロリコンですからね。 もう、文句なしのエンタメ一本堂な小説である訳ですよ。


 ロリコン小説――用法・容量を守って正しくお使いください。



廃墟建築士/三崎 亜記
¥1,365
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雑誌で見かけて「面白そうなタイトルだな」と、ジャケ買いならぬ、タイトル買いしてしまいました。


 本作は短編集で、初めて読む作家さんです。廃墟建築士もユニークですが、他にも着想点が独特で私的に大好きな作風でした。


 例えば、『七階闘争』――ビルやマンションの七階の完全撤廃を決定した行政と反対派の物語なのですが、「なして七階やねん」と突っ込まずにはいられません。


 でも、七階の歴史は云々と語られるうちに、そうなのかも、と世界に引き込まれてしまいマスタ。やれれちゃったわよ、あははん。魅せられちゃったのね、うふふん♪  と訳の判らぬ落ちで締めたいと思います。





神秘体験/弓月 城太郎
¥1,575
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 最近、読んだ本のご紹介~♪


宗教と科学を統一的に扱った意欲作。 と書くと『とある~』を連想される方も多いかもしれませんが、こちらは本格科学小説ですよ。


 著者の弓月城太郎さんが描き出す世界――「転生の秘蹟」によって蘇った柚月恭司は、一分間に百万字の速読術、IQ200以上の天才少年。


 中盤は日記形式にて、恭司の思索痕跡をたどることで、読者の思索欲・知識欲をくすぐる構成となっています。


 ふと感じたのですが、翻訳実話小説のような印象を受けました。

理系学部の方で、『カッコウはコンピュータに卵を生む』と言えばピンとくるのではないでしょうか。ただの小説とは違いますよ、と言いたかっただけなのですが。


 個人的には、将棋が好きなこともあって、コンピュータ将棋の世界大会挑戦が面白かったです。ACM国際プログラミングコンテストみたいで、興味津々。


 実はくだんの弓月さん、最近大手のブログで作品が紹介されたことで一躍脚光を浴び、自前の精神波量子脳理論(小説のネタ)で科学者の牙城Hatenaに乗り込んじゃった格好になってるんですよ。


 SFは科学を超えられるか? な~んちゃって♪ どうなりますことやら、ワクワク。


(また理系ネタが・・・すんません)


 ――と長くなりましたが、知識欲・思索欲に富む読者の方なら、ぜひともおすすめしたい一作ですよん。