ごきげんよう。

若いお嬢さんにこそピタリとはまるであろうスカーフ《ベカン》を買ってしまった、栗毛馬(中年)です。



 

 

 

 

 

 

 

 

このカレが得意とするのは「雌鹿のような娘さん」だけど、中年には中年なりの似合わせ方があるはずです。

研究してみました。

 

まずはカレ70で最も好きな巻き方、「二つ折りからの対角線結び」。

 

 

 

角を見せるか、わの方を見せるかで印象がちょっと変わります。

 

 

リボンが悪目立ちしないのがすごくいい(わの方は特に)。

 

カレ70では大きさが足りずちょっと苦しい、カウボーイ巻き。

 

 

ババンと隅が見える巻き方ですが、これもうまい具合にドレープが寄って、リボンを隠してくれる…と思っていたら、丸見えでした。

カレ90とは勝手が違いますね。

 

バイアス折りからのひと結び。

 

 

 

 

ニットやシャツの中に入れるなど、剣先をビラビラさせなければ、とても無難でアリな感じ。

 

ネイビーのニットに白いパンツを合わせて、襟元にベカンをちらりと覗かせたら素敵だろうな、と思います。

 

 

同じくバイアス折りからの、一文字結び。

 

 

これはカレ70でやるにはちょっと大きすぎる結び方。

柔らかなヴィンテージシルクと言えど、結び目が大きすぎてゴロゴロするし、剣先もひらひらが過ぎる。

リボンが勢力を増し、やや危険な香りがしてきたかしら。

 

 

私は絶対にやってはいけない、バイアス折りからのスカーフリング通し。

(スカーフリングは持っていないのでシェーヌダンクルアンシェネで代用)

 

 

 

これでもか!とリボン強調。

「かわいい」をアピールしてしまう、最たる巻き方かもしれません。

 

自分にとっては禁忌そのものですが、似合う方には素敵です。

《ベカン》の良さがよくわかる巻き方だと思います。

 

 

ふむ…、見慣れてくると、このリボン、それほどぶりぶりはしていないかもしれません。

大人のかわいらしさを表現する、品のいいリボンだと思えてきました。

 

中年でも、かわいらしい雰囲気の方にお似合いになりそう。

 

いいなぁ…と、かわいげのない中年はうらやましく思うのでした。

 

シンプルなニットやTシャツに、ボトムスは軽快なパンツ、胸元に「ベカン」。





活動的でどこかシャープな、大人なりのマリンルックができればいいなぁと思いました。