
著者: 岩井 志麻子
タイトル: 自由恋愛
勝手に採点 ☆☆
自由な夫婦生活を満喫し、幸福の絶頂にあった主人公。
夫の会社の事務員に女学生時代のクラスメートを紹介したことから
事態は予想外の方向へ。
お嬢様育ちで世間知らずな女性の行動が、友人の自尊心を傷つけ、
自身に思わぬ不幸が降りかかる・・・。
大正ロマン溢れる大人の恋愛小説。
本書の言葉を借りるなら、「後には何も残らなかった」
今でいう不倫を描いているが、旦那の浮気相手が友人だっただけのこと。
マザコン亭主に厳格な姑、噂好きの主婦など、昼メロさながらの、どうと
いう事のない凡庸なストーリー。
主題である「自由恋愛」も平成の世では当然過ぎて、彼女らが置かれた
境遇や時代背景もイマイチ汲み取れない。
「ぼっけいきょうてい」のインパクトが強すぎて、その後の岩井作品に
全く魅力が感じられない。時代設定も同じようなものが多くて、新鮮味
に欠けてしまう。
身も凍るような傑作ホラーを書き上げて欲しいものである。
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