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メメントCの世界

演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

20日デモクラ・ラジオで番宣します!

 

このところ、宣伝活動で走り回っております。

金曜日の1月20日、20時~22時の内田誠さんのデモクラ・ラジオに嶽本が出演します。

多分、始まって30分位したらのこのこと、現れるでしょう。

稽古場から駆け付けます!目的はもちろん、椿組「まっくらやみー女の筑豊(やま)」宣伝します!

デモクラ・ラジオはアーカイブでも観られます。(とちったら残るということですね)

1年位前に、パックアウトミュージックにも出て、ダラダラと太平洋食堂のことをしゃべりました。

観て下さった方、ありがとうございます!

明日は、下記URLからご覧ください!(無料)

 

 

 

韋提希とパターチャーラー

 

時々、問い合わせをいただきますので、この二作品の配信はこちらです!

 

メメントC公式サイトにて、4Kカメラ撮影・泉邦昭氏の収録、編集の配信が視聴できます。

 

「女人往生環プロジェクト」

 

古今の女性の物語を女流邦楽演者による生演奏とともに上演し、“女人往生成り難し”をアーティスト、ジェンダー研究者、観客が思考する試み。

 

 第1部 舞踊劇『パターチャーラー』~哀れ女人、その苦しみの源は~

 第2部 現代能『韋提希(いだいけ)』~なぜ生まれた? なぜ産んだ?~

 

 2020年に女人往生環プロジェクトに賛同したオーストラリアの日本文学研究者:青山友子(クイーンズ大名誉教授)とバーバラ・ハートリー氏の共訳によって、「パターチャーラー」「韋提希」の二作品が英語翻訳された。「パターチャーラー」では、能楽の四拍子の囃子と、地謡がストーリー・テラーとなって、波乱万丈の物語を進める。義太夫三味線(鶴澤津賀寿)は、インド音階を用いた特徴のあるコードを奏で、豊かな湿潤なインドの森を三本の絃によって描写する。これらの邦楽は囃子方である堅田喜三代(劇団新派所属)のプランニングによるものだが、日本の邦楽界において、能楽や歌舞伎の「本公演」では、女性奏者の活躍の場はまだ少ない。劇中、囃子だけでなく、多様なパーカッション・アンサンブルが、盛り込まれ、劇世界を構築している。

 

 

 

「まっくらやみ」稽古場リポート

 

終に立ち稽古がはじまりました!

女坑夫、坑夫、頭領たちが立ちまわっております!

山崎ハコさんの楽曲も素晴らしいので、早く御聞かせしたい!でもでも、本番までお待ちください。

森崎和江さんが聴きとった、筑豊の炭坑で戦後まで鉱山労働をしていた女性たちの人生は、

想像を絶するようでいて、やはり肉体労働現場ならどこにでもある苦労と楽しみがまじあっています。

私の脚本を高橋正徳さんの演出で、椿組と客演の皆さんが立ち上げていきます。

今はない女性の坑内労働、資料も調べながらも、俳優の肉体から湧き上がる喜怒哀楽で

物語に血肉をいれていくのでした~~~!

 

 

 

チケット

https://ticket.corich.jp/apply/210536/201/

 

「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」

作:嶽本あゆ美(メメントC) 

演出:高橋正徳(文学座)

主題歌:山﨑ハコ

■2023年2月9日(木)〜19日(日)11日間・14ステージ

■木戸銭:全席指定席4500円

学生・養成所割引:3000円/中高校生2000円/小学生1000円 

◎予約 椿組: Mail:tsubaki.ticket@gmail.com

◎予約フォーム:https://ticket.corich.jp/apply/210536/201/

または直接、メッセンジャー、mementocdefg@gmail.com にて日時など御報せください。

[木戸銭発売日:2022年12月15日(木)14時より]

あらすじ

『1958年、一組の子連れの若い男女(和子と健)が筑豊炭鉱のある町に現れる。その二人連れは炭鉱町に住みつき、人々に文芸サークルへの参加を呼び掛ける。話す日本語も生活習慣も、日本人とは違うアンバランスな和子。その不器用な暮らしぶりを見て、周囲の女らが関わり合いを始める。和子は年老いた女坑夫らを訪ね歩き、そのライフストーリーを記録する。

当時、各地の石炭産業では合理化の嵐によって労働闘争が過激さを増し、様々な暴力、非暴力の闘争が激化していた。二人はその嵐の渦中へと飛び込んでいく。』

日本のアレクシエーヴィチともいわれる森崎和江の「まっくら」ー女坑夫らからの聞き書きーと彼女の筑豊での激動の日々を、椿組がシアター・トップスの小空間に石炭の熱量で立ち上げます!

原点はどこだ?まっくらやみの中であなたが見るものはなんでしょう??太平洋食堂以来、また重量のある作品になりそうです。

こうご期待!!

[出演]

田渕正博/木下藤次郎/趙徳安/斉藤健/井上カオリ/長嶺安奈/岡村多加江/山中淳恵/望月麻里/土屋あかり/鈴木彩乃/佐久間淳也/辻親八/水野あや/山本亨/外波山文明

椿組ホームページ‼️

https://tubakigumi.com/upcoming-stage/

DVD「太平洋食堂」レビュー

 

明けましてもう十日です。

椿組の稽古は、がんがんすすんでます!

さて、お正月に「太平洋食堂」のDVDをご購入いただいた夢乃玉堂さんから、素敵なレビューを頂きました!!

御許可を頂いて転載いたします。

 

夢乃玉堂

「さあ困った」・・・私のような軽薄な者が、こんな重量級の作品について何を言えばいいのか。

演劇「太平洋食堂」

制作・メメントC 戯曲・嶽本あゆ美 演出・藤井ごう

*DVDにて鑑賞。

DVDを見た時、このまま「良かったです。感動しました」とかだけ書いて、こっそりと藪の中に逃げ込もうかとも思ったが、

そんな逃亡を許さぬ力が、「太平洋食堂」にはある。

私は演劇評論家のように深い芸術的考察力をもって公平に作品を論じる事は出来ないし、私のような者が語る言葉にそれほどの意味を見いだそうとする人もおらぬだろうから、あくまで感想としてお読みいただきたい。

現在も、販売DVDによる鑑賞が可能なので、内容については細かく書き記さないが、簡単に言うと、明治後半に起きた「大逆事件」に至るまでの、未来を憂う人々の群像劇である。

舞台は紀伊半島の地方都市にある「太平洋食堂」という身分も思想も差別しない食堂。

そこに集まる人々が、それぞれの理想や立場について語り、理想に向かって生きようとする姿が、テンポ良く生き生きと描かれていく。

冒頭に「重量級」と書いたが、作者はお題目をだらだらと語らせたりはしない。

長くなりそうかな、と予想していると、巧みに別の登場人物が飛び込んできたり、事件が起きたりして、観客の心に重要なセリフを残して物語はどんどん進む。

演出もそれを的確にサポートして、スポットライトの切り替えや

明転暗転を巧みに使い、見る者を心地よく誘導していく。

さらに役者陣は皆、ある種の使命感を持って演じているように思える。

これは偶然かもしれないが、スポットライトなどの効果を高めるために舞台上に流されるスモークマシンの「煙」までも、異なる思想を絡め取って封じ込めようとする「時代の暗雲」を演じているように見えた。(考え過ぎ?)

そして、それらの演劇としての魅力に包まれていると、「明治の世に自由に思想を言葉にできる時代があったという事」を観客は自然に認識していく。

だが、物語が進むにつれ、その「時代」は理不尽に打ち崩されていくのだ。

それは迷うことなく、現代社会における危機感に直結している。

「共謀罪」と言う言葉を都合よく解釈し、そこに刑罰を規定する恐ろしさを、現代の観客たちは感じ取らざるを得ない。

私のように日頃気楽な怪談などを好み、愚にもつかない文字の羅列を吐き出しているだけの者にさえ、一歩踏みとどまって、現実に目を向けよ! と訴えてくる。

理想を求める人、未来を憂う人、信義に燃える心ある人、悶々と日々を過ごす人、そして、ただ演劇が好きな方にも是非観て頂きたい。(DVD販売中 MEMENTO-C)

https://memento-c.com/ThePacificRefreshmentRoom_sale.html

最後に、もう一つ付け加えておきたい。

この演劇の配信やDVDを見る時に、ぜひとも同時に読んでいただきたい本がある。タイトルは、「演劇に何ができるのか?(アルファーベータブックス刊)」。

三人の演劇人による共著であるが、太平洋食堂の戯曲作家・嶽本あゆ美氏が、半生記と共に太平洋食堂の企画から上演まで、さらにそこから派生した作品について書いている。

舞台のメイキングに近い内容であるが、苦労自慢ではない。

公演における奇跡と幸運のメッセージでもない。

(勿論、信じられないような苦労や障壁を、多くの人の力によって乗り越え、奇跡的に実現したことは事実であり、何度も諦めたくなったという心情の吐露を見つけるたびに、その多面的な苦労の多さをねぎらいたくなるのも確かであるが)。

ここでもまた作者は、「あなたはどう生きるのか?」と問いかけてくるのだ。それは、作者自身の心の底から湧き上がって来る、現代社会への焦燥感。レミングの集団自殺にも似た国民の無関心と甘い夢想に対する怒りであろう。

この本のタイトルは「演劇に何ができるか?」であるが

それはすなわち、「我々に何ができるか?」ということでもある。

決して、「新しい戦前」にしてはならないのだ。

西日本新聞の元旦

 

あけましておめでとうございます。

雑用が凄すぎて、なんだか年を越した気がしないのですが、大晦日の夕方に、年末に取材いただいた「まっくらやみー女の筑豊(やま)」の紙面掲載のメールが来て、ちょっと嬉しくなりました。

仕事をしているのは、新聞社もですね。

 

 

 

 

本文は、会員じゃないと読めないのですが、もし在九州の方がいたら、元旦の西日本新聞を読んで頂けたら嬉しいです。

年末に取材して下さった佐々木記者と、森崎、谷川論について激論しました。

とてもよい会話というかダイアログでした。

初対面の記者さんでしたが、森崎さんについて遠慮なくお話できました。

 

稽古はこれからですが、何だか武者震いです。

 

今年一年、良いものが作れるようにがんばります。

 

今年の予定ですが、

 

2月 劇団椿組 「まっくらやみー女の筑豊(やま)」脚本

4月 プレオム劇 「妄想先生」演出

6月 劇団BDP ミュージカル「パパからもらった宝もの」再演 脚本

9月 劇団BDP ミュージカル「ハムレット・リポート」再演 脚本

 

12月 メメントC公演「私の心にそっと触れて」再演 となります。

 

 

今年は、新作は2月のみかもしれませんが、じっくり色々書き始めたいとおもいます。

題材は、ゾルゲ、ブレヒト、続・森崎 です。

では、今年もよろしくお願い致します!!!