韋提希とパターチャーラー | メメントCの世界

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演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

韋提希とパターチャーラー

 

時々、問い合わせをいただきますので、この二作品の配信はこちらです!

 

メメントC公式サイトにて、4Kカメラ撮影・泉邦昭氏の収録、編集の配信が視聴できます。

 

「女人往生環プロジェクト」

 

古今の女性の物語を女流邦楽演者による生演奏とともに上演し、“女人往生成り難し”をアーティスト、ジェンダー研究者、観客が思考する試み。

 

 第1部 舞踊劇『パターチャーラー』~哀れ女人、その苦しみの源は~

 第2部 現代能『韋提希(いだいけ)』~なぜ生まれた? なぜ産んだ?~

 

 2020年に女人往生環プロジェクトに賛同したオーストラリアの日本文学研究者:青山友子(クイーンズ大名誉教授)とバーバラ・ハートリー氏の共訳によって、「パターチャーラー」「韋提希」の二作品が英語翻訳された。「パターチャーラー」では、能楽の四拍子の囃子と、地謡がストーリー・テラーとなって、波乱万丈の物語を進める。義太夫三味線(鶴澤津賀寿)は、インド音階を用いた特徴のあるコードを奏で、豊かな湿潤なインドの森を三本の絃によって描写する。これらの邦楽は囃子方である堅田喜三代(劇団新派所属)のプランニングによるものだが、日本の邦楽界において、能楽や歌舞伎の「本公演」では、女性奏者の活躍の場はまだ少ない。劇中、囃子だけでなく、多様なパーカッション・アンサンブルが、盛り込まれ、劇世界を構築している。