メメントCの世界

メメントCの世界

演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

嶽本あゆ美 初の戯曲集、発売中!!





ハーベスト社 本体1800円  
ISBN978-4-86339-104-8

メメントC公式HP
https://memento-c.com/

国際交流基金Stage Beyond Borders「太平洋食堂」五か国語上演配信中
https://www.youtube.com/watch?v=CNQeOgcGh4Q

明日はオペラ「RITA」
 

オペラ「リタ」&ガラ・コンサート

4/30(木) 14:00開演  レイボックホール小ホール(大宮駅徒歩3分) 全自由席4,500円

1部 ガラ・コンサート

ソプラノ、テノール、バリトンによる日本の歌と世界の歌

2部 オペラ「リタ」 イタリア語歌唱(日本語字幕付き)日本語台詞

リタ原口朝子

ベッペ佐保佑弥

ガスパーロ江原実

ピアノ山下百恵

演出・日本語台詞 嶽本あゆ美

ドニゼッティのこの短い喜劇的オペラは、不思議な脚本からできています。
フランス人台本作家のものを、ドニゼッティが気に入って書いたそうですが、ひどい、DV夫によって、DV妻になったリタが、主人公です。
 

大昔は妻を殴る男がたくさんいたのでしょうが、リタによって、殴られまくる二番目の夫がとても興味深いです。
イタリアのベルガモで宿屋を営むリタは、順風満帆ですが、実は隠された秘密があります・・・・というところから、最後は教訓的なまとまり大団円を迎えます。
しかし、なぜ、DVはうつるのか??

この物語は、虐げられた人が、加害者になる様子を如実に書きとっています。
笑い話では済まない部分もありますが、19世紀の中頃の人たちのジェンダー意識がよくわかります。

一部は、美しい歌曲、二部は大転換して、オペラとなりますので、ご期待ください!

さよならがたくさん

年明けから四月まで、サヨナラがたくさんありました。

私の身内ですが、介護17年になろうとした父が90歳でみまかりました。2月のはじめの頃で、ミモザフェスの稽古の真っ最中でしたが、仲間の助けで、稽古を自主的に進めてもらい、葬儀などを終えることができました。

いつかは来る、と思っていた要介護4の父は、あっけなく心臓麻痺でたったの15分ほどで亡くなりました。

 もちろん、私はそこにいたわけではなく、母が村の人の助けで救急車を呼んだ時には、もう心停止。本当にラッキーな父でした。葬儀は、ほとんど非喜劇的ともいえる状況でした。喪主は87歳の母ですが、親戚の皆でいろいろ決めて、おっさまの都合でまた葬儀が三日後になったり、絶対に棺桶を運び出せない座敷に遺体を寝かせてしまったり、あー!!やばいの連続でした。

 あんまりぽっくり行ったので、昔の職場のNTTの人が、選挙の頼み事にやって来て、「ちょっと顔を見に来たよ」と言い、通された座敷で父と対面して絶句とか・・・・・寒い冬でしたが、たくさんの方が弔問に来てくれたので、部屋の温度が上がり、遺体が「あれ?くさってきた?」みたいになって焦ったり・・・・不謹慎ではありますが、葬儀まで長かったので諦めがつきました。

 

 しかしながら、葬儀は選択肢があるのかないのかわからないような状況で式次第やら予算組をするから、博打ですなあ。棺桶のサイズはLサイズで、庭を通ってようやく外へ出たり。母は、もう二度と葬儀をやらなくていい!自分は直送で!と言い切っていました。

49日もその前の準備があたふた。なんと、わが村方面には、四十九日餅だか、饅頭だかの伝統??があり、四十九日の前に餅屋にそれを発注し、取りに行く(配達はなし)ので、準備に唖然。
結局、その餅は、法要が終わると下がってくるので皆で分けたのです。その餅は決して焼いてはならない!そうで、私はうっかり焼き餅にして海苔をまいて食べました。

 

19年も夜も何度もトイレに連れていくなどの介護をしていた母はすっかり燃え尽きています。やっとぐっすり眠れるようになったのに、やることがないので寂しい寂しい・・・

 

 というような実家と東京を行ったり来たりの私は、つい最近、ものすごく昔に大好きだった女優さんの訃報を聞きました。記憶の病気を患っていたので、もうとっくに亡くなったのでは、と思っていたら、施設へ入られてからほぼ10年して年末に亡くなったようで驚きです。そこまで頑張られたのか、と思うと会えなかったのが矢張り、心残りです。

 いつか人は必ず亡くなりますから、サヨナラは当たり前。だけど、いろんな記憶が自分を励ましてくれるので、行ってしまった人に感謝です。
 花の季節は、お墓に行ってもまた華やか。

 

 泉先生が2021年に亡くなられた時も、境内の花が満開でした。新緑の季節は別れの季節です。南無阿弥陀仏

赤坂芸術祭に参加します!

メメントC+「囚われの女たち」を上演する会は、「拾う神」の新宿梁山泊さんの赤坂芸術祭にお誘い頂きました。


新宿梁山泊の主演目は、長生炭鉱の犠牲者の物語です。

芸術祭の日程など詳細はこれからですが、3月のシアターカイでのミモザフェスティバル「囚われの女たち」スピンオフ、Side B・フロンポピュレールとなります。
山代巴の夫、山代吉宗さんを中心にした物語、常磐炭鉱労働争議と女工の物語になる予定です。
2~3回の限られた上演となります。
メメントCの今の状況(経済的、人材的)では、劇場を単独で借りて何度も公演することは不可能です。
是非、この芸術祭の期間、他の劇団も含め赤坂の紫テントでご観劇ください。


フロン・ポピュレールとは、フランス語で人民戦線を意味します。第二次世界大戦中に、フランスやスペインで人民戦線内閣が生まれました。
ミモザフェスで歌った「フロン・ポピュレール」その治安維持法下で、日本でもたくさんの文化人らが心の支えにしました。
1930年代、思想の自由が奪われていくなか、フランスの作家・ロマン・ロランらの、反ファシズム・反戦・平和主義呼びかけで、芸術家らが結集して、文化の力でナチスのファシズムに対抗した「フランス人民戦線」が結成されました。


その動きを知った日本のインテリたち、中井正一らもそうですが、日本の文化人、インテリ、文化に関わる映画俳優など、多くの無名も人も含めて、日本の軍国主義への最後の抵抗を文化から行ったアクションです。

今後、芸術祭の日程が決まり次第、追加出演者オーディションも予定しております。上演回数は2~3回となり、これも限られた上演となりますが、ぜひ、ご注目ください。
 

また、本編となる広島刑務所編(ミモザフェス版)は、2027年3月第一週(2027年3月4~7日)に、シアターグリーンで上演予定です。
拾う大明神のお陰です。なんと、シアターカイの公演の後に、劇場費の支援をお申し出くださった方がいらっしゃって、本公演が出来るようになりました。
芸術文化振興基金の助成金の採択はダメでしたが、諦めなくてよかったです。

こちらも、出演オーディションいたします。

是非、一緒に、山代巴を読んで勉強しませんか?
なぜ表現する人には、自由が必要なのか、主体的に考えて戦後の一歩を勝ち取っていった山代巴さんの、夫・吉宗さんは、広島の吉島刑務所で、転向を拒んで獄死しました。その亡骸はまさに餓死同然だったと、遺体を目にした親族が語っています。
巴さんは、その頃、和歌山刑務所にいました。
巴さんの思想は、吉宗さんの「自分で主体的に考える」「質問が出る雰囲気のサークル」の考えを知り進化しました。
女工さんたちの「星の世界のノート」を書いたのが、吉宗さんです。科学の目を勝ち取ることで、人間の本来の尊厳を知り、その学びは、小学校しか出ていなかった女工さん達の目を大きく開きました。吉宗さんがもし、戦後も生きていたら、個人の尊厳を大事にする思想を大きく開かれていたことでしょう。


10月公演、3月公演のオーディションは、歌唱力高めの方を募集致します。この「高め」には、自主練力も入っております。五月上旬に詳細、お報せいたしますので、お待ちくださいませ!
 

「囚われの女たち」無事に終了しました


なかなか投稿できませんでした。理由は個人的なことですが、実家の父が亡くなりまして、稽古しながら葬式、葬式の間は、稽古場を囚われの女たち出演者の皆さんが、自主的に協力して運営してくれました。
そしてフェスの事務局仕事に忙殺されてしまっていたら!!
なんと、シアターカイのチケットはあっという間に売り切れてしまったのでした・・・・・・

ここまで忙しいことは、あっただろうか?
いやいや、あった。あれは長野五輪か?ラインオンキングのゲネプロか?

葬式は、長野五輪の様に大変でした。

父も90歳なので仕方ないのですが、前触れもなく、心臓麻痺で急死したので、驚く家族、親戚、村の人で、盛大なる??葬儀を終えたのでした。
また葬儀の後は、四十九日。四十九日といえば四十九日餅という餅を用意する風習を知ったのも、生まれて初めてのことでした。

他人の葬式は悲しいけど、親族の葬式はもう忙しくて、忙しくて・・・

というわけで、告知が十分でなくて済みませんでした。

御覧になれなかった方も多かったので、本公演を目指して企画中です。
舞台写真、これもまた、撮る人がいなかったので、取材に来てくださった毎日新聞の明珍美紀さん撮影のお写真をいただきました!

山代巴:関根麻帆
山代吉宗:末武あすなろ
母イクノ:観世葉子

刑務所所長:村中玲子
松田教誨師:茂木 理

井川看守長:羽真侑李
女囚フキノトウ:佐渡寧子
女囚十三番:大沼美和子
女囚イッチョメ:下川瑠美

女囚ヨシカ:美葉

末森看守:凜果

女囚九番:斎藤凜

女囚二番、女工ハル:幸はるか(劇団民藝)

女工テル:三澄凪彩

女工トキエ:米澤文音

女工カオリ:稲葉心音

検事・女囚・女工カメ:簑手美沙絵




 

 

 

プレオム劇「片鼻」

 

稽古も大詰めです。

3月25日(水)19時~

26日(木)19時~

27日(金)14時~(完売) 19時~

28日(土) 14時~(完売)

29日(日)14時~ 残り少なくなっています

女性だけの上質な芝居、プレオム劇の「片鼻」を嶽本が演出します。稽古は芝居バトル、マッチ、スリリングな駆け引き、アンサンブル、てんこもりです。

小林美江さんの変化自在、エネルギ―あふれるヒロイン役も魅力的です。しかし、なんでこんな素敵な人が、こんなことで悩んでるんだろう・・・って思います。
そしてそれを取り巻く友人たちも、40超え女子のペーソスを溢れんばかりに表現しています。

中島戯曲は笑いあり涙あり、でも、とても奥深くて、チェーホフの戯曲に取り組んでいるようなんですね。
日本のチェーホフといっても過言ではありません。

 

誰しもが心の奥底にもっている悩み、暗がりが花子というヒロインを通じて、深い人間理解をもたらしてくれる劇です。

しかし、笑いのツボがあちこちに・・・・・・

若い頃に、「どうして、こんなにうまくいかないのだろうか?」と考えたり、占いに凝ったり、呪いの方法を調べてみたことはありませんか?

ありすぎる私には、ヒロイン花子さんの気持ちがよくわかります。

それでもって、花子さんより恵まれなかった?私は、自分に気づくことができたように思うのです。人間、何が幸いするかわからない。

 

私の腰痛治療の先生はこう言いました。

「あなたが、どんなに有名でエライ先生につこうとも、あなた自信があなたを直視して現状を知覚できないうちは、何も上達しないし、学びとることができません」

 

だから、自分を知るというのは生きる第一歩なんですね。

夢を見ている間も幸せですが、本当の自分を知ることが、人生を歩み始める第一歩なのかもしれません。

 

覗き込むと深くてよどんな池、沼、そういうものをかいくぐって、潜って浮かび上がって、生きて行こう!そういうエネルギーを与えてくれるお芝居です。

スズナリの空間は格別です。

是非、お見逃しなく!!

 

最近、PCの調子がおかしくて、画像がうまく載せられません。

あーーーーデジタル時代に逆行する私でした。

 

 




 

https://j-stage-i.jp/jstage36/