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メメントCの世界

演劇ユニット「メメントC」の活動・公演情報をお知らせしています。

告知です。

スーザン・ソンタグのテキストでワークショップを企画しています。日本語版翻訳者の富山 太佳夫先生からご理解のある許可を頂きました。現著作権所有の版元ワイリー・エージェンシーの許可がまだ降りませんので、公演はできるか分かりませんが、小規模の試演はやるつもりです。

版元から妥協できる許可条件が提示された場合、来年に公演します。

ボスニア紛争下で「ゴドー」を演出したソンタグのエッセイは、今、物凄く響きます。

「サラエボでゴドーを待ちながら」の中の幾つかのテキストを題材にします。基本的に以下の条件となります。

・女優限定です。幅広い感じでご参加頂けると幸いです。

・ワークショップの会場費のみ折半でお願いします。

・ワークショップに報酬は出ません。

・いろんなトライがしたい方

・ディバイジングをやってみたい方

6月下旬から、月に2回3時間ほどを予定しています。場所は、中目黒、または世田谷区公共施設などを予定しています。

8月に少し多めにワークやります。9月か10月、または1~3月に試演します。

ご興味のある方は、mementocdefg@gmail.comご連絡ください。舞台経験も御報せください。

詳細を御報せします。

メメントC 嶽本あゆ美

サラエボで、ゴドーを待ちながら | みすず書房

MSZ.CO.JP

サラエボで、ゴドーを待ちながら | みすず書房

エッセイ集 2/写真・演劇・文学 戦火の下で悲惨な生活を強いられているセルビアの人々と協同して、ソンタグはベケットの『ゴドーを待ちながら』の演出をした——「上演の終り近く、ゴドーは今日は来ない、しかし明日...

 

椿組2023年春公演「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」動画配信のお報せ

 

お待たせしました!2月に大絶賛の嵐だった「まっくらやみ」ついに動画配信です。

 

椿組2023年春公演「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」

動画配信チケット発売されています!

椿組応援チケット2500円

アーカイブ視聴:試聴開始 5/27日より販売開始!

試聴期間:2023/6/1(木)10:00より 6/29(木) 10:00 まで

販売期限: 2023/6/29(木) 0:00 まで                               ■チケット販売URL: http://v2.kan-geki.com/live-streaming/ticket/916

 

 

椿組2023年春公演 

「まっくらやみ・女の筑豊(やま)」

作:嶽本あゆ美(メメントC)/演出:高橋正徳(文学座)/主題歌:山崎ハコ

 

様々な歴史を庶民目線で作劇してきた椿組が、近代史を描いて定評の女性劇作家・嶽本あゆ美(メメントC)と組み、戦後の筑豊を女性の視点から描く。戦前の筑豊は女鉱夫らが、戦時中は植民地からの労働者が石炭堀の担い手だった。その物語は女流作家、森崎和江により文学となり、その聞き書きは想像を絶する劣悪な環境でのものだった。小劇場に筑豊炭鉱の闇を立ち上げ、どん底から立ちあがる女鉱夫らの生き様を描く事で、現代にも通ずる社会と女性のあり方を問う。演出には椿組3度目となる文学座の高橋正徳があたる。

「あんた、わたしの一生は小説よかもっと小説のごたるばい」
老女たちは薄羽かげろうのような私をはじきとばして、目のまえにずしりと坐りました。その姿には階級と民族と女とが、虹のようにひらいていると私には思えました。
『私は何かを一生懸命に探していたのです』・・・・森崎和江著「まっくら」より

戦後、筑豊に生きる女炭坑夫ら百年の聲を聴き歩いた森崎和江
彼女の出逢った男と女の物語・・・「負けられるか!」
地の底から湧き上がる女たちの「闘いとエロス」!

 

 

 

 

 

 

コリッチ 感想より

 

面白い、お薦め。
明治32年から昭和35年までの約60年間、炭鉱で生きてきた女の まっくらやみを点描した人生劇。そんな彼女らが紡ぐ暗黒の世界を浸蝕し、輝かしい未来を…。物語は昭和35年迄だが、戦いは現在も続く、その意味では地続きの問題・課題を扱った骨太作品。勿論タイトルから女性の視点で捉えているが、単にジェンダー問題だけではなく、<時代>という 大きな うねりに翻弄された人々の生き様が力強く描かれている。物語は、当時の基幹産業である炭鉱、その繁栄と没落が人の生き様に重なり解り易い。また演出が素晴らしく、舞台美術を巧く使い 地べた いや更にその下にもぐって働く女性の逞しさを観(魅)せる。

ジェンダー問題と同時に、女性としての生き様に不安と苦悩、そして葛藤を描くことで 単に炭鉱の女性労働者だけではなく、広範な働く女性を対象にしていることが解る。
また、当時<戦時>の国策に翻弄され、自分の故郷はどこか、帰る場所はあるのか といった慟哭が痛ましい。どんな苦境であっても「生きていく!」、その先に希望があるのだから…まさに現代にも通じる人生の応援歌。

 

 

素晴らしい! タイゼツベシミル。華5つ★ 自分は基本的に開演前には作品の解説資料等は読まない主義だから今回も無論読まなかったが、帰宅後ざっと目を通してみると良い資料である。炭鉱の歴史などはご存知ない方には一読してからの観劇をお勧めする。板上は、ホリゾント・両側壁に短辺を床につけた状態の黒板が埋め込まれており、スト決行時のスローガンや舞台上で起こっている事件争議等の年次がその都度書き込まれる。登場人物のうち子供・赤子は総て人形が用いられているがこの演出も実に効果的だ。
板上のテーブルや椅子として用いられる小道具には数十年前迄用いられていた林檎の木箱等も転用されておりレイアウトは適宜変えられるが色彩は総て石炭に煤けたような色合いで炭鉱の状況・雰囲気を醸し出している点も秀逸。トロッコの音や炭塵爆発の音等の用い方、昏目の照明もグーだが物語の進展に応じて流れる山崎ハコの歌が作品にマッチして身に沁み、物語と歌とのコラボレーションも秀逸である。
 嶽本あゆ美さんの脚本は、彼女の描くいつもの作品からも推定できるように取材力の確かさや本質的な時代考証、時代を象徴する事件や人物の選び方がその基礎を為していると思われるが、これらの土台の上に築き上げられる物語は、各挿話が見事な連環を為しているが故に観客に必然性を感じさせる。作品が自然な流れと見える所以であろう。唯でさえこのような構造を持つ彼女の作品が、今回は、現代になって漸く一般の人々にとっても身近な概念となってきたジェンダー的視座からも見返され、その深く本質的な互いの性差と共通項を炙り出し問題の根深さを描き出してみせた点も高く評価したい。即ち現代でこそ浮き上がらせることのできる視点から照射する手法の確かさ手堅さを評価する次第である。この優れた脚本を見事に身体化している役者陣の演技が素晴らしい。更にこの脚本と役者陣の演技双方を時には異化効果等も用いつつ繋いだ高橋正徳さんの演出も見事なら、加藤ちかさんの舞台美術も素晴らしい、振り付けにスズキ拓郎くんが携わり宣伝には黒田征太郎さん凄いメンバーが揃っているのも椿組公演の魅力だ。プロデューサーも兼務した外波山文明さんは、演技にも生き様が自然に顕れて役者さんの歳の取り方として見事だと感心させられた。無論、お名前は挙げなかったが出演している他の役者さんたち、関わっている方々皆さんとても素晴らしい。

 

プレオム劇「妄想先生」配信は、30日まで!

 

 

キャスト
矢野陽子/大西多摩恵/伊東由美子/福島マリコ/梶原茉莉/保谷果菜子/槌谷絵図芽/澤山佳小里/井上カオリ/南波有沙/馬場奈津美/声の出演:春風亭昇太

スタッフ
作:中島淳彦/演出:嶽本あゆ美(メメントC)/美術:田中敏恵/舞台監督:村岡/演出助手:和田沙緒理/音響:今西工(山北舞台音響)/照明:稲葉直人(ASG)/衣裳:石川俊一/振付:吉本由美/撮影:齋藤耕路(ユニコーン)/イラスト:菅野カズシゲ/制作:プレオム劇(中島奈津美)/制作協力:J-Stage Navi/企画・製作:プレオム劇


あらすじ

卒業式間近のとある中学校の職員室が舞台。
主人公ベテラン国語教師の河西文子は卒業生のお別れの言葉の原稿を書く為PCの前に向かっている。職員室の外では校庭の花壇が荒らされたと大騒ぎ。
花壇の事件の犯人は文子のクラスの生徒ではないかと疑われます。
花壇の事、お別れの言葉の原稿の事、そして認知症を患いはじめた母親のこと。
文子は色々なことに追い詰められ妄想の世界に逃げ込んでいきます。
そこでは文子の同級生がセーラー服姿で現れたり、
亡くなった恩師と自分の母親が楽し気に一緒に歌を歌ったり踊ったり、
まだ行っていないはずの卒業式が執り行われたりと不思議な時間が流れます。
舞台は現実の世界と妄想の世界が行ったり来たり。
いつしか自分が作り出している妄想の世界の中で励まされ、自分の進むべき光を見つけだします。

中島淳彦最後の作品。中島ワールドが大変な現代社会に生きる皆様へ送る応援歌!
さぁ、あなたも妄想の世界へ足を踏み入れてください。

ADEFという研究会をやっています

 

かなり、散漫ですが、私はADEFという教育現場の表現教育のコミュニケーションワークの研究会をやっています。主に、東京都内と静岡県掛川などです。なぜ、掛川かというと地元なので、同級生が居る学校などにお邪魔させてもらってます。

どちらかというとかなり、田舎、過疎な地域の学校へ行っています。

全体として、わが掛川は田舎に入る部類だとおもいます。

自然が豊かで、その辺にニホンカモシカが、ホイホイいるし、狸もハクビシンも野兎もいます。

でも、町の真ん中というか住宅が集中している辺りは、クラスが5つ以上ある学校もありますので、

1つ、ないしは2つ以下の学校へ行っているのです。

今年は、原野谷中学校と東山口小学校へ行きました。

何をやっているかというと、演劇をツールにコミュニケーション力をはぐくもうというわけで、

インプロとか、リズム活動とか、ダンスとかミュージカルとか色々やります。

先生たちもノリノリなので、相棒をつとめてくれることもあります。

最近は、SPACの俳優さんがアシスタントに来てくれます。

 

全く世代も違えば、活動領域も違う俳優さんと一緒にやるのは凄く面白いです。実家が超近かった、山崎晧司さんもその一人です。

 

 

 

掛川といえば茶畑、宇治茶より、おいしい!

と思ってます。でも、宇治で、温かいお茶が出る蛇口がある小学校にお邪魔したことがあり、そこら辺は、まだ掛川は頑張ってもらいたい!!

 

 

昨年の10月、原野谷中学校では、マニフェスト劇をやりました。

田舎をどのように持続可能に発展させるのか?将来、どんな村、いや原野谷地区にしたいのか、中学校1年生に地区の問題を出してもらい、それを解決する劇を作ってもらいました。

その劇があまりにも面白かったので、公開したいけど、それは駄目なんですよ。

私が思うには、都会だろうが田舎だろうが、生徒のアドリブっていうのは爆発するときは爆発です。

こんなに面白い子たちが要るから、原野谷は大丈夫だろう、と思ったりしました。

過去には、A国とB国の争いをドキュメンタリストが取材して世界に発信するというプログラムをやりました。

先生たちも大活躍で、MINAMATAのジョニー・デップ役をやってくれました。

 

東山口小学校では「お困り相談」をやりました。

最初は、先生が福祉について調べたことを劇で発表したいと言ったのですが、どうも、調べ学習が上っ面でそんなに深められないということになり、クラスの中の心理的な問題、人間関係をどうやったらよくできるのか?を、劇で発表しようということになりました。

最初の回は、身体表現です。山崎さんが来たので、私が弾くピアノと動いて止まってというSTOP&GOで、子どもたちと共に様々な動物になってくれて、4年生の表現がでかくなりました。

その後の回に、「森とリス」というシアターゲームをやり、そこから派生して山火事からリスの一家、森を守る方法をグループで考えました。疑似家族になって、弱者を助けるという遊びです。奇想天外な救助をしてくれました。

 

年明けに、フルーツバスケットのやり方で、「○○で困ったことがある人」と問いかけて、段々、それについて話し合うという時間を持ちました。

以外と、人間関係が複雑にあることが分かるのです。

不思議なんですが、このフルーツバスケットって、芝居の最初のアプローチにも使えます。

立って動く、それを繰返す中で率直に話したりできるようになるんですね。

脳みそと体がくっついてる証拠です。

 

それから、こういう困った場合にはどういう助けができるのか?という寸劇を作ってみました。

最初は、当たり前な感じのケースでしたが、段々、芝居が面白くなってきた児童たちは、「私ね、こういう風に嫌な思いをしたことがある」という様子を熱演し始めて、それに対する助けをまた熱演するというすごい事が始まったのでした。正解の無い応えを探して、誰かのことを一生懸命考えるって気持がいいことでした。

 

 

活動の後で感想集を貰ったのですが、思わず涙腺がゆるみました。

私の似顔絵まで書いてくれてありがとう。

皆、STOP&GOが大好きだそうです。

この研究会、都内にも行きますので、やりたい学校はご相談ください。

でも、予算があると嬉しいです。(笑)