ミュージカル「走れ!ロコモーション」再演
磐越西線
羽越本線
信越線
が交わる駅
かつて、新津市と呼ばれたこの町は、国鉄の新津機関区があり、市民の4分の1が、国鉄職員など国鉄に関係する人口だったそうです。まるで、人民公社のように、職場も住まいも、何かものを買う場所も全て、機関区という区域の中にあったそうです。まさに昭和の高度経済成長の時代にその町は最も繁栄したようです。
その後に、モータリゼーションで、国鉄から自動車に、高速道路が建設されていく中、鉄道の役割が変化していったんです。
新津駅も変わっていったのでした。
新幹線ができて、東京と新潟は直接、結ばれて、新津はすたれます。
そして、JR民営化がやってくるのです。
その大きな波をどう受け止めたのか?
国鉄OBの皆さんからお話を聞いたり、新津でワークショップをする中で、題材を集めて脚本を書いた作品です。
国鉄の話といっても、ここの女性たちの元気には驚かされます。
演劇への愛情、みんなで集まって何か始めたら、目標に向かって爆進です。でも、粘り強く丁寧に、励ましあって。
5年以上、新津に通った私は、ひょっとしたら首都圏よりこっちの方が知り合いが多いのかもしれません。
明日、舞台の幕が上がりますが、その幕が上がるまでに地元の人の熱意がどれほどの仕事をしたか・・・感謝しかありません。

























