夢の島思念公園

夢の島思念公園

2005年から書き続けている夢日記

ジャスコの2階に以前私をラジオに誘ってくれた人(名前を失念)とその友達が運営している音楽系の専門店があって、そこに行って「楽譜が欲しい」と言うと、「うちはこの通り今流行りの曲かロングセラーの楽譜しか無いよ」と言われて「LSDの楽譜を探してる」と言ったらラジオの人とその友達が顔を見合わせて、何故か英語で「ダウンステア、アンド、ラウンド」と言って人差し指でわたあめ作るみたいにぐるぐる回した。

それを何度もやるので「分かった」と行って1階に行ってぐるりと一周すると、6畳くらいのスペースにフリーマーケットみたいに色んなものが売っていて、存在感の希薄なショートカットでメガネのお姉さんがレジに座っていた。

私はお姉さんに「LSDの楽譜が欲しい」と言うと、検索結果:2 となって左側の棚の二箇所が赤く光った。

そこを見るとSIAの楽譜がそれぞれ1冊ずつ入っていた。

私は両方買った。

家に帰るとおばあちゃんちで、おばあちゃんも叔父さん家族も居なくて、マキシマムザホルモンのナヲちゃんしか居なかった。

ナヲちゃんと一緒に楽譜を見て、歌いながらピアノで弾いてみた。

私が弾くピアノをナヲちゃんは「GLAYみたい」と言っていた、よく分からなかった。

歌はナヲちゃんの方がきっと上手だから歌ってよ、と言うと「SIAは専門外、ありちゃんのオペラ声の方がまだ合う」と言っていた。

なんやかんやあって田舎のオペラのコンサートにSIAの曲で出る事になり、会場に向かうバス停で、私、両親、妹、祖父母、犬、ケンちゃんという大所帯で待っていると、知らないお兄さんがバス停に来た、両親がソワソワしてるのでどうしたのと聞くと、そのお兄さんはとても有名な作曲家で、若くして自殺してしまった人らしい。

へぇ、と思って私はお兄さんに「これからコンサートに行くんです、お兄さんも?」と話しかけると、お兄さんは「僕も運営で呼ばれてまして」と恥ずかしそうに言っていた。

お兄さん歯並びが悪くて心なしか歯が少なかった。

「何かお兄さんが作った歌を歌って」と言うと、私でも知ってるような名曲を歌ってくれた。

音程が若干怪しかったけど、少し掠れた優しい声だった。

槇原敬之みたいな存在なんだと思った。槇原敬之は歌上手いけど。

歌い終わるとお兄さんは踵を返してバス停から去って行った。

私はふとこれから自殺するんだ、と思って「ありがとう!大好きだよ!」と大きな声で伝えた。

お兄さんは振り返らなかった。

ケンちゃんも「大好きだよー!」と言って、家族も「大好きですよー!」と彼の背中に叫んだ。

お兄さんは恥ずかしそうにはにかんでいるのが後ろから少し見えた。

バスに乗るシーンはカットされて、楽屋で死ぬ日が近い女の人と一緒になって、その人はなんかすぐ脱肛しちゃって人工肛門で、それが原因で色々体に悪い事が起きてもうすぐ死ぬらしい。

内蔵出るって大変だなぁと思った。

謎の空気の振動で目が覚めた。


駄菓子屋さんがあって、そこはやさしい綺麗なおばさんと優しいおじさんがやっていて、幻魔大戦のジョーのお姉ちゃんにそっくりの娘さんが居て、私はそこの常連だった。


私はその店に隠し防犯カメラをたくさん設置して、万引きする子の映像を店の看板の上のデカいモニターに映したり学校やお家に送りつけたりした挙句ネットに晒していたので、ある日その駄菓子屋さんが閉店した後、不良の男子高校生たちに襲われて、金属バットや鉄パイプやバールのようなものでシャッターを叩かれた。

でもシャッターがガンダリウム合金で出来ていたので大丈夫だった。

だけど、逆ギレした不良どもにキレたおじさんが、ガンダムを買って奴らを駆逐するぞ!ってなった。

おばさんも賛成していた。

実際に人を殺せるガンダムを作るのは前例が無かったので、なんかなんとか工業とかじゃなくて「角田タクマ」と名乗っている富野由悠季と、大友克洋と、あと庵野秀明っぽい人が駄菓子屋さんに打ち合わせに来た。


3人は打ち合わせが終わるまで私の実家に泊めてあげることにした。

実家は何故だかいとこが大集結していて、みんなに柿を食べさせているところだったんだけど、ももちゃんの旦那さんがなんか柿ソムリエみたいな仕事してて「この柿やめた方がいいよ」とか言ってて「じゃあ食うな、私はこのくらいが好きなんだよ」と言って柿を奪った。

別に柿を育てていたわけじゃない夫に「柿の好みなんて人それぞれ固めとか柔らかめとか甘めとか甘さ控えめとか色々あるんだから気にしちゃダメよ、あの子は若いから視野が狭い上にイキリたいだけなのよ」とフォローした風に愚痴った。


ももちゃん夫婦と険悪な雰囲気のまま、ガンダム作りが始まった。

角田タクマ(富野由悠季)に「町の不良をやっつけるだけならバーニヤとかは要らないと思うんだけどどうする?」とか「エヴァみたいにナイフ仕込めるとこ作ろうか?」とか聞かれて、ああ確かに、とか、それいいね!とか話した。

大友克洋と庵野秀明は私がちんぷんかんぷんな中身のメカの何かを決めたりしてた。


ガンダムを作るためにミニゲームをやらなくちゃいけなくて、お家の屋根に歪な四角いマスを9個正方形に配置して、指定された種類と数の果物をそこに入れるという簡単なものだったけど、制限時間が16秒しかなくて、リンゴ24個 モモ18個 メロン27個 すすき 7本みたいな無理ゲーな上に、いとこの男の子が赤ちゃんに戻ってしまってまとわりついてきて全然上手くやれなくてガンダム作りが難航している中、夫は庵野に作ってもらったガンプラ用のかっこいいスナイパーライフルをうっとり眺めてた。

疲れた。




(全部夢です、実際の人物とは何の関係もありません)


私はキャバクラの帰りをお店の車で送ってもらつていた。

一緒にくるみさんとひなたさんが乗っていた。

2人は仲良しで、楽しそうにおしゃべりしてた。

他にも知らない男性が3人くらい乗っていて、それぞれお喋りに興じていた。


いつの間にか空が白じんでいて私は家に送ってもらうはずがくるみさんのお家に遊びに行く事になった。


くるみさんのおうちは前庭に噴水とかある豪邸で、一見集合住宅にも見えなくないけど全部持ち家だった。


まだ薄暗い中、車からみんなどんどん降りて行って、降り際にくるみさんが私の頭をわしゃわしゃっと撫でて、私はアハハと苦笑いすると「冗談でやったんだからね」と言われた。


入り口が赤いラインで縁取られているガラスの扉で、中に入るとたくさんのくるみさんの家族が居た。

小さな子供が5男の子2人と女の子3〜4人いて、何かの死体を取り囲んで何かごっこをして遊んでいた。


たくさんある部屋ではそれぞれ形式の異なるパーティーが催されていた。

私はくるみさんとひなたさんが居るキラキラの風船がいっぱいある部屋に行ったけどなんか風船割るの怖くてすぐ出た。

ヤクザの応接間みたいな部屋では男の人たちが何か仕事の愚痴か何かを言っていた。

私が入ってきたのに気づくと、「この中で誰がタイプ?」というウザ絡みをしてきたので逃げた。


和室で大人達が宴会をしていたのでくるみさんのお母さんにご挨拶をした。

「好きに過ごしてね」と言ってくれたので探検する事にした。


私は中庭に出てみた。

日はすっかり上っていて、暖かい光と薄い茶色のコルクのような地面と黄色い葉っぱがあたたかみを演出していた。

中庭には小さな内科の診療所があって、その建物の2段だけの階段に初老の男性が座っていた。

疲れ果てたような、やり切って満足したような微笑みを浮かべて半透明の猫と遊んであげていた。

そこへ、外科に行った方がいいんじゃないかと思うようなズタボロの若い男性が来て、初老の男性に向かって

「僕は!先生が作ったロボットのヒーローや、武士や、医師や、科学者が!悩み、打ちのめされ、絶望しながらも命懸けで守ってくれたこの世界で生きていく事ができる!

僕は生きている!

ありがとうございます!

手塚治虫先生!」

と一気にまくしたてて元来た道を引き返して行った。

私は生手塚治虫だヤベー!と思ったけど特に言葉も交わさずくるみさんちに戻った。


屋内に戻ると、私が誰の子を産むかで揉めていた。

え、私この中から未来の子供の父親選ばないといけないの?無理なんだけどと思って何言われても適当に濁してた。

本気で帰りたくなったのでマネージャーさんに帰ります!って言ったら送ってくれた。

マネージャーさんはなんとくるみさんのお父さんだった。

だからいつも2人とも言いたい放題なのか、と謎に納得した。


(全部夢です。実際の人物とは全く関係ありません)


「コトリ」という女と森の中で会った。

金髪でシスターの格好をしていた。

私はもののけ姫みたいな格好をしていて、蝦夷の娘だった。

コトリは治癒の能力を極限まで鍛えていて、一緒の空間で眠るだけで全回復した。

都の近くの貧しい人たちを救う施設まで一緒に行った。

病気や飢餓に苦しむ人を一時的に助けると言うより、ホームレスや家で娘などを吸収して労働力として成長する生き物みたいだった。

大きさは都内の14階建の団地くらい。

ドアを開け放っておけばコトリの能力の恩恵を受けられた。

その施設に漫画「こどものおもちゃ」に出てくる羽山君みたいな小学生の男の子が連れられてきた。

私と羽山はすぐに悪党討伐に駆り出された。

私はウヴォーギンさんみたいな赤い服を着た男の人を慕っていてずっとくっついて歩いてたけど、ウヴォーさんは私を庇って目の前で殺されてしまった。

肉体がもったいないから、と、近くにいたメガネがウヴォーさんの体を乗っ取った。

メガネは「こんなに鍛え抜かれた体をみすみす捨てるなんてもったいないからね」と言っていた。


犬が大量に飼われている団地の一角に行ったらブルドッグみたいな感じの顔が大きい犬が居て、その犬を通して死んだウヴォーさんと少し話せた。


ウヴォーブルドッグを連れてまた戦闘に出るとまたウヴォー犬は私を庇って死んだ。

その犬に羽山が入った。

メガネinウヴォーは気絶している。


ちょっと山気味の静かな村落で綺麗なお姉さんがいっぱい住んでる家があったので、そこでウヴォーさんのちんちんをいじっていたら、消防車の放水みたいに白濁した水が噴出して、そこを写真に撮られてどこかへ持って行かれた。

そこで羽山といちゃついていたら2分に1度撮影される隠しカメラを見つけたので2人で記念撮影して記録をたくさん残した。


ちなみに持って行かれたウヴォーさんの写真を見て小さい子供に性的に手を出した罪で調べられたけど、噴出した液体が化学物質だった事と隠しカメラで2分おきに撮影されてるのを見てウヴォーさんは無罪になった。

まあ死んでるし。


YMOがすっごいおじいさんの白人だけど大人気でデパートの壁一面をモニターにしてライブ配信したりしてた。

私は船でYMOに気に入られるために黒人の女の人5人と一緒にYMOに会いに行った。

なんかうまく行かなかった気がする。

黒人の女の人が「YMOなんて最初から好きじゃなかった」と言い出した。


フェリーの中で羽山と寝転んでいたらたまたま羽山の友達が声をかけてきて、「お前の彼女、いつもの派手系とはちょっと違うな」と言ってきて、なんか羽山は「いいんだよ」とか受け答えをしているうちに元気がなくなってきて、私がゆすっても返事が無くて、顔をそむけたまま動かなくなって「最後に顔見たかった」と言って冷たくなった。

最後に友達と話さなければ良かったのにね、と思った。

その後私はミカドの側室になって3人の子供をもうけたが3人とも謀反を起こして行方不明になったそうだ。

私は私ではなくある見世物小屋のような街を転々とする一団で暮らす少女だった。


私には父がいて母がいて、父は団長で、母はとても美しく気丈な人だった。

父はいつも紺地のカスリの着物を着ており、母はモノクロで、あまつさえアウトラインというか、線画で表示されていたがそこらの花魁より派手な顔立ちで清楚な着物は見る人をハッとさせる魅力があった。

父は母をとてもとても愛していたけど、いかんせん母はクールなタイプで父は愛情表現が不器用だった。


父は母のためか、ただの得意料理なのか、小麦と水と油を練ったものを楕円形に焼き、その中に蒸したさつまいもを潰したものを入れて半分に折ってまた少し焼く、スイートポテトパイのようなものをよく作っては私や母や団員を喜ばせた。

その料理に名前があったが、思い出せない。


私はその料理をいつでも作れるように、さつまいもを切らしてはいけないと父が独りごちているのを聞いたことがあったので、私は暇があれば民家の畑でしれっと1本失敬したり、滝の上に誰かがひっそり暮らし、ひっそりと死に、そこに植えた芋が自生したようなものを掘ったりして、旅団にさつまいもを蓄えて居た。


旅団に新参者の少女が居た。

私たちは各地を周る間、その地の芸人とその家族を一時的に団の一員として面倒を見たりする事がある。

少女は名乗ったが忘れた。

毛量の多いおかっぱで、私は彼女に何年も前に一度会った事がある気がした。

私たちはすぐに仲良くなって、私が「芋を掘りに行かなくちゃ、優しく芋を掘れる道具はどれだろう」とホームセンターで右往左往していると、スコップ?シャベル?とにかく砂場で使うやつっぽいやつの売り場に連れて行ってくれた。


その日、私は自分のやり方で父のポテトパイのようなものを作っておかっぱちゃんに振る舞った。

とても喜んでくれて、もっと食べたいと言ってくれたので私の芋掘り意欲はますます高まった。

「今度父が作ったのを食べてみてね、私のよりずっとずっと美味しいから」と言って眠った。


次の日私たちは金の稲穂がどこまでも続く田んぼの端を歩いていた。

田んぼ、私たちが歩いてる道を挟んで山、という立地で、無限田んぼより山の方が面白そうだったので山に入るとすぐに小さな滝があった。

滝の上まで行って、崖に腰を下ろして色々なことを話した。


学校のこと、旅団のこと、好きな男の子のこと、いじめのこと、お母さんが居ないことなんかを聞いた。

そして、私の父が母以外の他の女と寝ているところで終わる読み物がある事を教えてくれた。

それを読んだけど難しくてあまりよく分からず、最後までペラペラと飛ばして件の文に辿り着いた。

全く知らない見たことも聞いたこともない若くて頭の悪そうな女と父が床に入るところでその本は終わって居た。

私はさほどショックは受けなかったが、この本が母の目についたらと思うと少し背中に冷風が当たったような感じがした。


少女に「お父さんはどんな芸をするの?」と聞いたら、とても悲しそうな顔をした。

「無一輪」という、とても美しいが存在しない一輪の花がそこにある、という不思議な芸があり、それが団員のみんなに馬鹿にされているような感じだった。

「お父さんは、存在が曖昧なの。」

と言っていた。

そのあと、私を数十秒間黙って抱きしめてそろそろ降りよう、と言った。


団に戻ると母はノーモーションで最初から居なかったかのように消えていた。

父は母が居なくなった事に明らかにショックを受けていたが、どこかで元気にやっているさ、というような感じに振る舞っていた。


スマホにazuma君からメッセージが届いていた。

何のサービスを介していたか分からないけど、多分Twitterとか。

10年、いや20年ぶりの連絡だった。

今興行に来ている街に住んでいるのだと言う。

私は驚いて嬉しくて、早速会う約束をした。

バカの一つ覚えのようにazuma君にもポテトパイを振る舞うため、またホームセンターで待ち合わせた。

道具を買い足す時に、何か皮肉を言われたけど、元彼の中村屋と重なって嫌な気持ちになった。


azuma君との再会がそんなに嬉しく無くなっちゃった私は、どうせポテトパイを作るならおかっぱちゃんにも食べさせたいと思って彼女を探すと、金の田んぼの中に1人で立っていた。


話しかけると「私は勉強する。受験して、更に勉強する。

知りたいという好奇心を持ち続けなさいと前世から託されたわけじゃない、

ただ、私はもっともっと学ばなければならない、本当の事とそうでない事を分別できるようにならなくてはいけない」

と言って、「そこをどいて、参考書を買いに行かなきゃ」と言ってそれっきり彼女と会うことは2度と無かった。

存在が曖昧な父、私の父のゴシップ記事、それくらいしか彼女を突き動かす原因を私は知らないが、もっと根深く怒りのような原因が本当はあるのだろうと思った。


私ははじめから、この世界は平山夢明が書いた小説のひとつを元に生成された夢の世界だと思い込んでいたけど、どうも思い当たる話が出てこないので、それも夢の一部だったんだと思う。