なぜもっともっと早くこなかったのだろうと自問自答しつつ退店した。
名店中の名店。自称パン好きでこちらを知らないとなれば完全なるパン好きではない、ニワカ。





ルルソールさん。






テネラさんと同じ威厳を感じた。

レベルの違う店は、入店してすぐわかる。

店内内装、清潔感、スタッフやオーナーの視線からひしひしと伝わる本気度パン職人としての気概、何よりパンの色味、香り(安かろう悪かろうとの差は歴然)。






愛想がいいながらもスマートな接客とパンへの目配りに余念がない優しそうな女性スタッフたち、目があった瞬間只事ではないと感じるオーナーの佇まい(それはもうミシュラン星獲得店のそれ)。




チーズフォカッチャ。大きくてふっくら。








こちらの売りの一つ、チャバタを使ったサンドたち。生ハムルッコラやももハムカマンベールがある。

上の段はこれまた売りのミルクフランスと、緑が濃ゆすぎるピスタチオフランス。







クリームメロンパンと称するそれ(左端)が尋常じゃない品を放ったフォルム。名前が普通すぎるよ、差別化しようぜ!…とお節介な気持ちに。



カヌレやフィナンシェも全て焼き上がり次第運ばれてくる。それ自体はシャトレーゼと同じだが…やめて!そして、父の日にどうぞとか書いてあるけど、やめて!どうか、違いのわかるお父さんだけ食べて!(日本のお父さん人口の0.1パーセントもないだろう)








そんなこと言ってたらいい店片っ端から潰れてしまうから、ある程度割り切って売ることも仕方ないのだろう。

むっしゃむっしゃ違いもわからず食べる方もお客様である……お前誰だよ何様だよのツッコミは慣れっこです。




そしてこちらの目玉、クロワッサンとパンオショコラ。

僕はクロワッサンをいただいたが、テネラのガリッガリ焼き切り系を好む僕的にはまぁ普通だった。サンドイッチにしても良さそうな程の軽さ。








選択ミスったかな。

明太チャバタと明太フランスが美味しそう。






この塩バターコーンチャバタがマックスに美味しそう。





もうひとつは、ガーリックフランスを購入した。
かなりミニミニサイズだったが、焼きたての誘惑に進んで負けて、購入後即かぶりついた。

この店のバゲット生地がいかに旨いか痛感した。
いや、これは本当に美味かった。



この日は次に行きたい店があったので控えめに買ってしまったが、次はミルクフランスと塩バターコーン辺りを責めよう。