チーズどばー!、なグルメが苦手だ。

苦手というのは、食べたくない、という意味ではない。
地上波のいわゆる絶景グルメ的な番組のワイプ芸人よろしく、皆さんチーズドバドバに目がなく、シカゴピザだろうがドミノピザだろうが「うっほーーー!美味そう〜食いて〜!」と唾を出すからだ。
ビジュアル先行で、作り手が込めた想いや創意工夫はわからぬままがっつかれがち、ひとえにそれが哀しいのだ。


まぁ、それはもうバーガーに限らないが。



なので、こちらには1人で来るのがいいと思っていた。
「頼むから良さをわかってよぅ!私語しながら食べないでよぅ!」という僕の飯愛ゆえのウザさを押し付けること必至だったからだ。


けど、友人と来た。
よりによって(!)寺門ジモンさんの10000分の1も食べ込んでいないだろう友人とだったが、僕の上記ぐちゃぐちゃを丸っと受け止めてくれる大らかな奴だったので、僕から提案した。





そんなわけで、巷に数あるグルメバーガーの中でもトップオブトップのこちらへ。

完全予約制、到着時間に合わせて作られるため遅刻絶対厳禁。その不安のある友人も誘えない。







アルデバランって、聖闘士星矢で僕の好きなゴールド聖闘士じゃないか。愛のあるあの…。







洒落たバーのような店内、星型のプレートもこちらの特徴。

まずはサンペレグリノとコールスロー。




僕は、酒を飲まない(飲めないフリをして、好きな異性の前でしか飲まない場合も含む)人とは絶対飲まない。

飲まない人がなぜか「そちらはどうぞ遠慮なさらず。」と勧めてくる場合もあるが、断じて断る。

まるでテレフォン××(最近一切聞かない下ネタ)で電話越し1人無心になって、あちらは受話器放置してテレビ観て笑ってる、そんなシチュエーションに類似する痛々しさを感じるからだ。




考えすぎ?

いやいや「男の前でしか飲まないの。」とハッキリ言わないやつが悪い。





もっとも、この日は超重量級バーガーを味わうことがメインなので、連れが飲む飲まない関係なく僕も炭酸水で十分。


しかしポテトが美味い。

細いの太いの食感の違いを楽しめる。

冷めてもザクザクな細いの、衣でもつけたのか、どうやって揚げているのだろう。






友人はアンチョビか何かしらスパイス効いてそうと感想をこぼしていたが、そうかな?

(違うとも断定できない)








コールスローも美味い。

ベーコンがクルトンみたい。

オニオンフライもザクザク。

(ちゃんとそれら感じて食べている友人よ、やるじゃあないか!出だし順調!)




そしてついに来た!

僕のオーダー、ずっちーな!








重さデカさ伝わらないかもしれないが、鉄アレイ並み。



連れのオーダーしたリアルバランと比べると









ねっ。







トマトレタス玉ねぎレリッシュに、超肉肉しいパティに数種のチーズ。

ナイフとフォークなんかないぜ?







ガブっといきます。




パティの肉全面に押し出す感じはショーグンバーガーに似ているが、もっともっと肉質が良く、上品な肉汁が溢れる。



何よりバンズが特徴的で美味すぎる。

揚げ焼きを友人に連呼してもピンと来てなかったようだが、このガラッとジュワッと感は、間違いなく油をたっぷり鉄板に敷いた上で焼いている。

そう、銀だこに近い。




※断面すみません。











半分ほど食べたら追いチーズとのことだっだが、全然二口くらいしか食べていないものの、やってきた。






これが僕の憂う「うっほーうまそー!」を誘発するシーン。







でも美味そうだから仕方ない。




大切に全て平らげた。

ぺろりと。




しかし夜中まで歩いたこの日、楽しい楽しい時間だったな。

絵に描いたような生真面目なのに、毒や棘も丸っと笑ってくれるこの友人が好きだなぁと改めて思った。また遊ぼう。ありがとうありがとう。



ジモンさん動画。予習を怠った友人よ、復習はしたかい?笑






アルデバラン