こんにちは。
モンテッソーリ教師のめぐみです。
ご訪問いただきありがとうございます。
私は片付けが苦手だと思います。
出したものを使ったら片付けるって
すごく難しいことに思えます。
実際、意識していないと
全然出来ていない私です。
台という台を見ると、上に置きたくなる。
置いたらそのまま置きっぱなし
次に片付けるのは
パワーがいります。
えいやーっとやらないと出来ない。
だから、いつまでも片付かない。
そんな私の血を引き継いだのか
環境から吸収したのか
更に輪をかけて片付けが苦手な人がいます。
はい、息子です。
学校に通っていた頃
ロッカーからお弁当箱がたくさん出てきて
Gが湧いたとウワサにのぼるほど
授業道具を片付けるのが苦手らしく
いつもフルに道具を詰めたランドセルを
重そうに背負いながら通っていました。
思い返してみると
息子は生まれてから〜3歳頃が
1番片付けが得意でした。
それはモンテッソーリ教育でいう
秩序の敏感期。
秩序感というものが
わかりやすく表れていた息子。
同じところに同じものがあること。
同じ時間に同じ順序で行うこと。
いつも同じであることに
喜びを感じる年齢があります。
逆に
いつもと違うと不快感極まる態度で
主張してきます。
保育園へ行く道順が
いつもと違うと大泣き。
お風呂に入って洗う順番が
いつもと違うと大泣き。
「最初からやり直して」
と要求してきます。
モンテッソーリ教育では
この秩序感を大切にしています。
お部屋の配置やお片付けなどを
この秩序感に基づいて行うと
とてもスムーズに行きますし
子どもも楽しいのです。
子どもが片付けられる量のおもちゃを
子どもが片付けやすいように
低い棚などに配置します。
いくつかの種類で
分類しておくと
更に楽しくなるでしょう。
我が家で片付けが
上手くいっていたのはこの頃まで(笑)
3〜6歳の頃
少しずつ少しずつ
片付けが難しくてなって、
小学校へ行く年齢になると
本人のキャパオーバーになりました(笑)
ここから息子と私の
攻防戦が勃発します。
リビングも部屋も物で溢れていました。
学校の先生からも言われていましたが
想像力が溢れてしまい
色んなものを床一面に広げているのに
更に新しいものを出すんだと。。。
1つ終わったら片付けて
それから新しいものを出す。
それが出来ないのよね〜と
先生からは苦笑いされました。
先生、家でも同じです!
そりゃあ色々と工夫しました。
家族の片付けルールを話し合ったり
始める前に声を掛けたり
片付けやすいように模様替えしたり
貼り紙を貼ったり。
『片付けてから寝よう』笑
どれも上手く運用できるまで
行かなかったですね。
「片付けて〜」と
いうのが苦痛でした
結局
寝る前にリビングに私物は置かない
ルールはそれだけになりました。
それでも中々出来なくて
出しっぱなしだったら
夫が息子の部屋に放り投げていました(笑)
息子が不登校になり
パワーが激減すると
片付けるどころではなくなりました。
片付けができないかどうかは
どうでも良くなりました。
だって、、、
何にも出来ないんですもの。
今まで
普通にしていたと思っていたことが
何も出来なくなりました。
学校、勉強、外出、家の手伝い。。。
着替え、歯磨き、入浴、食事。。。
どれも当たり前のようにやっていたのに
当たり前に出来ることなんて
何もなくなってしまいました…。
片付けなんてどうでもいい。
汚い部屋が嫌なら
自分で片付ければいい。
息子が
「やらなければいけないこと」を
ゼロにしました。
やらなければいけないことなんて
何もなくなったんです。
息子に許可出来たことですが
自分に対して許可することは
かなり難しかったです。
片付けたくなかったら
片付けなくてもいい。
やりたくなかったら
やらなくていい。
だけど、自分のことは責めない。
出しっぱなしのものがそのままでも
「片付けが出来ない自分、ダメ人間」
って思わない。
自動的に責めてしまうので、
いちいち考えを変えていきます。
出しっぱなしのものが
出ているのを見て
片付けていないな
だって面倒なんだもの
片付けたくなったらやろう
そんな自分でもオッケー
だっていつも一生懸命やっているもの。。。
そんな感じで1つずつ許可していきました。
すると、気がつくんです。
きれい好きな自分に(笑)
片付けは苦手ですけれど
掃除も苦手ですけれど
きれいな部屋が好き。
すっきりと整理されている部屋が好き。
私はきれい好きだったという事実。
なのに出来ていないから
イライラしていたのかな。
片付けられなくても別にいいけれど
時々はきれい好きな自分を
気持ちいい気分にさせてあげたい!
そう思うとときどき
えいやーってスイッチが入ります。
そうやって
適当でゆるゆるにすることを
自分に許せるようになった頃。
何にもやらなくなった息子が
自分から食器をシンクに下げ
洗濯物をカゴに入れ
私物を部屋に片付け
ゴミをゴミ箱に捨てるようになりました。
ついでに言えば
歯磨きや入浴をし
お腹が空けば自分で食事を用意し
寝る時間を自分で調整するようになりました。
親からの積極的な関わりはしていません。
「〇〇して」
「そろそろ〇〇したら」
などの声かけはしていないんです。
子どもが自分で考えて動けるような
年齢的な成長もあると思うし
余裕が出来たのだとも思います。
周りからの指示がなければ
自分で考えて動くしかない。
子どもは
やりたくないわけではないのだと
思いました。
自分で生活を整えて
共同体の一員として
動きたいのだと思いました。
現在の片付けは
ゆる〜い感じですが
背伸びせず、理想を追い過ぎず
今現在の自分や息子に合った
部屋の配置だったり
物の量だったりに
調整しています。
意見を出し合って
こうしたい、じゃあどうする?
を考えた結果の家です。
決して整理整頓すっきり
ではないですね、残念ながら。
でも心地いいです。
心地悪くなったら
今の自分達に合わないという
ことだと思います。
だから、また試行錯誤が始まるのかな。
それもまた楽しいなって思います。
片付けは自分の育児史のように
紆余曲折、悩みの連続。
でも、片付けに向き合って
自分にぴったりとくる片付けが出来たら
それって幸せだな〜って思います。
今の自分の家は
自分そのもの。
きれいでも
きれいじゃなくても
どちらでもいい。
毎日感覚を大切にしながら
気持ちよく過ごせるように
工夫することも
楽しんでいこうと思います。
ここまでお付き合いいただき
ありがとうございました。