課題の分離と保育士的な関わり方 | 不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

不登校はプレゼント ~不登校や病気などの試練は、本来の自分らしい輝きを取り戻し生きるための素晴らしい贈り物~

子どもの中には、人生の道しるべとなる内なる教師がいます。
本来持っている生命力を取り戻し、子どもが内なる教師の声を聞き、力を発揮できるようサポートしていきましょう。
不登校や病気などの試練は、とても素晴らしい贈り物になり得ます。

こんにちは。

 

モンテッソーリ教師のめぐみです。

 

ご訪問いただきありがとうございます。

 

 

 



 

新年度が始まり

 

環境の変化があった方も

 

いらっしゃるかと思います。

 

 

 

 

我が家は、

 

家族全員、環境が少しずつ変わり

 

ストレスとまあまあ良い


付き合いができるように

 

あれこれ考えながら

 

生活をスタートしようとしています。

 

 

 

 



 

フリースクールのネットコースに

通う予定の中1息子。

 

 

 


一番最初の関門は

 

パソコンの設定です。

 

 

 


ネットコースでは


パソコンの設定をしないと


授業に参加できません。







今回は


パソコンの設定をしているときに


思ったことを書きますニコニコ







子どもの課題を


親も一緒になって解決していくときが


あると思います。






そんなときに


保育士的に関わるといいのではないかと


思ったので記事にしてみました。








今年度は息子が中学生になるので


環境の変化があります。






環境が変わると


子どもとの関係にも


今までとはまた違うコミュニケーションが


求められるのではないかと思います。








息子が小5のときに不登校になってから

 

アドラー心理学の


課題の分離という考え方を


ディープに取り入れてきた我が家。






子どもの課題は


子どもが解決したくなったらすればいい。





援助が必要なら


子どもから求めてくるのを待とう。


子どもが求めたくなる親になろう!





その考えのもと


子どもが自分で課題をみつけて


自分で学びながら進んでいくよう


関わろうとしてきました。



(実際に出来ていたかどうかは…??爆笑)







でも今回のパソコン設定は


息子にとってはハードルが高いかなと


思ったんですよね〜。





そもそも子どもが設定するものなのか…?






まず

設定があることを伝えないと

わからないと思ったので

聞いてみました。






「パソコンの設定が必要みたい。」


「そろそろ設定を

 した方がいいと思うんだけど

 どうする??」


「自分でやってみる? 手伝う?」




   


昨年度まで


2歳児のクラスをみていたので


似たような声掛けになってしまいました笑


(息子は12歳児ですけど…照れ)



✎︎2歳児への選択肢の提示について✎︎

2歳児は、イヤイヤ期と言われていますが

指示されるのが嫌なだけで

自分で決めたことはやります。

なので2つや3つの選択肢を作ってあげると

その中から自分で選ぶことも多いです。





そして、


手伝ってほしいと言われたので


晴れて手伝うことになりました照れ

 





最初は親がやってみせながら


途中から子どもがメインで出来るように


「次やってみる?」と


代わってもらいました。





そのあとは


基本、子どもに全任せ。


 


やってほしいことがあれば


多分言ってくれるでしょう。






ここで親主導のままだとどうなるか??





やらされている感満載になって


きっと全然楽しくない。





次第に子どもが依存してきます。





親に頼ろうとするし


自分で考えて解決しようという


気持ちにならないと思います。





そして


うまく出来ないと


怒り出したり


親のせいにしたりするかもしれません。







依存的になり始めたと思ったら


物理的な距離をあけてみます。





例えば、用事をしに、席を立つ。




そうすると


自分1人でやってみようとするか


やる気がなくなるか(笑)





自分でやっているなら

そのまま様子を見ます。




やる気がなくなって

YouTubeでも見始めたら(笑)

どんな感じ?と聞きに行く。





「どこがわからないの?」

と聞いてわからないところを

一緒に理解していったり


「次は何したらいいの?」

とやることを確認したりします。







完全にやる気がなくなったら


「今日はやめる?」

「また明日やる?」

「設定しておこうか?」


と中断したり、中止にしたり。



まだ無理だったのね、と

気持ちを切り替えることも

時には必要かもしれませんね。








こうやって


子どもが主体となってやりたくなる


距離感を探していきます。






前提となるのは


多少なりとも


子どもが自分ごととして感じて


やってみようと思っているかどうか。







やってみようという気持ちがなければ


親が設定してしまってもいいと思います。






無理やりやらせても


何もいいことありませんから…。







こうやって


子どもの様子を見ながら


子どもとの距離感や


接し方を変えていくやり方は


保育士的な関わり方だと思います。








このような関わりをするのは


子ども本人に援助が必要なときです。







課題の分離のイメージは


援助が必要なことを


子どもが自分で気がついて


自分から助けを求める。







保育士的な関わりのイメージは


援助が必要なことを


大人側が


子どもの様子から判断して


必要なところだけを援助する。




もしくは


援助が必要なのを


本人が気がつくように関わる。






そんな違いがあるのかな〜と思います。







目指すところは課題の分離。





でも、ハードルが高ければ


下げてみてもいいと思うんです。








無事、設定が出来た息子くん。




「パソコンの設定は勉強と同じ。


 頭を使うからいい練習になる。」


と言っていました。





また設定していくことで


少しずつ現実味を帯びてきます。


「授業が楽しみすぎる〜」


と言っていました。





Windowsユーザの息子は


少しでもMacのキータッチになれるように


積極的に楽しんでやっていました。




自分でやった感が味わえて良かったです。







保育士的に関わるときに


1番ネックになるのが


「子どもにこうあって欲しい」


という思いです。






課題の分離は


ある意味境界線がスッキリしているので


やりやすいところもあると思います。


まぁ、親自身の

ザワザワモヤモヤがいっぱい出てきますけど笑






でも保育士的に関わると


子どもの様子をよくみながら


押したり引いたりして


こちらの関わりを変えていくので


我が子が相手だと中々できない(笑)







子どもの出来ないところも


真正面からみることになるし、


それに対して自分がどう思っているのか


めっちゃ明るみに出るんですガーン








子どもが途中で投げ出して


YouTubeを見ていたら


(もっと危機感を持ってほしい)


(もっと集中力があってほしい)


なんて期待したり、落胆したり


してしまうかも??






すると、子どもの姿を


客観的に見ることも出来なくなります。





「何やってんの!!」なんて


文句も言いたくなるかも??笑







だから


保育士をされている方でも


自分の子どもの保育が難しいと聞くのは


そういうことかもしれませんね。







今回も色々と感情が動きました。



「付き合ってあげてる


って感じていることに気がついたり、



息子の間違いに気がついて


(早く気がつかないかな〜。

なんで気が付かないんだろ?)


ってイライラしてしまったり。。。






これは私の課題ですね。


これからでも

自分で解決していこうと思います。







…ということで


今回は子どもとの関わり方について


書いてみました。





年度変わり


柔軟にコミュニケーションを


変えていけたらいいな〜と思います。






でもやっぱり…


課題の分離をして関わる方が


やりやすいかなと思った


1日でした✿︎ ✿︎







ここまでお付き合いいただき


ありがとうございましたおねがい音譜