「環境と時の流れで変わる生態系」
浅間山と千曲川
風が運ぶもの
、それは、ニセアカシアの香りと思い出。
自然の香りは、たくさんの年月の足跡を、やさしく呼び戻す季節の使者です。
ニセアカシアからイメージするのは、甘い香りとミツバチ。すっきりしたアカシアハチミツは“蜂蜜の女王”とも呼ばれています。
今、このニセアカシアが、生態系の存続を考える上で話題の植物になっています。
ニセアカシアは、別名ハリエンジュ。「要注意外来生物」のひとつです。
長野県では千曲川と犀川の流域で旺盛に繁茂しています。
普段は流域を緑で覆う木々のひとつに見えますが、梅雨にかけての花の時季には、その花がニセアカシアの数を指し示し、あまりの多さに圧倒されます。
千曲川流域の自然植生の約24%がニセアカシアというものです。
北米原産の外来種で、明治初期に日本に入り治山事業に使われ、千曲川では砂防樹として植樹されたものが野生化しました。
千曲川流域のニセアカシア
空中窒素固定能力があり、根の再生能力も強く、地上茎ができると1年で1m伸長するそうです。
他の植物が育たない荒廃した場所でも旺盛に育ちます。
平成6年から10年間で1.5倍に増えているデータもあり、
至る所に生えるニセアカシアを見ると、確かに継続的に伐採し続けないと大変なことは分かります。
根が浅く、洪水で流されやすいのが問題の大きな部分。
本来、砂防樹として適していたのかは、疑問の残る所です。
外来生物法の存在によって、蜂蜜業者や無農薬栽培の害虫天敵も、その存続に一考必要な状況になっています。
一方、植物による環境浄化面で考える時は、ユーカリやコブシと共にCO2吸収能力が高く、土中のPCB(ポリ塩化ビフェニル)分解能力も高いそうですから、空気と土への貢献度の高い植物です。
かつて、ウメやヨモギも外来植物であったように、時の流れは植物を変え、そこに棲む生物の生態系を環境に合わせて変えていきます。
どこからは人の手をいれるのか、どこまでは自然淘汰に任せるのか、その判断が必要なのでしょうか。
私のような素人は現象と知りうる情報でしか捉えられません。
風が運ぶもの…、その奥深くに様々な背景があり、自然と人間が生き続けるためのバランスが必要なことを伝えています。
この23日午後7時からの3時間、信州の東信地区に初めての光化学スモッグ注意報が出されました。
信州の空に光化学スモッグ…!
風が運ぶもの・・・、中国の黄砂も含め、伝えているものを受けとめる必要があるはずです。
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