スチャラカでスーダラな日々 -3ページ目

スチャラカでスーダラな日々

故・植木等氏の御冥福に因んでkeiのスーダラな日々を紹介します。故人の映画のようにスイスイと軽妙な人生を送りたいものです☆彡

紅葉の鬼門崩し 超広角で撮影
紅葉の鬼門崩し 超広角で撮影

北の廓中心の地図館神跡と内濠の紅葉鬼門崩しに山吹色の紅葉館神跡に咲いた萩の花館神跡で咲いた萩の花館神跡は特殊な場所で、内濠を最高の空間で見られることは勿論のこと、鬼門崩しが見られるスポットでもあります。

弘前城の地形の説明のために地図を右側に貼りました。館神跡と本丸の石垣が平行に揃っているのが見られますね。本丸の石垣はかじり取られたような形をしています。

これを鬼門崩しと言って北東の角を削り、上から見ると五角形の形にも見られます。江戸時代前期に五層天守の弘前城が落雷で蓮池に崩落してから風水の教えで北東の角が削られました。

風水では北東の角が不吉で忌み嫌われるので、そこだけカットしたのですね。これを鬼門崩しと言います。またこの頃、元々の地名である高岡 (鷹丘) から弘前へ名称を変更しています。

弘前の意味は、
弘・・・どこまでも広がっていく
前・・・邪を斬る

と言う意味があります。これも旧高岡城が崩落したことによる祟りを忌み嫌って風水から名付けられた地名です。こうしてこの城は弘前城と名前を変えて、何事もなく現在に至ります。

館神跡の土塁近くにヤマハギが生息しています。アジア原産の山野に見られるハギで、観賞植物として広く栽培されています。日本では北海道、本州、四国、九州に分布。アメリカ合衆国では1856年に観賞植物として導入されました。

ヤマハギは落葉広葉樹。一般に高さと幅が1 - 3m まで育つ直生の小低木で、寒冷気候ではより小さくなる。単一の生育期の間に、地表から1.5m まで成長できる。観賞用に庭木や公園樹としてよく植えられ、茶花として好まれる。

紅葉の鬼門崩し 広角で撮影
紅葉の鬼門崩し 広角で撮影

館神跡に咲いた萩の花
館神跡に咲いた萩の花

館神跡で咲いた萩の花
館神跡で咲いた萩の花
北の郭・武徳殿休憩所
北の郭・武徳殿休憩所

喫茶 北の郭 カレーライスマタニ チーズケーキ喫茶・北の郭 レジと受取口北の郭にある武徳殿は柔剣道の練習場として明治末期に建設。2003年に改修され土産物店・喫茶店・休憩室を備えた武徳殿休憩所としてリニューアルオープン。現在は”喫茶 北の郭”として営業中。こちらは有料区域にあるため別途入園料が必要(大人320円 子供100円)。

歴史を感じる銅葺きの屋根が印象的。柔剣道場だった事もあり、凜とした雰囲気を漂わせる。木の温もりを感じる店内はテーブル87席。席を確保してカウンターで注文すると番号札を渡されます。番号が呼ばれたらカウンターに行きます。サイドメニューはジェラートやアイスキャンデー等。コーヒーもありました。頼んだモノは、玉ねぎカレーが税込650円です。

食後のデザートは、真夏ならアイスクリームで酸味が欲しい時にはリンゴシャーベットがお薦めです。有料区域入園前に弘前公園近くのマタニでチーズケーキの生タイプを入手していたこともあり、早速久々のスイーツを堪能しました。

店内のテーブル席から大きな窓があって、窓ガラス越しに綺麗な紅葉を撮ります。紅葉を見ながら昼食とデザートを食べられて、歩き通しで疲れた身体に良い癒しとなりました。

喫茶 北の郭 テーブル席の紅葉
喫茶 北の郭 テーブル席の紅葉

喫茶・北の郭 テーブル席の紅葉
喫茶・北の郭 テーブル席の紅葉
館神跡と内濠の紅葉
館神跡と内濠の紅葉🍁

北の廓中心の地図鷹丘橋 本丸から北の郭を撮影鷹丘橋 北の郭から本丸を撮影本丸の北東から館神跡と内濠の紅葉を撮りました。右端の東屋から手前に広がる敷地が館神跡になります。館神は津軽藩の二代藩主信枚が豊臣秀吉の木像を御神体として安置した場所です。こちらで藩主や場内の安全に関わる加持祈祷が行われ、館神に出入り出来たのは藩主や神官とその家族など限られた人物のみでした。

館神跡の発掘調査では、鳥居の礎石や本殿の柱穴と柵列跡の遺構が確認された他、藩政時代の陶磁器や土器が多数出土しました。立派な神殿がここにあり、加持祈祷が行われたと推測されます。この地に館神を再建することはせず、跡地として当時の遺構を偲ぶところにしています。

鷹丘橋は内濠を隔て本丸と北の郭に架かる橋です。弘前城は1628年(寛永5年)に改称される以前、鷹丘城(高岡城)と呼ばれていました。

この橋は1670年(寛文10年)、4代藩主信政が母の屋敷のある北の郭を行き来するために架けたとされます。藩政時代は敵の侵入を防ぐため戦時には壊される架け橋でした。

鷹丘橋は杉の大橋や下乗橋と異なり、橋げたが低いのが特徴です。これは弘前公園の敷地全体が南から北に向かって緩やかに傾斜しているためです。本丸の高台から鷹丘橋と北の郭を眺めると本丸と北の郭の標高差がよくわかります。

鬼門崩しに山吹色の紅葉
鬼門崩しに山吹色の紅葉

鷹丘橋 内濠築堤の紅葉
鷹丘橋 内濠築堤の紅葉

館神跡 説明板
館神跡 説明板
弘前城本丸 蓮池側の紅葉
弘前城本丸 蓮池側の紅葉

弘前城本丸 地図弘前城本丸の岩木山🏔️が見られる蓮池側に来ました。少し雲が多くなって写真には不向きですが、目の前の紅葉は素晴らしいです🍁

元々ソメイヨシノの葉桜が紅葉したので、樹勢はさくらまつりの木々と一緒です。

桜守の管理より一番上に延びる中心木が大胆にカットされるので、樹勢が横に延びるのです。これで木々と我々の距離感が近くなり、頭に近い位置でソメイヨシノや紅葉が楽しめます。

蓮池に延びる崖はかなり急ですが、こちらにもソメイヨシノの葉桜があるので今の時期は紅葉🍁と岩木山🏔️が綺麗に見られます。

弘前城本丸 蓮池手前の紅葉
弘前城本丸 蓮池手前の紅葉
弘前城本丸 蓮池築堤の紅葉
弘前城本丸 蓮池築堤の紅葉

弘前城本丸 工事倉庫の紅葉
弘前城本丸 工事倉庫の紅葉
日本最北の現存天守がある城

弘前城本丸 天守閣
弘前城本丸 天守閣

晴天下の弘前城天守閣弘前城天守閣の一階と二階に見られる本を開いて伏せたような形の屋根を切妻造と呼びます。切妻造の屋根に出来る破風(側面に付いている板)を切妻破風と呼びます。

弘前城天守閣は層塔型天守に分類され、第1層から同じ形の建物を規則的に小さくしながら積み上げた形です。工期が短縮できて建築コストが抑えられる建築です。層塔型天守は、関ヶ原の戦いの後に登場しました。

切妻造の屋根の下に懸魚(けぎょ)があってその奥に青海波が見られます。穏やかな波がどこまでも続く様子を表現した青海波は、未来永劫の平穏や幸運を願う吉祥模様とされています。また災厄を水に流して清める模様とも言われ、厄除けの意味が込められています。切妻造の屋根と津軽の霊峰岩木山の写真を並べると、屋根と岩木山の山容が妙に似合っていますね。

懸魚の奥に青海波が見られる
懸魚の奥に青海波が見られる

津軽の霊峰 岩木山
津軽の霊峰 岩木山
弘前城天守 迎える準備着々

耐震工事のため巨大な足場に覆われた天守台
耐震工事のため巨大な足場に覆われた天守台

2026年 弘前城天守閣 曳家予定図耐震工事のため巨大な足場に覆われた天守台2024年撮影 本丸 天守台と紅葉弘前城の耐震工事が行われている弘前公園(青森県弘前市)で、天守台周辺が巨大な直方体の足場に包まれている。好天となった2025年10月24日 まるでビル建設のような現場では、来年11月中旬までに元の位置に戻る天守を迎えるための作業が進んでいた。

弘前市公園緑地課によると天守は2015年、石垣修復工事のため元の場所から74メートル北西へ移動した。石垣の修復は17年度から昨年12月にかけて実施。2025年5月には耐震工事が始まり、高さ約11メートルに及ぶ鉄骨の足場は8月から10月にかけ組み立てられた。

2025年10月末からは天守を支える鉄筋コンクリートのくい製作に取りかかるため、現在は製作用の掘削機を設置する土台作りが進行中。4本のくいは年内に完成予定で、2026年にはその上に天守が載る「耐圧盤」を設置、2026年6月から引き戻し作業を始める予定という。

大林組弘前城耐震補強JV工事事務所の林賢太郎所長は「ほかの建物では使われない特殊な工法で、施工計画には苦心しているが、それでも楽しみながら作業を進めている」と話した。

お城の修復現場にビル出現?より
記事と耐震工事の天守台写真を引用

弘前城本丸 展望デッキ
弘前城本丸 展望デッキ

本丸 内濠側の紅葉
本丸 内濠側の紅葉

2024年撮影 本丸 天守台と紅葉
2024年撮影 本丸 天守台と紅葉
弘前城本丸 内濠築堤の紅葉
弘前城本丸 内濠築堤の紅葉

本丸 詳細地図弘前城本丸 内濠築堤の紅葉🍁は二の丸下乗橋から本丸に入った最初の敷地で南口券売所のある奥から撮りました。

地図には四角い空間が見られますが、こちらは常設されているトイレです。そこから先は崖になっているので、立入禁止の札がロープに結ばれています。

崖の下は弘前城の内濠となります。本丸に侵入してくる敵に対して最後の防御地点となります。ちなみに戦国時代の後、平和な時代に造られたので実戦経験がありません。
弘前城本丸 内濠築堤の紅葉
弘前城本丸 内濠築堤の紅葉

弘前城本丸 内濠築堤の紅葉
弘前城本丸 内濠築堤の紅葉

本丸 弘前枝垂れ 説明板
本丸 弘前枝垂れ 説明板

本丸 弘前枝垂れ
本丸 弘前枝垂れ
下乗橋 二の丸から撮影
下乗橋 二の丸から撮影

江戸時代前期の弘前城本丸下乗橋と馬出と武者屯御門跡を撮りました。江戸時代前期の弘前城本丸の見取り図も横のサムネイルに資料として貼ります。下乗橋に着くとすぐに武者屯御門があり、下乗橋の脇に説明板がありました。

現在の本丸南口券売所が馬出と呼ばれた厩舎があった処で結構広いです。本丸の入場者と退出者を中央の仕切りから分けています。

券売所の奥は内濠に下る築堤があって立入禁止の表札がロープと共に下げられていました。立入禁止の築堤の先は、非常に美しい紅葉が見えています。ロープの手前から広角で撮りました。

下乗橋 本丸から撮影
下乗橋 本丸から撮影

武者屯御門跡 説明版
武者屯御門跡 説明版

旧・馬出 本丸 南口券売所
旧・馬出 本丸 南口券売所

南口券売所 築堤の紅葉
南口券売所 築堤の紅葉
弘前城二の丸丑寅櫓付近の紅葉
弘前城二の丸丑寅櫓付近の紅葉

弘前城四の丸 地図弘前城二の丸丑寅櫓と紅葉を撮りました。二の丸もだいぶ北上したので参考となる地図も四の丸を中心にしたモノに差し替えています。

丑寅櫓は櫓門を除くと弘前城最北の櫓になります。櫓の造りは未申櫓と辰巳櫓と同じモノです。

この櫓は北東の方角に位置するので、十二支に従い丑寅が使われています。方角の中心は弘前城天守閣から見ています。

弘前城二の丸丑寅櫓 説明版
弘前城二の丸丑寅櫓 説明版

弘前城二の丸丑寅櫓 土塁側
弘前城二の丸丑寅櫓 土塁側

二宮金次郎像を囲む池の鯉
二宮金次郎像を囲む池の鯉
菊人形になった丑寅櫓近くの二宮金次郎像
菊人形になった丑寅櫓近くの二宮金次郎像

弘前城二の丸 地図二宮金次郎像 祭のうちわ弘前城二の丸を北に向かって歩くと丑寅櫓が見えてきます。その近くに二宮金次郎像があります。右の地図で言うと地図の右上になります。

二宮金次郎像のクリスマスはサンタクロース、夏は弘前ねぷたまつりで祭のうちわを掲げ秋には菊人形になってしまいます。何も着ていないのは何故か春のさくらまつりだけなのです。

公園緑地課の担当者によると「弘前ねぷたまつり」が始まるころには毎年祭り衣装を着ており、例年以上に装飾しているという。

「今年はコロナ前と同じ弘前ねぷたまつりが開催される。二宮金次郎も勉強どころではないのかもしれない」と同担当者。

秋には菊人形になってしまう二宮金次郎も勉強どころではないのかもしれないですね。周囲を囲む池の周りにこれほど鮮やかな紅葉があるのですから。

二宮金次郎像 背後の紅葉
二宮金次郎像 背後の紅葉

二宮金次郎像を囲む池の紅葉
二宮金次郎像を囲む 池の紅葉

二宮金次郎像を囲む 池の紅葉
二宮金次郎像を囲む 池の紅葉

二宮金次郎像を囲む池の白い鯉
二宮金次郎像を囲む池の白い鯉