




館神跡は特殊な場所で、内濠を最高の空間で見られることは勿論のこと、鬼門崩しが見られるスポットでもあります。弘前城の地形の説明のために地図を右側に貼りました。館神跡と本丸の石垣が平行に揃っているのが見られますね。本丸の石垣はかじり取られたような形をしています。
これを鬼門崩しと言って北東の角を削り、上から見ると五角形の形にも見られます。江戸時代前期に五層天守の弘前城が落雷で蓮池に崩落してから風水の教えで北東の角が削られました。
風水では北東の角が不吉で忌み嫌われるので、そこだけカットしたのですね。これを鬼門崩しと言います。またこの頃、元々の地名である高岡 (鷹丘) から弘前へ名称を変更しています。
弘前の意味は、
弘・・・どこまでも広がっていく
前・・・邪を斬る
と言う意味があります。これも旧高岡城が崩落したことによる祟りを忌み嫌って風水から名付けられた地名です。こうしてこの城は弘前城と名前を変えて、何事もなく現在に至ります。
館神跡の土塁近くにヤマハギが生息しています。アジア原産の山野に見られるハギで、観賞植物として広く栽培されています。日本では北海道、本州、四国、九州に分布。アメリカ合衆国では1856年に観賞植物として導入されました。
ヤマハギは落葉広葉樹。一般に高さと幅が1 - 3m まで育つ直生の小低木で、寒冷気候ではより小さくなる。単一の生育期の間に、地表から1.5m まで成長できる。観賞用に庭木や公園樹としてよく植えられ、茶花として好まれる。
















































