
藤田記念庭園の反橋を通りました。反橋は高台部から低地部へ流れる滝と、そこに架かる朱色の反橋の風景が見事です。その水が池となり、池泉廻遊式庭園(ちせんかいゆうしきていえん)となっています。池泉回遊式庭園とは、池のまわりを散策しながら楽しむ形式の庭園です。中でもおすすめしたいのは、橋から眺める滝の景観。滝の水しぶきと音の迫力を間近に感じながら、ゆっくり歩いて楽しむ庭園の風景は、筆舌に尽くしがたい美しさがあります。冬季は池泉回遊式庭園が閉鎖されますので、訪れる際はご注意ください。
藤田記念庭園は、高さ13mの崖地を挟んで高台部と低地部に分かれています。高台部の庭園は、当初からのもので、西側に岩木山の雄大な姿を独り占めのように望むことができる贅沢な空間です。スケールの大きい石造物、手入れの行き届いた植栽とともに、立ち並ぶ洋館や和館と調和する落ち着いた空間を形成しています。


















































