メドさんのマニアックな日々 -2802ページ目

西葛西「カルカッタ南口店」-2

西葛西の「カルカッタ南口店」への再来訪です。
今回の注文は南インドランチのBで、前回より一つ安い物になります。

セット内容ですが、手前が最近お馴染みのマサラ・ドーサ、中央は左からライス,ワダ (豆粉ドーナツ),玉ネギのパコラ (インド風天ぷら),サンバル (豆と野菜のカレー)、後列は左からトマトチャツネ (辛口),ココナツチャツネ (マイルド),ラッサム (酸っぱ辛い野菜スープ)に野菜サラダとドリンクが付いて1,100円です。
他の店と比べると、相当コスト・パフォーマンスは高いと思います。

前回のCセット (1,250円)との違いは、ドーサがキーマ (挽き肉)or パニール (チーズ)からマサラ (ポテト,グリーンピース等の野菜)になり、チキン or サモサがパコラとラッサムになる事ですが、北インド風のサイド・ディッシュが無くなって、南インドではお馴染みのラッサムが付き、完全にベジメニューになりますので、こちらのセットの方がより南インドっぽいです。
ラッサムはスープとして飲むかライスに掛けるか、人によって違うのですが、私はスープ扱いしています。



画像は大分食べ進んだ段階で、ドーサ,ラッサム,パコラが減ってきて、ワダをサンバルに投入した所です。
右手が大分汚れてきたので、左手でシャッターを切ったらブレてしまいました。



こちらは、最後のライスにお代わりサンバルを掛け、手で食している所です。
これも左で撮っているのでブレていて分かり難いのですが、ライスを中指と薬指の上に乗せ、親指で口の中に押し込むようにして食べます。
これも人によって流儀が有るみたいですが、これが比較的手を汚さず食べやすいと思います。

インド人の多い土地柄とお値打ち価格のせいか今回もずっと満席で、外で数人並んでいる時間帯も有りましたが、今回は店員さんにインド人のサブが付いていたので、前回ほどのパニック状態にはなっていませんでした。
もう一人店員が居れば文句無しの店なのですが、そうすると今の価格が維持出来ないのかもしれないし難しいところです。

西葛西「カルカッタ南口店」-1

インド料理屋巡りで、葛西 (江戸川区)方面へ行きました。
葛西を選んだのは、都内で働くインド人 (主としてIT関係)が多く居住しているという話題を以前TVで見て、それなら美味しい店も有るだろうと思ったからで、調べてみると店数は意外と少ないのですが珍しく南インド料理を出す店が有るのを見付けました。


一口にインド料理と言っても北と南では内容が大分違っていて、タンドール (調理竃)を使ったナンやタンドリー・チキンは北インド料理で、日本では9割以上の店がこちらです。
一方、私が良く行っていたChennai (旧名マドラス)を中心とした南インドの料理は、主食が米 (粒食及び粉食)で、カレーの味わいも大分違っています。


今回行った店名は「スパイスマジック・カルカッタ」と言い西葛西の駅前に有ります。一号店 (北口)は北インド料理のみだったのですが、二号店 (南口)では南北両方の料理を出しています。
お店に駐車場が無い為、1Kmくらい離れたスーパーに停めて歩きました。
お店は定員20人位の小さな店でしたが、客が入れ替わりやって来てずっとほぼ満席状態でした。
私は当然南インド風のランチを頼んだのですが、周りを見ると7:3位でナンにカレーという北インド風を食べているお客さんが多く、まだまだ南の認知度が低いのがちょっと残念でした。


セット (\1,250)の内容は

パニール・ドサ:米粉メインで作ったクレープ (ドサ)の中に、パニール (醗酵していないチーズ)がメインのカレー

を入れた物
ターメリック・ライス
アプラム:豆粉で作ったお煎餅
サモサ:ポテトがメインのカレーが入った揚げパン (本来は北系の食べ物ですが)
ワダ:豆粉で作ったドーナツ (殆ど味付けは無く、オカラドーナツに似ています)
サンバル:野菜 (ダイコン,ナス,ニンジン等)と豆のカレー
チャツネ:ココナツとトマト
サラダ
ドリンク :チャイ (ミルク・ティー。本当は南では紅茶よりコーヒーが主流なのですが、チャイが好きなので) と、完全にベジタリアンになりました。
尚、お肉が食べたい場合は、ドサを挽き肉入りのキーマ・ドサ、サモサをチキンに変更出来ます。


サモサをそのまま齧り、ドサはチャツネやサンバルを付けたりそのまま食べたり、ワダはサンバルにドップリ漬けて食べ、サンバルがお代わりできるので、最後にライスにサンバルを掛けアプラムを砕いて混ぜて、と南インドの味を堪能しました。
材料を揃えるのも大変そうな料理が多いのですが、ちゃんと美味しく出来ていました。
味付けは辛さ控え目ですが、コクが有って味に不満は無かったですね。
ライスがメインなので、少し揚げ物が有ってもお腹にもたれる感じが無かったのも良かったです。(肉を食べなかったのも一因かもしれませんが)
サンバルのお代わりも出来て、これで1,250円なら高くは無いと感じました。

難点を上げると、小さいお店とは言えフロアの店員が一人しかおらずずっと忙しそうで、横のお客さんはチャイが随分遅かったみたいだし、私自身もサンバルのお代わりを忘れられていました。
とは言え、それもある意味インドらしさかな、と美味しかったので寛容になっています。 (笑)




ピンボケですが、手前の茶色で大きい物がドサで、上に乗っているのがアプラム。黄色いライスの右の容器に入っているのが二種のチャツネ。更に右の揚げ物で三角の方がサモサ、ドーナツ状がワダ。一番右の大きめの容器に入っているのがサンバル。




ドサの中には、パニールがメインの具材が入っています。これも辛さは控え目でした。




マナーを守って右手だけで食べている日本人は殆どいなかったですが、私はライスも当然右手だけを使って食べます。上手く食べるにはちょっとしたコツが必要なので、知りたい方には伝授いたします。

自家製サンバル

南インドの味噌汁と言われるサンバルを作ってみました。
と言っても、生のスパイス類を揃えてブレンドする事は出来ませんので、以前買ったサンバルミックス (スパイス類と豆粉がブレンドされた物)を使いましたが。




味噌汁同様具材は何でも良いのですが、今回はナスをメインにニンジン,玉ネギ,万願寺唐辛子 (これだけは自家製)を使い、水とトマト缶で煮込んだ後ミックス粉を投入。



キッチンが懐かしい香りに包まれる中、暫らく煮込んで完成。
これも先日買ったドーサを焼いて、一緒に夕食としました。



翌日はライス (固めに炊いた日本米)に掛けて食べましたが、これも美味しかったです。
ただ、大量に出来てしまったので、半量は冷凍しました。
今、家の方へ来て戴ければ、自家製サンバルを御馳走できますよ。ナイフとフォーク