西葛西「カルカッタ南口店」-1
インド料理屋巡りで、葛西 (江戸川区)方面へ行きました。
葛西を選んだのは、都内で働くインド人 (主としてIT関係)が多く居住しているという話題を以前TVで見て、それなら美味しい店も有るだろうと思ったからで、調べてみると店数は意外と少ないのですが珍しく南インド料理を出す店が有るのを見付けました。
一口にインド料理と言っても北と南では内容が大分違っていて、タンドール (調理竃)を使ったナンやタンドリー・チキンは北インド料理で、日本では9割以上の店がこちらです。
一方、私が良く行っていたChennai (旧名マドラス)を中心とした南インドの料理は、主食が米 (粒食及び粉食)で、カレーの味わいも大分違っています。
今回行った店名は「スパイスマジック・カルカッタ」と言い西葛西の駅前に有ります。一号店 (北口)は北インド料理のみだったのですが、二号店 (南口)では南北両方の料理を出しています。
お店に駐車場が無い為、1Kmくらい離れたスーパーに停めて歩きました。
お店は定員20人位の小さな店でしたが、客が入れ替わりやって来てずっとほぼ満席状態でした。
私は当然南インド風のランチを頼んだのですが、周りを見ると7:3位でナンにカレーという北インド風を食べているお客さんが多く、まだまだ南の認知度が低いのがちょっと残念でした。
セット (\1,250)の内容は
パニール・ドサ:米粉メインで作ったクレープ (ドサ)の中に、パニール (醗酵していないチーズ)がメインのカレー
を入れた物
ターメリック・ライス
アプラム:豆粉で作ったお煎餅
サモサ:ポテトがメインのカレーが入った揚げパン (本来は北系の食べ物ですが)
ワダ:豆粉で作ったドーナツ (殆ど味付けは無く、オカラドーナツに似ています)
サンバル:野菜 (ダイコン,ナス,ニンジン等)と豆のカレー
チャツネ:ココナツとトマト
サラダ
ドリンク :チャイ (ミルク・ティー。本当は南では紅茶よりコーヒーが主流なのですが、チャイが好きなので) と、完全にベジタリアンになりました。
尚、お肉が食べたい場合は、ドサを挽き肉入りのキーマ・ドサ、サモサをチキンに変更出来ます。
サモサをそのまま齧り、ドサはチャツネやサンバルを付けたりそのまま食べたり、ワダはサンバルにドップリ漬けて食べ、サンバルがお代わりできるので、最後にライスにサンバルを掛けアプラムを砕いて混ぜて、と南インドの味を堪能しました。
材料を揃えるのも大変そうな料理が多いのですが、ちゃんと美味しく出来ていました。
味付けは辛さ控え目ですが、コクが有って味に不満は無かったですね。
ライスがメインなので、少し揚げ物が有ってもお腹にもたれる感じが無かったのも良かったです。(肉を食べなかったのも一因かもしれませんが)
サンバルのお代わりも出来て、これで1,250円なら高くは無いと感じました。
難点を上げると、小さいお店とは言えフロアの店員が一人しかおらずずっと忙しそうで、横のお客さんはチャイが随分遅かったみたいだし、私自身もサンバルのお代わりを忘れられていました。
とは言え、それもある意味インドらしさかな、と美味しかったので寛容になっています。 (笑)
ピンボケですが、手前の茶色で大きい物がドサで、上に乗っているのがアプラム。黄色いライスの右の容器に入っているのが二種のチャツネ。更に右の揚げ物で三角の方がサモサ、ドーナツ状がワダ。一番右の大きめの容器に入っているのがサンバル。
ドサの中には、パニールがメインの具材が入っています。これも辛さは控え目でした。
マナーを守って右手だけで食べている日本人は殆どいなかったですが、私はライスも当然右手だけを使って食べます。上手く食べるにはちょっとしたコツが必要なので、知りたい方には伝授いたします。