夏祭り

 

 

  7月も今日で終わりです。
   過去に例を見ない異常な暑さの1ヶ月でした。東京は8日連続で猛暑日。8月に入っても、危険な暑さは収まらないので、熱中症には要注意です。
   
   土曜日、近くの団地の夏祭りがありました。
   通りがかった時は、ちょうど準備をしているところで、テントを張ったり、ガステーブルを用意したり、暑いなかで、みなさん頑張っていました。
   
   夜になると、お囃子の音が聞こえてきました。久しぶりに聞く、賑やかな音色に、いつもの夏が戻ってきたようで、嬉しくなりました。

 

   
 

●カノコユリ
   暑さの影響で、遊歩道の花たちも、少しぐったりしています。
   そんななか、カノコユリが元気に咲いていました。今年も、いろいろな種類の百合を見ましたが、これが今夏最後のユリになるかもしれません。
   
   反り返るような花弁と、鹿の子模様が特徴です。
   少し下向き加減の、淡いピンクの花が可憐です。
   
   連日の暑さのなか、蕾をつけ、次々に咲いている姿には、逞しさを感じます。

 

   
 

●ヒマワリ
   夏の花といえば、やはりヒマワリです。
   じりじりするような太陽のもとで、歩いている私は、汗だくですが、ヒマワリは「暑さに負けないぞ!」と言わんばかりに、陽射しの方向に向かって咲いています。
   
   咲く場所や日当たりによっても、咲く時期が少しずつ違うので、散歩途中のどこかで咲いていないか、探しながら歩いています。
   元気をもらえるヒマワリに出会えると、嬉しいです。

 


   

 

●人口世界一のインド
   インドの人口が、中国を抜いて世界一位になりました。
   14億2860万人は、EUの約3倍、ASEANの約2倍。毎年、1000万人のペースで増加しています。
   
   理由は、①衛生環境の改善などで乳幼児の死亡率が低下している、②平均寿命が長くなっていることです。
   GDPも、2027年には日本とドイツを抜き、世界第3位になるとの予想です(IMF)。
   
   この14億の巨大市場に、今、世界各国が熱い視線を注いでいます。
   
   米国アップル社が、インドで初めてとなる直営店をニューデリーに設立。iPhneの現地生産拡大も発表しました。
   
   また、日本のスズキは、乗用車でインド最大のシェアを維持。その他、インド進出の日本企業は、この10年間で約2倍になっています。
   専門家は、経済成長のスピードは、中国以上の劇的なものになると予測しています。
   
●課題
   ですが、課題もあります。
   
   第一が、エネルギー資源の確保。
   石油の9割、石炭の4分の1を輸入に依存しています。
   
   第二が、雇用の確保。
   現在、インドでは15~24歳の失業率が23.2%(世界銀行)です。
   
   人口増加がもたらす利益を得られるかは、持続可能なエネルギーの確保と、教育と雇用への投資にかかっていると、専門家は指摘します。
   
   日本は、こうしたインドとどう向き合っていけばいいのでしょうか。
   
   現地への進出だけでなく、長期的なアプローチとして、技能実習などを含め、さまざまな分野での人材受け入れを拡大していくのも一つの道だと思います。
   
   インドから多くの人を受け入れれば、観光客の増加や日本に住んだり、働いたりしたことがあるインド人を、現地の日本法人で雇用するという方法もあります。
   
   いずれにしても、存在感を増すインドと、どう上手く付き合っていくかは、日本にとっても課題です。