【BABYMETAL】芸能≠芸術だって言ってるだろ【メイト憤怒】 | Honolulu Music Society byなかじー

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出自は日本生まれの日本育ち。
米国籍を取得してハワイに在住する音楽家であり実業家。3児の父。

今までの日本人には発想出来なかった独自の視点と解釈を元に展開されるちょっとだけ凄いブログ。
更新不定期。

​Aloha!



ようやく日本からの観光客数も4,000人/day を超えるようになって来ましたね!いいことです。


さて今日はね、ちょっとだけ怒ってます。というのも、先日あるYouTube配信者がリアクション動画の括りにてBABYMETALさんを取り上げたんですね。


まぁそういう時に必ず湧いて出るのがメイトと呼ばれるBABYMETALさんのコアなファン連中だったりします。そういう連中、僕は好きじゃないんですよね。


なぜって、連中は概ねBABYMETALさんのことを総合芸術だとか言いたがるからです。


こういう風に芸術と芸能の区別がつかない若しくはつけられないっていうのは主に2つの原因があるという事が考えられます。

 

​IQが著しく低いのでその区別がつかない。

​自分の好きなコンテンツを持ち上げる事で自分も持ち上がろうとする。


芸能って言うのは不特定多数の一般庶民が、

日々の暮らしの中の一服の潤い、快癒、娯楽として楽しむ為に鑑賞する為に販売されるコンテンツを指します。


他方、芸術と言うのは特定の資産家個人の愉しみのために雇われた作家が資産家による全般的な支援のもとで際限無く追求される美、そのものを指します。


よくありがちな誤認ではあるんですが、芸能の中には極めて完成度の高いものもあり、それをして芸術的であると評されるものもあるわけですね。


しかしながらココで間違えてはいけないのが『芸術的である』ことと『芸術である』事は前述のようにまるで違うというのは紛れもない事実なんですね。


じゃあなぜその明確な違いを目の前にして、人は芸能と芸術を混同したがるのか?


​芸術と括ることをしたがる心理。


平たく言えば、


​俺が好きなものは芸術

​芸術の良さが判るってのはのは審美眼があり高尚

​つまり、芸術の良さが判る俺はお目が高くて高尚でエラい


という権威付け。まぁこんなところですよね。


つまりホントの所って自分で自分を褒めたい心理、

自分の好きなものが他人から揶揄されるようなもんじゃなくて、

センス溢れる人にしかわかり得ない高尚なものだと信じたい心理っていうのが根っこにある。



多分ね、


『BABYMETALが好き』っていうだけでおそらくいろいろな揶揄を受けて来た人達が多いんじゃないか?っていうのは察するところではあるんですよ。


やれロリコンだ、ドルヲタだ、キモいだ、メタルへの冒涜だなんだと。


まぁメタルへの冒涜の部分はさておき、BABYMETALさんのコアなファンである『メイト』っていうのはほとんどがロリコン、ドルヲタ、キモい人達っていうのは概ね事実であるわけですよね。


だからこそメイト諸氏っていうのはBABYMETALさんのことを『芸術』と神格化して、自分達が芸術を愛する高尚な鑑賞者であると自認したいわけなんですよ。


要は自分の『脛の傷』を庇うために趣味の対象物を持ち上げている。


喩えて言うなら、


どこからどう見てもマルチ商法なのに『これはマルチじゃなくてネットワークビジネスなんです』とか言う人が居ますよね。


どこからどう見てもカルト宗教なのに『伝統宗教のいいところを全部集めた素晴らしい宗教です』とか言う人もいます。


人は何かしらの負い目のあるものを支持している時によくやるのが、揶揄とは別の角度から対象物を持ち上げて神格化するって事なんですよ。


僕は別にロリコンではないしドルヲタでもない。{菊地最愛さんは可愛いさがあざといから好きです)




1番の理由として、僕はBABYMETALさんのことを好きなのはプロダクトとして優秀だからです。


音楽エンターテイメントとしての『隙』がほぼ無い。(僕が隙だと思っているのはMOMOMETALの口パクとライブのマンネリです)


そしてそのプロダクトとしてのBABYMETALっていうのは芸能コンテンツとして非常に完成度が高く、そのショーの構成や効果っていうのは芸術的であるとは認識しているけど、あれが芸術そのものだとは決して思わないっていう。


『お前の意見かよ?』と言われそうですが、


だって、BABYMETALさんとそのライブって、芸能プロダクションが会社主導で作家陣に楽曲を作らせて、振り付けを付けさせ、衣装を着させてステージセットを発注して仕上がったものですよ?


BABYMETALさんのライブとはズバリ、興行なわけです。

プロレスの興行だったり仮面ライダーなんかのヒーローショーなんかととなんら変わるものではない。


あらかじめ決められた通りの流れに従って1分1秒の遅れも許さぬ勢いで徹頭徹尾が行われる。お金を払ってショーを観た人が気持ちが高揚して物販を買う。後に興行の様子が収められたメディアも買っていただく。


そもそもに於いて複製可能なものを芸術とは言わないんですよ、皆さん。


モナリザのポスターは芸術ですか?ミロのヴィーナスを模した石膏像は芸術ですか?


芸術と呼べるのは原型たるオリジナルだけです。それが不特定多数の大衆が入手するために複製された時点で、複製されたソレはもう芸術ではないんですよ。


だからこそ芸術と芸能というのは明確に分けて考えなくてはダメで、そもそも我々が愛するロックだのメタルだのっていう近代音楽は紛れもなく芸能、しかも大衆の娯楽と快癒の為に販売されて来た大衆芸能であるっていうのがホントなわけです。


そこのところを忘れちゃダメなんですよ。


『メイト』はそういうのをすっと呆けてしたり顔で若い人達に『BABYMETALは総合芸術』とか言うトンデモ論を押し付けるでしょう?


自分が思うだけならいざ知らず、後進にソレを押し付けるのって、まるで


TOKAIのレスポールはGibsonよりいいんだぞおじさん』


みたいじゃないですかーやだ〜!


あ、同じ世代か(笑)


バカも休み休みYeah!


ジャンジャン♪


Mahalo!