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たかあきらのブログ

郷ひろみ、ロック、小説、熟女が大好き

               千年の孤独

 

1987年3月発売  売り上げ1.1万枚  オリコン最高68位

 

「千年の孤独」は売れなかった曲だが、「2億4千万の瞳」以降では結構数多くTVで見たという記憶がある。 シングルをリリースする間隔も広くなって長い期間歌っていたからという理由もあるからだろうか。 黒のスーツにグラサン姿でスタインバーガーを持つ新しいスタイルの郷ひろみという印象だったが、確かに何をやっても郷ひろみはカッコいいが、私の求める郷ひろみは、それではなかった。

 

山口百恵さんという昭和の大スターがいるが、私が思うに彼女は自分の限界を知っていた非常に

クレバーな人だったと思う。 なぜなら彼女の伸びしろは、歌手としても女優としてもあそこが

限界だったと思うから。 どちらにしても彼女は結婚と共に引退しただろうけど、落ち目になる前に結婚を契機にスターとして伝説になる道を選んで正解だった。

 

自分の才能の限界を知っていたクレバーな山口百恵。 自分の才能を諦めたけどプライドは捨てきれない沢田研二。 自分の才能に余裕があり過ぎた西城秀樹。 自分の才能が枯れてマイペースを選んだ野口五郎。 などと勝手な事を言って申し訳ないが、この当時の郷ひろみを言えば、

自分の才能があるのに、それ以外の事をやりたがった郷ひろみという事になるのか。

 

その他に、この頃の思い出は、前の年の86年の事になるが、郷ひろみと二谷友里恵さんの婚約

記者会見の時だったかな、友里恵さんが「郷ひろみはファンのみなさんにお願いします。 私は

原武裕美を支えます」と発言したけど、ファンの人達は、郷ひろみと原武裕美は同化してしまっていて、もうほとんど原武裕美の部分は残ってないと理解しているのに、友里恵さんは何も分かってないようだけど大丈夫かなと思った事だ。 まぁ案の定だったけど・・・。

               神話 / MSG

 

マイケル・シェンカーのアルバムと云えば、1stの「神 帰ってきたフライング・アロウ」を

挙げる人が一番多いのではないかと思うし、グラハム・ボネットが参加した3rdの「黙示録」を

推す人もいるだろう。 でも、私はこの2ndアルバムの「神話」が一番好きだ。

 

マイケル・シェンカー、ゲイリー・バーデン、コージー・パウエル、クリス・グレン、ポール・レイモンドの5人が、私はMSG最強だと思う。 ヴォーカルのゲイリー・バーデンは、ダミ声で声域がハードロックのヴォーカリストにしては少し狭いと思うが、ゲイリーの当時の声質と

ヴォーカルのメロディーラインは、UFOやスコーピオンズを含めたマイケル・シェンカー史上

最高のマッチングだと思う。 ゲイリーが参加しているMSGの初期の3枚のヴォーカルラインは、ゲイリー自身が作ったものだろうか。 もしそうならゲイリーの才能は本当に素晴らしいものがあると思う。 その他には、ポール・レイモンドの書いた「ネバー・トラスト・ア・ストレンジャー」も凄くいい曲で、収録されている曲は、どれもまったく捨て曲が1曲もない。

 

このように「神話」は、全曲大好きなのだが、アメリカでのヒットを狙ったためかサウンド的にオーバープロデュース気味で、マイケルのハードなギターの音も、コージーのパワフルなドラムの音も、こじんまりとまとめてしまって、当時コージー・パウエルが、「せっかくマイケルが素晴らしいブリティッシュ・ロックを書いたのに、プロデューサーが全部ダメにした」みたいな事を言っていたが、私も同じくこのアルバムは、もっとラウドにリミックスしたら更に良くなるのは間違いないと思う。 しかし、どちらにしてもこの「神話」は、ハードロックの名盤であることに変わりはない。 

               COOL

 

1985年10月発売  売り上げ ー  オリコン最高 ー

 

大江千里さん作詞作曲の「Cool」は、いい曲で好きなんだけど、やはりサウンドがシンプル

過ぎて私には物足りない。 こういうあっさりしたサウンドが80年代テイストなのか。

でも、シンプルなわりに郷ひろみのアクションは大きくて軽快で見た目でも大いに楽しませてくれた曲だ。

 

この頃に最初の奥さんである二谷友里恵さんと出会っているのだが、郷ひろみは以前から女性の

好みを、知的で自分自身をしっかり持った自立した女性と言っているが、確かに山口百恵さんも、松田聖子も、二谷友里恵さんも、大根田名美さんも、そんなイメージの女性だし(松田聖子が知的かどうかは甚だ疑問だが)、きっとドロシーさんも、徳武利奈さんもそうなんだろう。

 

でも、それは要は``強い女性``という事だから、何事も郷ひろみの意のままにはいかず、

結局は、相手の方から郷ひろみの元を離れていってしまう事になるのか。

郷ひろみは、真面目でストイックな性格だけど、そのストイックさが柔軟性に欠けるといった

欠点があり、それが女性と長くは上手くはいかなかったり、芸能界での親友は1人もいないに

繫がるのかな。 でも、そのストイックさが郷ひろみを作り上げ、あそこまで押し上げたというのもまた事実である。

 

そして、郷ひろみは86年3月に活動休止して渡米してしまうが、その理由が英語の上達、歌やダンスの上達というのもあるのだろうけど、84年末から85年もずっと新しい郷ひろみを打ち出そうとしてきたが、レコード売り上げやコンサートの観客動員の減少で上手くいかず大きく

低迷してしまい、ここで一旦インターバルを置いて、以前の「お嫁サンバ」などに代表される

郷ひろみとは区切りをつけたいという思いからだったのだろうか。

              サファイア・ブルー

 

1985年8月発売  売り上げ1.6万枚  オリコン最高42位

 

この「サファイア・ブルー」は、おそらくファンしか知らない曲だろうけど私は大好きな曲で

隠れた名曲だと思う。 身に凍みる冬の寒さ、恋人に別れを告げられた男の辛さ、悲しさ。

そして、男は船の上から独り静かに恋に別れを告げる。 海に沈む青いリング・・・。 

曲全体をサファイアの深く青い冷たさが覆っている。 凄く雰囲気のあるいい曲だと思う。

 

やはりこの曲は、あの人との事が心をよぎる。

自分は別れたつもりがなくても、相手が一方的に別離宣言って、言われた方はいったいどんな

気持ちになるんだろうなぁ。 人間不信・・・。 私はされた事がないからよく分からないが、

この85年の上半期は、そんなに以前ほどTV出演はしてないが、あの頃の郷ひろみは、ほとんど笑顔なんて見せてなかったような気がする。

 

別れた相手は、すぐに次の相手と結婚って幸せそうに笑っていたけど、

そんなのが耳に入ってきても郷ひろみは一切何も言わずぐっと堪えて男だったなぁ。

あの一件で郷ひろみは男としての株を上げ、反対に相手の株が下がったのは間違いない。

そしてまた、あの辛い経験も郷ひろみの歌にきっと生かされているのだろう。

人間万事塞翁が馬(人間何が禍し何が幸いするのか予測がつかない)

                CHARISMA

 

1985年5月発売  売り上げ ー  オリコン最高 ー

 

「CHARISMA」は、郷ひろみのファン以外ほとんど誰も知らないかもしれない曲だけど、

郷ひろみ作詞、井上大輔さん作曲の非常にカッコいい曲だ。 「2億4千万の瞳」も井上大輔さん

の作曲だが、井上さんの作る曲はピュアでストレートでカッコいい。

ただ、これは私の好みなのだが、私は重圧なサウンドが好きだから大村雅朗さんのアレンジが、「CHARISMA」のようなスケールの大きな曲には若干サウンドがシンプルなのが少し残念。

この曲は、2022年のツアーでも歌われていたけど、その時のサウンドはシングル原曲よりずっと良かった。(直樹さんグッジョブ)

 

85年に入ってもうこの頃は、郷ひろみが歌謡曲の王道、娯楽の真髄で一般大衆も楽しませようという意識は薄れて、一般ウケしなくてもいいから、今ままでの郷ひろみを軌道修正して新たな

郷ひろみの音楽を構築していこう、自分のやりたい事をしよう、そっちにファンを引っ張って行こうというスタンスだったし、レコード会社もリリースする曲を、しっかりプロモーションして

ヒットさせようという感じでもなかった。 正直、事務所もレコード会社も郷ひろみの路線変更には諸手を挙げて賛成ではなかったと思う。 私は郷ひろみが自分のやりたい趣味の世界に向かっていて、日本の音楽シーンの第一線から一歩引いた感じがして寂しかった。

 

あの時、私は郷ひろみが、どこまで本気で行く気なのかよく分からないでいたが、クールでカッコいい洋楽のような音楽を聴くのなら、別に郷ひろみを聴かなくても最初から洋楽アーティストの曲を聴くし、もっと郷ひろみにしかやれない事をやればいいのに、「男の子女の子」や「お嫁

サンバ」「2億4千万の瞳」は、郷ひろみにしか歌えないんだと心で訴えていた。