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たかあきらのブログ

郷ひろみ、ロック、小説、熟女が大好き

                泣けばいい

 

1995年6月発売  売り上げ5.2万枚  オリコン最高29位

 

この「泣けばいい」もTVで見た記憶があるようなないような。

特にどうという事はないポップバラードで、改めて聴いてみてもタクシーをタクスィーと発音する所以外は印象に残らない。 バラードで三作連続ヒットしたから4匹目のドジョウを狙うのなら、前回も書いたけど「逢いたくてしかたない」のカップリングの「忘れられないひと」を第4

弾としてリリースした方がヒットの可能性があったと思う。

 

当時の私はバラードが三作連続ヒットした事は凄く嬉しかったけど、そのおかげで郷ひろみが

バラード歌手になってしまうんじゃないかと少し心配もしていた。

確かに30代の頃の郷ひろみのリリースする曲は、どの曲も洗練された優れた楽曲だと思うし、

郷ひろみの歌唱力もUPし、声質も艶と深みを増しつつあった頃だから歌手として着実にレベルを上げてきていたと思う。  私は、この頃の郷ひろみのライブは見てないのが残念だ。

 

そして、ここ近年(15年近く?)のライブでは、シングル曲中心のライブ構成だと思うが、それまではアルバムからの曲や海外アーティストのカバー曲もライブで多く歌われていたと思う。

家族や友人、パートナーに連れられて来た、特に郷ひろみのファンというわけではない人達には、シングルのヒット曲中心の方が知っている曲ばかりで楽しめると思うけど、毎年郷ひろみのライブに行っている人達には、普段なかなか聴けない曲も聴きたいなと思う所だろう。 来てくれたお客さんを全員100%満足させるライブは、なかなか難しくて至難の業なのかもしれない。 

                逢いたくてしかたない

 

1995年4月発売  売り上げ43.5万枚  オリコン最高17位

 

「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」「言えないよ」と、バラード2曲が立て続けにヒッ

トして、郷ひろみのバラードは凄くいいというのが、ファン以外の人達にも次第に浸透してきた

所に、この第3弾の素晴らしい楽曲「逢いたくてしかたない」のコンボは凄く良かった。

 

このバラード三部作は、どの曲もメロディーがいいのは云うまでもないが、心に沁みる歌詞が

物語していて、そういう切ない恋愛経験をした事がある人もない人も胸を打つ切なさが最高なのだ。 何か96年発売の松田聖子の最大のヒット曲「あなたに逢いたくて」が、この「逢いたくてしかたない」のアンサーソングになっているという噂もあるが、そんな事はどうでもいい。

 

カップリングの「忘れられないひと」もバラード三部作に匹敵するほど凄くいい曲で、カップリングじゃなくてバラードの第4弾として出した方が良かったんじゃないかと思う。 ファン以外の人は、こんないい曲があるのを知らない人も多くてかなり勿体ない気がする。

 

そして、バラード三部作の連続ヒットで、郷ひろみは軽快に歌って踊る歌手、バラードが素敵な

歌手という2つのスタイルを完全に確立し、70年代、80年代、90年代とヒット曲を出す事ができて、只の過去に一時代を築いた人気歌手という範疇を超えて芸能界でも数少ない本当の意味でのスターの領域に入ってきたと思う。 しかし、まさか90年代の最後に、それを遥かに上回る強烈過ぎるダメ押しがあるとは私も思ってなかったが。

 

思えば70年代に歌番組に出まくっていた人気歌手の中で、80年代も90年代もヒット曲を出せて第一線で生き残れていたのは、男女両方を見ても五木ひろしさんと郷ひろみぐらいしかいないんじゃないだろうか。

 

                言えないよ

 

1994年5月発売  売り上げ36.6万枚  オリコン最高27位

 

「言えないよ」は、「2億4千万の瞳」と並ぶ郷ひろみ最大の代表曲だろう。

相手と友達のような関係で近すぎて伝えられない切なくて苦しい胸の想いの歌詞を、洗練された

メロディーに乗せて歌い上げる絶品珠玉のバラードで、30代後半の郷ひろみが、若い世代の男性の心情を歌っても何の違和感もなく、ずっと今も、そしてこれからもこの曲は、あらゆる世代の人達の心を捉えて離さないだろう。

 

郷ひろみの全盛期は、やはりトップアイドルだった70年代だと思うが、郷ひろみの最大の代表曲が、その全盛期の70年代ではなく80年代と90年代に生まれていて、しかも、その2曲共が郷ひろみの最大のヒット曲ではないという、やはり郷ひろみは、日本の音楽シーンに於いても

稀有な存在で、記録より記憶に残るスーパースターたる所以だろう。

 

この「言えないよ」を歌っている頃の記憶で、郷ひろみが土曜朝の旅番組に出演してハワイを紹介していたのを憶えているのだが、土曜朝の旅番組と云えば神田正輝さんの「旅サラダ」があるが、まさか郷ひろみが神田正輝さんの番組に出たのか? 別に神田さんと共演しても何も問題はないと思うが、神田さんと云えば、私は郷ひろみと神田沙也加さんとの何かコラボが見たかったなぁ。もう叶わないけど。 私が大好きな橋本環奈さんとの共演は、昨年末の紅白の「林檎殺人事件」で実現したから凄く嬉しかった。 また何かで橋本環奈さんと共演してほしい。

                僕がどんなに君を好きか、君は知らない

 

1993年1月発売  売り上げ17.7万枚  オリコン最高43位

 

「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」は、最初は長いタイトルの曲だなと思い、聴いてみたら凄くいい曲なんだけど、正直そんなにヒットするとは思わなかった。

でも、おそらく有線から火が着いて時間をかけてじわりじわりと売り上げを伸ばしていったから、そこそこのスマッシュヒットのわりにオリコンチャートは大して上がらなかったのだろう。

 

郷ひろみは何故、アイドル全盛期をとうに過ぎた30代後半で9年ぶりにヒットを出す事ができたのか。 それは、実るはずない辛い恋をしている男の苦悩する胸中を歌った歌詞を含む優れた

楽曲と、郷ひろみの根強い人気があったからというのもあるだろうけど、私は郷ひろみの声というのも大きな要因なのではないかと思う。

20代の頃の郷ひろみの声は確かに変だったが、30代後半で声が少しづつ成熟に向かっている

頃で、上手くは説明できないのだけど郷ひろみの声は、どの時代にも、どの世代にもマッチする

時代と世代を超えたある種の心地良さを有しているように思う。

 

引き合いに出して申し訳ないが、西城秀樹があんなに歌が上手くて表現力も素晴らしいのに20代以降ヒット曲が出なかったのは、楽曲に恵まれなかったからというのもあるだろうけど、秀樹の歌声(情熱的で熱苦しい)が、もう時代にそぐわなくなっていたからと云うと、逆説的に郷ひろみが時代々でヒット曲を出せた説明として分かりやすいかもしれない。

               舞踏への誘い / エンジェル

 

エンジェルの1stアルバム「天使の美学」は、70年代ハードロックの名盤だと思うが、この

77年の初来日と同時に発売された3rdアルバム「舞踏への誘い」は、エンジェルの最高傑作だと思う。 プロデューサーに、ジミー・ヘンドリックス、キッス、レッド・ツェッペリンなどの作品で有名なエディー・クレイマーを迎え、いよいよカサブランカ・レコードも本気でエンジェルを売ろうとプッシュしてきたという感じだった。

 

収録曲は、ハードな曲、ポップな曲、美しい曲、幻想的な曲とバラエティーに富んでいて非常に

クオリティーの高い内容だ。 1曲目のハードな「キャン・ユー・フィール・イット」、メロディーが秀逸な「テレフォン・エクスチェンジ」、ZEP的でアルバムの中でも特に強力なナンバーの「ホワイト・ライトニング」、そして「オン・ザ・ロックス」らは、ライブでも重要なナンバーになっているが、その他にも、私がこのアルバムの中でも一番好きな非常に美しい曲の「ユアー・ノット・フォーリング・ミー」、独特のポップスセンスが光る「ザット・マジック・タッチ」、パープル的でハードな「キャスト・ザ・ファースト・ストーン」、グレッグ・ジェフリアの趣味が炸裂するプログレな「ジャスト・ア・ドリーム」と、盛り沢山のいい曲が目白押しだ。

 

エンジェルは、本国アメリカでもそんなにビッグネームではないけれど、このアルバムだけに於いてはエアロスミスと肩を並べるくらいの、少なくともキッスのアルバムは軽く超えている素晴らしい出来だと思う。 ちなみにエンジェルは、アルバムを発表してのツアーごとに純白の衣装を新調して替えていたが、この「舞踏への誘い」のツアーの時の衣装が一番カッコ良かった。

(特にパンキー・メドウスの衣装がカッコいい)