逢いたくてしかたない / 郷ひろみ(67) | たかあきらのブログ

たかあきらのブログ

ロック好き、小説好き、熟女好き

                逢いたくてしかたない

 

1995年4月発売  売り上げ43.5万枚  オリコン最高17位

 

「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」「言えないよ」と、バラード2曲が立て続けにヒッ

トして、郷ひろみのバラードは凄くいいというのが、ファン以外の人達にも次第に浸透してきた

所に、この第3弾の素晴らしい楽曲「逢いたくてしかたない」のコンボは凄く良かった。

 

このバラード三部作は、どの曲もメロディーがいいのは云うまでもないが、心に沁みる歌詞が

物語していて、そういう切ない恋愛経験をした事がある人もない人も胸を打つ切なさが最高なのだ。 何か96年発売の松田聖子の最大のヒット曲「あなたに逢いたくて」が、この「逢いたくてしかたない」のアンサーソングになっているという噂もあるが、そんな事はどうでもいい。

 

カップリングの「忘れられないひと」もバラード三部作に匹敵するほど凄くいい曲で、カップリングじゃなくてバラードの第4弾として出した方が良かったんじゃないかと思う。 ファン以外の人は、こんないい曲があるのを知らない人も多くてかなり勿体ない気がする。

 

そして、バラード三部作の連続ヒットで、郷ひろみは軽快に歌って踊る歌手、バラードが素敵な

歌手という2つのスタイルを完全に確立し、70年代、80年代、90年代とヒット曲を出す事ができて、只の過去に一時代を築いた人気歌手という範疇を超えて芸能界でも数少ない本当の意味でのスターの領域に入ってきたと思う。 しかし、まさか90年代の最後に、それを遥かに上回る強烈過ぎるダメ押しがあるとは私も思ってなかったが。

 

思えば70年代に歌番組に出まくっていた人気歌手の中で、80年代も90年代もヒット曲を出せて第一線で生き残れていたのは、男女両方を見ても五木ひろしさんと郷ひろみぐらいしかいないんじゃないだろうか。