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義足ゴルファー 新・アスリートへの道

義足ゴルファーのマコが試行錯誤しながらアスリートを目指す日々を徒然なるままに綴る日記
昔のブログはこちら→http://blog.golfdigest.co.jp/user/mccormack/

ここのところバタバタとしており、更新が滞っておりました。失礼しました。
今日は、前回の続きで中国四国大会のことを書こうと思っていたのですが、大会の際に撮影した動画を見ていて、ちょっとその動画を紹介したくなりました。

仲間の生き生きとしたスイングを見れば、きっと今、突然襲ってきた理不尽な出来事に心が押しつぶされそうになっている人にも、ほんの少しかもしれないけど、小さな勇気を与えることはできるんじゃないか、そう思ったからです。
編集技術もなく、そもそも動画素材がほとんどなかったので、たいした物はできなかったけれど。

あきらめなければ何でもできる。そう少しでも感じていただければ。。。
JustGivingを通じて震災支援をしています。ぜひ寄付をお願いします。


前回の続きです。

ずっと自分には何ができるのか?そう考えていたときに頭に浮かんだのは、DGAも支援先団体として登録しているファンドレイジング(寄付・募金集め)のためのツールを提供するJustGivingを活用することでした。

これまでJustGivingのプラットフォームを使って、障害者ゴルフに対する支援の輪をゴルフ界で広げることを考え、さまざまな動きをしていたのですが、それを震災支援に使えないか?これを使ってゴルフ界で震災支援の輪を広げられないだろうか?と考え始めました。

そんな時、久保谷健一プロ、甲田良美プロ、竹村真琴プロのコーチされている石井忍プロから連絡をいただきました。
その時の記事はこちらです。

石井プロと話し、JustGivingを使って震災の支援をすることを決めました。また、支援先として、国内の大規模災害時に迅速で効果的な支援を行うための NPO/NGO・企業・政府・行政の連携組織である公益社団法人のCIVIC FORCEを推薦しました。CIVIC FORCEの理事に私の尊敬する先輩/友人がいること、またチャリティー・プラットフォームの代表理事でJustGivingの業務執行理事の佐藤さんもCIVIC FORCEと連携し、震災支援のために迅速に対応されていたので、間違いなく集めた寄付が有効に使われていると思ったからです。

CIVIC FORCEで活動する先輩やJustGivingの佐藤さんから入る彼らの活動情報も適時、石井プロに伝え、多くの支援者に伝えていただいています。

多くの寄付が集まるようお互いにTwitterやブログで情報発信しようと話し合いました。


(そうした経緯で、私はプロゴルファーではありませんが、石井プロのチームに薗田峻輔プロと一緒に参加させてもらっています。

私のチャレンジはこちら

おかげさまで、私が設定した目標金額もわずか5日で達成することができました。これもひとえに今回起こった未曾有の震災に対して同じ思いを持ち、賛同してくれた多くの皆さんのおかげです。
この場を借りて御礼申しあげます。

目標金額に達しましたが、引き続き寄付は受け付けていますので、小額で結構ですので、同じ思いを持ち、今回のチャレンジに賛同していただける方がいたらぜひお願いします。)


石井プロと電話で連絡を取りつつ、大会の前夜祭に出席しました。
前夜祭では、時間をお借りして、私から少し寄付についてお話させていただきました。ここで話したのは、障害者ゴルフの現状と、今後の活動に対して支援のお願いがメインでした。
もともと、震災が起こる前からDGAに対するファンドレイジング活動をスタートさせ、さまざまな動きをとってきていたからです。

ただこの状況で、この場で震災への支援でなく、障害者ゴルフに対する支援の話をすることに、多少の逡巡がありました。震災が落ち着いても本当の復興まではまだまだ時間がかかります。記憶を風化させることなく、支援を途切れず続けることが重要です。ですので息の長い支援が必要なので、震災への支援を第一に考え、ただわれわれのことも頭の片隅に、、、といいましたが、ちょっと空気が読めないようなスピーチになってしまったかなと、ちょっと反省しました。

ただ、われわれの活動にもこれまでと同様に支援が必要であるし、今後、活動の幅を広げていくためにも更なる支援が必要なのです。ですので、皆さんに私の真意が少しでも伝わればなあと思っています。

前夜祭が終わった後、すぐに部屋に戻りPCを立ち上げ、自分もJustGivingで新たにチャレンジを立ち上げました。
そのとき、日本中の多くの方が支援をしようと思い立ったのでしょう。JustGivingのサイトがアクセス集中で大変重くなり、なかなか設定ができず苦労しました。(ちなみにJustGivingによると、JustGivingで震災後に立ったチャレンジ数/寄付集め挑戦者は約1400人、寄付件数は約2万件だそうです。)

そんなこんなで大会前夜は過ぎていきました。

つづく
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前日の疲れからか、宿に入りシャワーを浴びるとすぐに眠りに落ち、睡眠はばっちりで、大会前日の練習ラウンドに臨みました。

だが、残念ながら地震の影響で到着しているはずのゴルフバックが届いておらず、本日も借りたクラブで練習ラウンドとなってしまいました。

この時点で、最悪、大会も借り物のクラブでラウンドしなければならないのを覚悟していました。

大会の会場は、山口県は宇部72カントリークラブの江畑池コース。ロバート・ボン・ヘギーが設計した非常に戦略性に飛んだコース。ティーグラウンド以外は平坦なところはひとつもない。
フェアウィーに球が飛んでも傾斜でラフや池に。乾いた硬いフェアウェーに距離感も惑わされ、たとえフェアウェーにとまっても、うねった地形に、少しも気の抜けないショットが常に要求されます。



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慣れないクラブで、とにかくコース戦略をどう立てるかを考えることに集中しながらのラウンド。
基本かもしれないけど、グリーンから逆算して戦略を立てなければ、とても攻略できない、そんなコースです。

ワンショットのミスには、きちんと1打の罰をいただくくらいの気持ちがちょうどよく、ミスを取り戻そうと思えば、深みにはまっていく感じでしょうか。とにかく難しい。

そんなコースを一緒に練習ラウンドしていただいたのは、AS太郎さんとKenKenさん、そしてこの宇部72カントリーのメンバーさんのYさん。

Yさんに戦略を教わりながらのラウンドは、とてもためになりました。
また日本障害者オープンゴルフの現役チャンプと元チャンプとのラウンドはとても刺激的。
が、まあ、ぶざまなラウンドをしてしまいました。

乾いた硬い地面にベントのフェアウェーに私の下から入るアッパースイングはまったく通用しませんでした。

アプローチではちゃっくり、ちゃっくり。。。
そんな苦戦する姿に同情したのか、AS太郎さんがいろいろ指導してくれました。

とにかく、ダフらないように構えなさいということ。テイクバックからダウンもダフらないようにスイングすればいいということ。つまりフェースを開いてバンスを使い、アウトサイドインの起動でスイングするということです。
これが単純なようで、以外にできない。
自分で思っている以上にインサイドに引いているらしく、それをアウトに引くのは大根切りしているようなイメージで、どうも体が言うことをきかない。


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ということで、練習ラウンド後も、アプローチグリーンで花粉のことをすっかり忘れて、コツコツやっておりました。

一方で、頭の片隅にやはり震災のことがあり、何かできないかと思っていました。

練習後、事務局に、今回の大会でチャリティーを募りませんかと提案してみました。
事務局の方ももちろん考えに賛同してくれました。しかし、その時点で、関門ブロガーさんが中心となって震災支援のための募金箱を用意して、有志からの募金を募る用意ができていました。
ですので、今回の大会での募金は関門ブロガーさんにお願いすることにしました。

そして、もうひとつあるアイデアが頭に浮かびました。

つづく






3月11日2時45分、会社でミーティング中、私がちょうど、ホワイトボードの前でプレゼンを行っているとき、突然、大きな揺れを感じました。
すぐにこれは普段とは違うと感じ、ミーティングメンバーは会議室を飛び出しました。
とても立っていられる状態ではなかったですぐに近くのデスクの下に身を隠し、そばにあった災害用ヘルメットをかぶる。
その後は、もう仕事どころではなく、オフィスの大きなテレビで報道を見ながら、状況把握に努めるしかありませんでした。

私は、次の日から山口に入り、日本障害者ゴルフ協会(DGA)主催の中国四国障害者オープンゴルフ選手権に参加する予定でした。
フライトは朝の9時25分。最悪、参加を断念するつもりだったが、なるべく参加するようあらゆる手を尽くそうと思っていました。
というのも、今回の大会は、本当に多くのボランティアの方々に支えられて開催される大会だったからです。

DGAメンバーが部ログを始めた初期のころからDGAを応援してくれている関門ブロガーの皆さんがボランティアで参加していただき、さらに、多くの協力者を募ってくれました。また直近では毎日ブログでこの大会のことをPRしてくれていました。

私も一ブロガーとして、彼らの行動にはとても感銘を受けており、こうした支援に応えるためにもなんとしても参加せねば!という気持ちでいっぱいでした。

しかし、都内の交通網は完全にマヒしており、会社から自宅へ帰る手段は徒歩しかありませんでした。
30キロの距離を歩くのは、義足の私としてはかなりつらく、また交通状況も悪いことを考えると、当日中の帰宅はできず、多くの同僚とともに会社にとどまる事になりそうでした。

そんな時、会社から一駅くらいに住む友人が泊めてくれるといってくれ、彼の家にお邪魔して、始発で電車が動いてくれていることを祈っていました。

朝の4時半に友人の家を出て、近くのJRの駅へ。そこには張り紙で朝7時以降にならないと電車が動かないと書いてありました。
7時まで待ち、家に帰って荷物とチケットを取って羽田に向かうとなるとフライトの時間に間に合いません。
万事休すかと思ったらtwitterで京急が動いていることがわかりました。JR田町駅から京急品川駅まで大急ぎで移動。
無事に京急に乗り自宅に帰ることができましたが、すでに7時半。シャワーを浴びてと思ったが、地震の影響でガスが止まっており、もうそのままで、荷物を持って羽田へ。

しかし混乱が続く交通網で羽田に着いたのは9時10分。フライトは9時25分。手続きをして、保安のボディーチェック。義足の私はかならず金属探知機につかまります。ああ、そのチェックがもどかしい。

また、こういうときに限って搭乗ゲートまで遠い。走れないはずの私が、走りました(笑)
なんとか、ぎりぎりセーフで搭乗できました。汗だく。

こうして大変な思いをしながら山口県は宇部72カントリークラブに入ることができました。
が、ここでもまた問題が。
宅急便で送ったゴルフバックが届いていない。日曜日に練習ラウンドの予定なので土曜日の夕方には到着してるはずが、その日に到着はなくなりました。日曜日に届くかも未定とのことでした。

仕方ないので、金曜日の昼から現地入りしているDGA佐藤代表のクラブを借りて、その日は練習にあてました。

ここまで、自分であの揺れを経験していながらも、山口入りしたことを特に疑問に思っていませんでした。山口はとても平和な空気が流れていたのも影響したかもしれません。

しかし夜、宿に入りテレビを見たり、ネットから入る情報を見ているうちに、夜が明けた宮城県の様子が生々しく映し出され、その惨状を知ることになる。
それを見ているうちに、なにか、いてもたってもいられない気持ちになりました。何かしないといけない。自分には何ができるだろうか、という思いがどんどん募ってきました。


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つづく






昨日の記事の続きです。

JustGivingを通じた復興支援の輪がゴルファーの間でも広がっています。

石井忍プロのチャレンジには既に183000円も集まっており、1日経たずに目標金額の10万円を突破しました。

また石井プロの尽力で、女子プロの甲田良美さんがチャレンジを始めました。
チャレンジはこちら

そして、男子プロにも輪が広がっています。
石井プロからこうした復興支援の話を聞いた若手プロの筆頭でもある薗田峻輔プロもチャレンジを始めました。
チャレンジはこちら

他にもJustGivingのGolf for Charityのページには、プロゴルファーから一般ゴルファーまで、
おおくの方がゴルフを通じた復興支援をスタートしています。

ちなにみプロでは、有村智恵プロ、宮里美香プロ、綾田紘子プロがJustGivingで寄付を募っています。

もっともっと大きな輪になれば良いな!