中国四国大会 その1 | 義足ゴルファー 新・アスリートへの道

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義足ゴルファーのマコが試行錯誤しながらアスリートを目指す日々を徒然なるままに綴る日記
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3月11日2時45分、会社でミーティング中、私がちょうど、ホワイトボードの前でプレゼンを行っているとき、突然、大きな揺れを感じました。
すぐにこれは普段とは違うと感じ、ミーティングメンバーは会議室を飛び出しました。
とても立っていられる状態ではなかったですぐに近くのデスクの下に身を隠し、そばにあった災害用ヘルメットをかぶる。
その後は、もう仕事どころではなく、オフィスの大きなテレビで報道を見ながら、状況把握に努めるしかありませんでした。

私は、次の日から山口に入り、日本障害者ゴルフ協会(DGA)主催の中国四国障害者オープンゴルフ選手権に参加する予定でした。
フライトは朝の9時25分。最悪、参加を断念するつもりだったが、なるべく参加するようあらゆる手を尽くそうと思っていました。
というのも、今回の大会は、本当に多くのボランティアの方々に支えられて開催される大会だったからです。

DGAメンバーが部ログを始めた初期のころからDGAを応援してくれている関門ブロガーの皆さんがボランティアで参加していただき、さらに、多くの協力者を募ってくれました。また直近では毎日ブログでこの大会のことをPRしてくれていました。

私も一ブロガーとして、彼らの行動にはとても感銘を受けており、こうした支援に応えるためにもなんとしても参加せねば!という気持ちでいっぱいでした。

しかし、都内の交通網は完全にマヒしており、会社から自宅へ帰る手段は徒歩しかありませんでした。
30キロの距離を歩くのは、義足の私としてはかなりつらく、また交通状況も悪いことを考えると、当日中の帰宅はできず、多くの同僚とともに会社にとどまる事になりそうでした。

そんな時、会社から一駅くらいに住む友人が泊めてくれるといってくれ、彼の家にお邪魔して、始発で電車が動いてくれていることを祈っていました。

朝の4時半に友人の家を出て、近くのJRの駅へ。そこには張り紙で朝7時以降にならないと電車が動かないと書いてありました。
7時まで待ち、家に帰って荷物とチケットを取って羽田に向かうとなるとフライトの時間に間に合いません。
万事休すかと思ったらtwitterで京急が動いていることがわかりました。JR田町駅から京急品川駅まで大急ぎで移動。
無事に京急に乗り自宅に帰ることができましたが、すでに7時半。シャワーを浴びてと思ったが、地震の影響でガスが止まっており、もうそのままで、荷物を持って羽田へ。

しかし混乱が続く交通網で羽田に着いたのは9時10分。フライトは9時25分。手続きをして、保安のボディーチェック。義足の私はかならず金属探知機につかまります。ああ、そのチェックがもどかしい。

また、こういうときに限って搭乗ゲートまで遠い。走れないはずの私が、走りました(笑)
なんとか、ぎりぎりセーフで搭乗できました。汗だく。

こうして大変な思いをしながら山口県は宇部72カントリークラブに入ることができました。
が、ここでもまた問題が。
宅急便で送ったゴルフバックが届いていない。日曜日に練習ラウンドの予定なので土曜日の夕方には到着してるはずが、その日に到着はなくなりました。日曜日に届くかも未定とのことでした。

仕方ないので、金曜日の昼から現地入りしているDGA佐藤代表のクラブを借りて、その日は練習にあてました。

ここまで、自分であの揺れを経験していながらも、山口入りしたことを特に疑問に思っていませんでした。山口はとても平和な空気が流れていたのも影響したかもしれません。

しかし夜、宿に入りテレビを見たり、ネットから入る情報を見ているうちに、夜が明けた宮城県の様子が生々しく映し出され、その惨状を知ることになる。
それを見ているうちに、なにか、いてもたってもいられない気持ちになりました。何かしないといけない。自分には何ができるだろうか、という思いがどんどん募ってきました。


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つづく