大阪音楽大学の吹奏楽を聴いてきましたー♪
2022年3月5日(土)18:00開演(17:00開場)
ザ・シンフォニーホール
大阪音楽大学
第53回 吹奏楽演奏会
1年ぶりの大阪音大の吹奏楽。
昨年の様子はこちら(↓)。
そう、大音の吹奏楽定期は、作曲者ご自身がご自分の作品を指揮されるという特色のあるもので、昨年は高昌帥さんの作品を、ご本人が指揮されました(↑)。
そして今回は、ヨハン・デ・メイさんが来られて指揮されるということで組まれたオール・ヨハン・デ・メイ・プログラム。
ところが、、、。
※国外からの渡航制限の影響により、この公演の指揮者は、ヨハン・デ・メイから小野川昭博(特任准教授)に変更になりました(2022.1.11更新)---大阪音大HPより
そうなのです。
プログラムはそのままに、急きょ指揮者が小野川昭博さんに変更となりました。
~プログラム~
♪サンマルコのこだま
♪パッチワーク・リスティッチド(吹奏楽版 日本初演)
1.Lento-Allegro con spirito
2.Nocturne
3.Dance
♪ダ・ヴィンチ
1.The Vitruvian Man
2.Mona Lisa
3.Vola,vola!(Ⅰ)
4.Macchinario
5.Vola,vola!(Ⅱ)
♪エクストリーム・メイクオーバー
~チャイコフスキーの主題による変容~
--休憩--
♪交響曲 第1番「指輪物語」
Ⅰ.魔法使いガンダルフ
Ⅱ.エルフの森ロスローリエン
Ⅲ.ゴラム(スメアゴル)
Ⅳ.暗闇の旅
a.モリアの坑道
b.カザド=デュムの橋
Ⅴ.ホビット族
まずは、小野川先生!
お疲れさまでしたー!!!
「サンマルコのこだま」が2016年、「パッチワーク・リスティッチド」は吹奏楽版では日本初演、「ダ・ヴィンチ」が2018年、という、新しい曲が続きます。
そして、「エクストリーム・メイクオーバー ~チャイコフスキーの主題による変容~」という複雑な曲、休憩を挟んで大曲であり難曲である「指輪物語」。
作曲者の意向を汲み取り、どのように表現するか、、、。
本当に大変だったろうと思います。
きっちりスコアに忠実に、デ・メイの世界観を大切にした指揮はさすがでした!!!ブラボー!!!
さて、演奏ですが、吹奏楽でありながら、全プログラムにチェロが配置されていることにまず驚きました。
これは作曲者の要望によるものだそうで、アメリカ空軍バンドの編成にはチェロがはいっているとのこと。
「サンマルコのこだま」は、なんと、あのジョバンニ・ガブリエリの「第7旋法による8声のカンツォンNo.2」!!!
この金管8重奏の旋律を用いて、ガブリエリへのオマージュとして作曲されたそうです。
もともと好きな曲ではありましたが、前に港高校がアンサンブル・コンテストにこの曲で出場したので、いっそう大好きになったんです
(↑もう5年以上前になるんですねぇ。月日の流れはホント早い)
今回は、とても迫力のある演奏を聴かせていただきました!
また、デ・メイさんの実験的というか、新しいアイディアが散りばめられた音楽を聴いて、“新しい吹奏楽”に触れられたように感じました。
お疲れさまでしたー!!!
会場で、TM先輩(Tb.)やFT先輩(Tp.)にお会いし、久しぶりにお話しできてうれしかったです!
ありがとうございました