(つづき)
私:なぜ小さい子供たちに前世の記憶があるのか、っていう話なんですけど。
私:潜在意識と顕在意識の話でいうと、生まれる前に私たちが存在しているのは宇宙=潜在意識の世界です。
そこから母親のお腹の中(トンネルのようなもの)を通ってこちらの世界へやってきます。
母親の子宮の中はまだ潜在意識の世界です。
自分が考えてきたシナリオも全部覚えていますし、前世の記憶もあります。
私:ヒプノセラピーで胎児期退行をすると、みんな自分のシナリオを覚えているんですよ。
外の声も全部聞こえていて。
私:お腹の中にいるときに外で「最初の子は男の子だといいね」なんて話していると、ちゃんと聞こえていて、(じゃあ、私は女だから要らなかったの?)って。
私:「男に生まれてくればよかった」とか、自分が女であることに嫌悪感を抱いていたり、そもそも生まれてこなければよかったと思う人の中には、母親のお腹にいるときに聞いた言葉が原因になっていることもあるんです。
胎児は母親の子宮の中で10か月間かけて、こちらの世界で着るための着ぐるみ(=肉体)を作ります。
完成したらその着ぐるみをまとって出てきます。
私:でも、出てきた赤ちゃんって、寝てばかりいるじゃないですか?
寝てるときって、自分のホームタウン、つまり潜在意識に戻っているんですよね。
私:まだこっちの世界に慣れてないから、潜在意識に戻っている時間の方が長い。
そして時々こっちに来る。
そうやって少しずつ順応していってるような感じがします。
私:3歳ぐらいまでは自分がどこにいるのか、よく分かってないんだと思います。
意識はまだ潜在意識にどっぷり浸かっている。
でもこっちの言葉も聞こえてるし。
私:お腹が空くとか、おむつが濡れて気持ち悪いとか、そういう感覚も同時にわかるから、なんかもうどっちつかずの状態にいるような感じで、現実と非現実の区別がつかないんじゃないかな。
私:だから、赤ちゃんが夜泣きしたり、のけぞって「わ~っ」って泣いてる時って、親は、お腹が空いたのかしら? おむつが濡れてるのかしら? 眠いのかしら?って3次元の原因を探ってるけど、私たちが悪夢を見るのと同じように、前世の記憶の場所へ行って当時の感情を再体験して泣いてたりするんですよ。
私:私も子供が1歳の時、夜中にわ~っ!って泣きながら起き上がって部屋の中を歩き始めることがあって。
私:悪い夢でも見たのかな?と思って「どうしたの?」って抱きしめようとすると、私の顔を見て怯えて、泣きながら逃げるんですよ。
私:今思うと、きっと息子には、私が前世での怖い人に見えていたんでしょうね。
人食い山姥とか、自分を誘拐した犯人とか。
その記憶が残っているから、怖くて逃げ回る。
★以前、赤ちゃんの夜泣きの対処法を「上」に聞いたことがあります
私:幼稚園に入るころには、ご飯を食べたり、お風呂に入ったり、日常生活でやることも増えるし、それ以外にも、ほら、靴を脱ぎなさいとか、お洋服を着替えなさいとか、覚えていくことも増えて。
そうやって、肉体を持つ3次元の「生活」に意識を向ける時間が多くなる。
私:起きている時間が増えて、寝る(=ホームタウンに帰る)のは、夜だけになっていく。
私:心理学では、小学校に上がるころには潜在意識が閉じ始めるって言われてるけど、閉じるというより、自分の意識が3次元の方により強く向き始めるんですよね。
私:こちらの世界でやらなきゃいけないことが多くなるから。
朝になったら起きなさい。歯磨きしなさい、着替えてご飯食べなさい。
登校して、勉強して、集団の中で人と交わって、学校の行事もこなさきゃいけないし。
必然的に潜在意識に向かう時間がどんどん少なくなっていく。
私:あ、今、ヴィジョンが降ってきました。
自分だけのすごく居心地のいい部屋にいる。
その部屋には窓がある。
「窓の外を見てごらん」って。
私:最初は気が向いた時だけ見てたのが、面白い映画を流すからとか、感動する演劇が観られるよって言われて、窓の外を見る時間がどんどん長くなっていって、そのうち一日中見るようになっていくと、
私:自分だけの居心地のよい部屋にいても、それを感じることがなくなって、窓から見える景色にばかり気をとられていく。
私:小学校高学年になる頃には潜在意識の世界のことは忘れてしまって、顕在意識の世界がメインになっていく。
私:もう1日中窓の外を見ているのが自分の日常になってしまっちゃうみたいな、そんな感じですよね。
私:だから、小さい時に前世の記憶があるのは普通のことなんだけど、親はそれを知らないと、対処ができなくてオロオロしちゃう。
私:額(サードアイ)をトントンしたり、「お目目、閉じて~」言ってあげることで、その前世の記憶から意識を逸らすことはできても、その記憶がとても強いものなら「書き換え」までやってあげると有効な気がします。
そういえば、8年前、デンマークへ行ったとき、国際結婚して現地に住んでいる生徒さんの義妹(=Jさん、40代)に会ったときの話です。
Jさんが、幼いころ繰り返し見ていた夢があって、大人になってから忘れていたのに、私たちと会う1年ぐらい前から急にまた見るようになったというのです。
何か意味があるのでしょうか?と聞かれたのですが、その夢というのが、海賊船に乗っていたら嵐で難破したというもの。
場所はデンマーク沖にあるフェロー諸島のそばです。
びっくりしました。
なぜなら私と日本で講座を受けていた生徒さんとのふたりで訪欧したのですが、その目的は現地の生徒さんも含めた3人の海賊時代の過去世解放だったからです。
しかも、フェロー諸島 のそばで嵐の日に難破した過去世なのです!
ってことは、当時、みんな同じ船に乗っていたということです。
子供のときによく見ていた夢を、こんなふうに大人になってから、義妹に生まれ変わってきた当時の仲間と一緒に解放するなんて…
シナリオは本当にうまく作られていますね。
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