(つづき)
★この記事の続きです
もう10年以上前の話ですが、ガイドから「人には与えられたギフトがある」という話をよく聞かされました。
日本人は「減点主義」で考える人が多くて、
「完璧でなくてはいけない」
「自分も(同じように)できなければいけない」
から入るので、
私の講座でも、周りの人を見ては
「あの人はああいうことができるけど、私にはできない」とか
「どうしたらできるようになりますか?」
ってそっちに目を向けがち。
ガイドいわく、
「自分がもらってないギフトに目を向けるのではなくて、もらっているギフトを楽しんで大きくすることを考えてごらん」
って。
できないことばかりを探して「できるようになりたい」「できなければいけない」ではなく、今自分のできること、好き、楽しいと思うこと、得意なことだけをどんどんやっていく。
ヒプノセラピーを学び始めて15年経ちますが、最初に教室に入ったとき。
私には、目に見えない世界の知識が全くありませんでした。
ところが、そこにいた生徒さんたちは生まれつきの霊能者だったり、瞑想を長い間やっていたり、それぞれに知識をお持ちでした。
おまけに過去世を視る練習をすると、見え方は「視覚派」「聴覚派」「感覚派」に分かれるのですが、圧倒的に「視覚派」が多い。
ペアになって練習すると、youtubeのように映像が流れてくる、という人も。
たとえば江戸時代の過去世を視ているときは、まるで自分が江戸時代のスタジオの中を歩いてるかのように、どんどん景色が変わっていくって。
え、そんなに見えるの?って驚いて。
中には食事のシーンで「食卓の上に何がありますか?」って聞くと、「お肉料理とスープのような飲み物が並んでます」と言うので、「お肉を食べてみてください」って言ったら、「わー、おいしい!」と言うのです。
「お酒があります」って言うから、「じゃあ、飲んでみて」って言うと、「飲んだこともないおいしいお酒です」って。
え~?すごい!
私なんて、味も匂いも全然わからない。
なんでそんなことまでわかるんだろう?
過去世だって(今でもそうなのですが)ぼんやりしか見えません。
色もあんまりなくて、セピア色のヴィジョンが一瞬視えたとすると、静止画のままで動かない。
でも、「感覚」でどう展開していってるかはわかるので、こうです、ああです、ってしゃべってるけど。
ヴィジョンは動いてないのです。
それでも…。
面白いことに、さきほどの「江戸の町を歩いてます」って映像でよく視えている人に、「今どんな気持ちで歩いてるの?」って聞くと「気持ちはわからない」と言います。
「ニコニコして歩いてるから嬉しいのかな?」って。
映像はすごく視えているのに、気持ちは一切わからないっていう人もいるし、音は聞こえないから、ガイドのメッセージなどは受け取れないという人もいます。
私はビジョンはあまり見えませんが、気持ちはすごくわかる。
もうその人に同化したのかなっていうぐらい、感情がそのまんま自分の胸に入ってくる。
こんなふうに、人によって千差万別、能力には差があるのです。
今でこそ割り切れてるけど、当時はやっぱり苦しみました。
過去世を見る講座なのに、過去世が見えないのですから。
ここにいちゃいけないのかな、こんな世界に来ちゃいけなかったのかなって、悩んだ時期も。
だけど、やっぱり過去世を視るのが好きで、面白くて、興味深くて、楽しくて楽しくって。
とにかく離れられなかったのです。
ちょどそんなときにセッションに来た人がすごく視える人で、エネルギーワークだってめっちゃくちゃできる人で。
それなのに、もっとこういうことができるようになりたい、みたいなことを言ったら、 ガイドが「できることをどんどんやればいいよ」って言ったんです。
今自分のできることをやっていけば、いつのまにかほかの力もあがっていくって。
15年経ってみればその通りで、潜在意識ってワンネスの世界なので、たとえば過去世を視ることをずっとやっていれば、
ペットとだって
植物とだって、
天使やガイドとだって、
亡くなった人とだって
話せるようになる。
すべて同じ場所にアクセス(=同調)するだけですから、当然といえば当然ですよね。
ヒプノを学び始めて1年半ぐらい経ったころ、いつでも「上」と繋がるようになりたいと思って、
(それまではヒプノセラピーの最中にしか繋がることができなかった)
「神様、私にその力を下さい」ってお願いしたら、すぐにシータヒーリングを習うことになりました。
3日間習ったら、先生が上手かったおかげで、「上」と繋がることができるようになったのですが、有頂天になっていたら「上」から
これはあなたが「上」と繋がるようになるために覚えさせたのだから、人にやってはいけない。
人にやったら、あなたの力が薄くなるって。
仲間のひとりがその意味を紐解いてくれて、
「片手にピンクの石、片手にブルーの石を持っているマサコさんが視える。ひとつがヒプノで、もうひとつがシータですね。自分にもらったギフトの力だけ伸ばせばいいって」
その言葉を忠実に守って、ヒプノ一筋でやってきました。笑
クリスタルヒーリングやエネルギーワークなども、その原理が知りたくて探求はしてきましたが、セッションはヒプノだけです。
とはいっても…
生徒さんたちはすごい人が多くて、なんで自動書記ができるの? なんでそんなこと、すらすら降りてくるの?っていう人もいて、
密かに「私にもあれができるようになりますか?」って聞いてみることもあるのですが、笑
「上」から「いいえ」って。
「あなたは過去世を見る力をもらってるだろう?」って。
やっぱり「生まれ持ったもの」ってあると思うのです。
私はヒプノを習っていたころ、過去世を皆のように視覚で見ることはできませんでしたが、誘導は難なくこなしていました。
クライアントを過去世へ誘導して、台本通りに展開しなくても、たとえ「視えません」「真っ暗です」と言われても、どんな場合もアドリブで乗り切れる。
何も考えていないのですが、口が勝手に動いて誘導していったり、必要な質問をしていくのです。
後々わかったことは、前世でも同じようなことをやっていて、今世ではその続きをやりに来ていた、そして教えに来ていたということです。
それゆえ、コーチングやカウンセリングは勉強してもちっともできませんでした。
悩みを持つ人に同じように質問をしていくだけなのに、言葉が何も出てこないし、何を質問すればよいのかもわからないのです。
自分でも驚きましたが、3次元のツールには向いていないということでしょう。笑
だから、モエさんも「言語化」にこだわらず、今まで学んできたことの中で、「これ楽しい!」「これ、面白い」と思ったことだけやっていけばよいのではないかと思います。
特に潜在意識のツールに関しては、「努力」よりも「ギフトとして持ってきている力」が勝るように思います。
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