さて、みゆきさんのご主人の、「突然意味もなく切れる」のを解放したのですが、
実はみゆきさん自身も、時々わーって怒鳴りたくなるそうです。
普段から感情を抑圧する癖があって、それが溜まるのかもしれません。
そのサブパーソナリティを呼び出してみました。
みゆき:金髪で長い髪の人が出てきました。
なんか魔女のコスプレみたいなの、してますね。
私:その人が「時々怒鳴りたくなるサブパーソナリティ」なの?
みゆき: 違うと言ってますね。案内してるだけって。
私:案内してくれてるのね。じゃあ、あなたについていくので、そのサブパーソナリティのところへ連れていってください。
みゆき:何もない空間にきました。
私:その空間にみゆきさんが時々怒鳴りたくなるエネルギーがあるの?
みゆき:空間の中に何か溶けている感じ。
人かもしれないです。人が溶けかかってるみたい。
私:その空間は何ですか、魔女さん?
みゆき:「閉ざされた空間」ですね。
私:みゆきさんだけの閉ざされた空間?
それとも他の人たちも含めて「閉ざされた空間」っていうのがあるんですか?
みゆき:人類共通です。みんなの抑圧した感情が「人類共通の空間」になってます。
日本人とかが多いんじゃないかなっていう気がします。
私:なるほど。みゆきさんの怒鳴りたくなるサブパーソナリティは、いつからみゆきさんの中に存在するようになったんですか?
みゆき:今世の子供の頃からです。3歳から5歳ぐらいの間かな。
その時に何があったのかを視てみます。
みゆき:環境が変わったんです。弟が生まれて。
私はちょうど保育園に入って環境が一気に変わって。
で、親にも言いたいことが言えず…。
保育園でも結構おとなしくしていたのが伝わってきます。
私:おとなしくしなくちゃいけないって思う何かがあったのかな?
みゆき:やっぱり母親からの「 いい子にしてるのよ」とか、かな…。
直接言われてはいないと思うんですけど。
母はあんまりそういうことを言うタイプじゃないんで。
ただ私がそういう空気をすごい感じとる子だったんでしょうね。
いい子にしないといけないのかなっていう大人の空気を察知するというか。
私:あんまり子どもらしく「わ~っ」とか、騒げないタイプだった?
その言葉に反応したのか、
みゆき:あ、そうだ! 今ふっと出てきた記憶が。
近所の神社でお祭りがあって、兄弟みんなですごく楽しく、わーっ、きゃーって、それこそ珍しく楽しく大きな声ではしゃいでたら、近くに座っていた女の人から「うるさい!」って言われて。
これを鮮明に覚えてるっていう記憶が出てきました。
私:そうなんだ。それ、(影響が)大きそうですね。
そこから自分の気持ちを抑圧するようになっていったかも。
そう言いつつ、私にも同じような記憶がふと蘇りました。
小さいころ、なにかではしゃいでいたら、母から「はしゃいでみっともない」と言われたことです。
はしゃぐのはみっともないんだ、はしゃいだらいけないんだと思って感情を出さなくなったような気がします。
子供は楽しくて無邪気にはしゃいでいただけなのに。
母もインナーチャイルドが半端なくあった人なので、仕方がなかったのだろうなと今なら理解できますが。
みゆきさんの話を聞かなかったら、私もとっくに忘れていた記憶です。
私:うるさいって言われた時、どんな気持ちでしたか?
みゆき:これは自分の記憶の中でもすごく残ってて、やっぱすごいショックだったんですよね。
私:うんうん、わかります。(私もショックだったもん)
じゃあ、この間学んだ「幼児期退行の書き換え」をやってみてください。
みゆき:その女の人がうるさいって言ったら、周りの大人たちが「まだ子供なんだから仕方ないでしょ?」って諭してる。
私:私も全く同じヴィジョンが視えました。笑
うるさいって言った人の隣にいた女の人が、
「何言ってんのよ。子供だからうるさくて当たり前なのよ」って。
そして、みゆきさんに向かって、
「お嬢ちゃん、もっとはしゃいでいいのよ! いっぱい楽しみなさい!」って声をかけてかばってくれた。
私:子供だからはしゃぐのが許されるんだ、って聞こえてきました。
書き換えたらどんな気持ちですか?
みゆき:なんか穏やかな、スッと気持ちが収まった感じですね。
私:魔女さんにお聞きします。もう彼女はさっきの閉ざされた空間にいる必要はないと思うんですけど、離れちゃって大丈夫ですか?
みゆき:まだいろいろあるけどね、って言ってます。
そういう細かいことがたくさん積もって罪悪感みたいなのがすごく大きくなって…。
人の前ではこういうふうに振舞わないといけないとか。
私:じゃあ一括消去をしましょう。
一括消去というのは、こんなふうに何らかの「感情」を解放した際に、過去に経験したことのある「類似の感情」をすべて集めて一気に解放するやり方です。
みゆきさんを誘導しながら、「類似の感情」を集めていきます。
私:どんな感じですか?
みゆき:山のようにうず高く積まれていって、緑色に光ってます。
私:じゃあ、それらを全部光の世界に返してあげてください。
取りこぼしがないように、ハイヤーセルフにも手伝ってもらいます。
最後に「大きいのが残っている」というので、それはハイヤーセルフ自身に消去してもらいました。
潜在意識から多くのエネルギーが一気に抜けたので、光のシャワーを浴びて、抜けた部分を光で埋めて、終了します。
私:どうですか? 何か変わりましたか?
みゆき:なんかすごくすっきりしました。
最後に大きいのが出てきたのは、私自身が引き止めてる、変わるのが怖いみたいな…。
たぶん今までずっと一緒にいたエネルギーだから。
なんか自分が引っ張ってるような感じがしましたね。
さて、これでみゆきさんがどう変わるのか楽しみです。
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