(つづき)
10月11日。
この日、生徒Mさんと京都の下鴨神社へ行ってきました。
今年の春ぐらいから、ミッションの最後にふたりでその神社へ行くと告げられていました。
実は昨年1月にMさんが講座にいらしゃったときから特別なミッションが始まっており、それがこの10月の下鴨神社をもって完了すると教えられていたのです。
とはいえ、未来はちょこちょこ変わりますから、春の時点では本当に下鴨神社へ行くのかどうかも定かではありませんでした。
9月になって、あまりの足の痛みに、急遽京都の整体へ行くことにしたのですが、そのときはMさんから「マサコさんが京都へ行くのならお供させてください」と言われても、「今回ではない気がします」と。
★そのときの記事
今思うと不思議なのですが、体に異変を感じていたので「来月も来た方がいいですか?」と整体の先生に聞くと、「そうですね」って。
しかも、「2枠予約した方がいい」と、
今までそんなことを言われたことがないので、よほど体がおかしくなっていたのでしょうか。
で、2枠を予約して帰宅したのですが、日にちが経つにつれ、体はどんどん元気になっていって、もう整体に行かなくてもいいんじゃないかと思えるぐらい。笑
そのタイミングでMさんから、今春、ある神社へ行ったときに境内で激しく転び、それ以来股関節の調子が悪いと聞いたのです。
「あ、それだ! 私じゃなくて、Mさんが整体へ行かなくちゃいけないんだ!」
Mさんのガイドがさっと手を挙げて「はい」と。
下鴨神社へ行くことも、Mさんが整体へ行くこともすべてお膳立てされていたわけです。笑
というわけで、10月11日の朝。
下鴨神社の前で待ち合わせをしました。
Mさんは京都に前泊し、私は当日の朝早い新幹線で向かいます。
その新幹線の中で、(下鴨神社へ行ったら、どこへ行けばいいの?)と「上」に聞くと、ある光景を視せられました。
広い池に赤いアーチ橋がかかっています。
私はその橋の真ん中に立ち、池の中を覗き込んでいます。
そこに何かが見えているようです。
下鴨神社へ行くのは始めてです。
いつものごとく何も下調べをせずに行ったので、このような池があるのかどうかもわかりません。
敷地に足を踏み入れてすぐに小さなお社が気になりました。
「う~ん、ここが気になる、ここが……」
その辺りだけ独特の波動です。
異次元といってよいかもしれません。
その場所から離れがたいのですが、とりあえず本殿へ向かいます。
私はどこへ行っても、「あ、ここ!」と興味を持ったところ?呼ばれたところ?へしか行かないので、興味がなければ本殿へのお参りすらしません。
いつも一緒にお出かけしている生徒さんたちは慣れていますが、Mさんは私と出かけるのは始めてなので、新鮮で?(笑)驚いたようです。
広い境内を一周しましたが、ほとんど素通り。
そして、やっぱり気になるのは、最初に見たお社。
再びそこへ戻ってきて、
「う~ん、ここが気になる。ここは宇宙と繋がっている場所みたい」
このあと、やるべきことが降ってきたので、その通りのことを行い、「これでOKですか?」と聞くと、Mさんのガイドが「いいえ」と。
私:え~、なんだろう?
あ、そういえば、ここには広い池がなかったけど、新幹線の中で見せられた場所へ行かなくちゃいけないのかな?
その言葉に反応して、Mさんの手がさっと上がり、「はい」を示しています。
そうか、もう一カ所行かなくちゃいけないのか……。
それって、どこだろう?
午後からは整体を予約しています。
お昼を食べたあと、予約時刻に整体院へ行くまでの自由時間は1時間ほどしかありません。
私:ってことは、きっと近場なんだよね?
そのとき思い出したのは、先月(9月)に京都の整体へ行ったときのことです。
私:あのとき、整体院へ向かう電車の中で、「二条城前」というアナウンスを聞いた瞬間、「二条城へ行かなくちゃ!」と飛び降りてダッシュで向かったの。
30分ぐらいしか時間がない中、慌てて大政奉還したときの部屋だけを見てUターンしたんだけど。
実は以前から二条城が気になっていて、地図で場所を確認したことがあります。
そのとき、地図上に「神泉苑」という庭園があったのを思い出しました。
Mさん:私も昨日から何度も『神泉苑』という言葉が浮かぶんです。
私:ってことは、もうそこで決まりだね?
ところが、Mさんのガイドの答えは、はっきりしないのです。
私:その「行かなくちゃいけない場所」って二条城のそばだよね?
ガイド:う~ん……(と煮え切らない)
私:「神泉苑」だよね?
ガイド:う~ん……(と煮え切らない)
Mさん:違うんですかね?
私:でも、ここしか考えられない。写真見ても、私が新幹線の中で見たのと同じだし。
(神泉苑のHPより)
だらだらしていると時間がなくなるので、
私:Mさん、ちょっとスマホ貸してください。
神泉苑を直接見せた方が早いわ。(スマホの画面をガイドに見せる素振りで)行くのは、ここですよね?
ガイド:はい
私:ほらぁ! やっぱりそうじゃない!
Mさん:なぜさっきまではっきりしなかったんですかね?
私:それはきっと、「次元」が違うからだと思う。
私は3次元の感覚で聞いてるし、ガイドさんは時空間が存在しない5次元で答えている。
「そば」って言っても、距離のない次元にいるガイドさんには「そば」の感覚がわからないだろうし。
向こうから見たら、月と地球だって「そば」かもしれないよね。笑
「神泉苑」といっても、今はそう呼ばれてるけど、昔はそんな呼び名じゃなかっただろうし。
そうなんです。
この「次元」の違いが誤解を生んでいることに、なんと1年以上も気付かなかったのです。
ですから、
たとえば「それは過去世ですか?」と聞いても、
「う~ん…」と手が動かないときは、
「違うのか。じゃあ、今世のこと?」
「う~ん…」
「過去世でも今世でもないのか。なんだろう?」
なんてことがしょっちゅうでした。
高次元には時間の概念がないので、ガイドは私の言う「過去世」「今世」という言葉の意味がわからないんですよね~。笑
ガイドさんの「う~ん…」は、私の言っている意味が分からなくて首をひねっていたのです。
まるで言葉の通じない者同士が必死にコミュニケーションを取っているかのようです。笑
そのへんを理解して適切に質問をしないと、
「この仕事をしてもいいですか?」
に対して「いいえ」と手が動き、
「そうか、この仕事じゃないのか」と思っていても、
実際には「いずれそうなるけど、いますぐではない」という意味だったりします。
それでもこうやって私とジェスチャーを使って話す理由を、最近になって教えてくれました。
それは「フィルターがかかる」のを最小限にするためなのだそう。
高次元から受け取る情報というのは、さながら「圧縮データ」のようなもの。
それを3次元で「解凍」すると、①自分なりの概念で解釈し、それを②自分の持つ語彙で表現してしまいます。
これだけでも①②、2回のフィルターがかかってしまうのです。
もしMさんがガイドの答えを直接メッセージとして受け取り、私に伝えると、私は(Mさんによる)①②のフィルターがかかった後の情報をもらうことになってしまいます。
それを避けるためだと教えてくれました。
Mさんはご自分の手がさっと反応するのですから、自分で質問なされば何でも解決出来そうですが、ご自分では質問が浮かばないそうです。
逆に私は質問がどんどん浮かぶので、あれこれ突っ込んで聞くことはできるのですが、自身で答えを得ることはできません。
二人三脚で行うようにシナリオを作ってきたのかもしれません。
だとしたら、面白いことを考えたものだと思います。
さて、こうして目的の神泉苑へ行きました。
苑へ入ってすぐに、年配の男性から声を掛けられました。
「よろしければ10分ぐらいでこの苑の説明をしましょうか?」って。
きた、きた、きた~!
こういうことがよくあるのです。
私は密かに「神の使い」と呼んでいます。
必要なことを伝えてくれるための使者です。
(つづく)
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